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エドラダワーバレッヒェンソーテルヌカスクマチュアード#8ってどんなお酒？

■エドラダワーバレッヒェンソーテルヌカスクマチュアード#8とは？

エドラダワーバレッヒェンソーテルヌカスクマチュアード#8は、エドラダワー蒸溜所で手作りされたおいしいお酒です。
スコットランドで最も小さな蒸溜所と言われていて、職人も3人と少ないのですが一人ひとりが確かな技術を持っていて今でも新しいお酒を開発して頑張ってくれています。
生産量も決して多くはないのですが、樽一つひとつにお酒を詰めるまで丁寧に造っていますので、味は最初の味とフィニッシュの味が変わるなどと一言では表せないさまざまな味がします。
エドラダワーバレッヒェンソーテルヌカスクマチュアード#8は、バレッヒェンというところで造ったお酒で、エドラダワー蒸溜所で造ったお酒ではありません。
1810年にバレッヒェンは創業し、そこからおいしいお酒をどんどんと製造していました。
しかしエドラダワーのように長くは続かず、最後1927年以降はそのままになってしまい、今は荒れてはいるものの当時の建物などが残っています。
2002年にバレッヒェンのお酒の良さを知っているエドラダワーは、その権利を得て発売するようになったのです。
エドラダワーバレッヒェンソーテルヌカスクマチュアード#8は長期熟成モルトですので、寝かせて熟成させたからこそ出るまるやかな味わいがあります。

■エドラダワーのあるスコットランドでのお酒の歴史とは？

スコットランドに本格的に蒸留酒が伝わってきたのは、さかのぼること15世紀頃と言われています。
もうすでに500年も前から蒸留酒はあり、歴史としては本当に古いです。
修道院で造られていた頃は飲んで楽しむお酒としてではなく、医薬品として造られていました。
医療用では造られていたものの、そこから飲んでもおいしそうだと感じ、お酒造りが始まりました。
1627年に初めてロバート・ヘイグが蒸溜業を開始し、のちのジョン・ヘイグ社となります。
魅力的な産業と感じたスコットランド議会は、1644年にウイスキーへの課税も行うようになった程です。
その後1707年になると、イングランドに統一され、課税も原価の30倍前後に税率もアップされてしまったのです。
まともに払っていたら商売にならないと考えたスコットランドの人たちはウイスキーを密造するようになりました。
スモーキーなクセになるあのフレーバーも、節約などの対策からできたものです。
そのうち無色透明ではなく色の付いたウイスキーなどもでき、今のお酒造りにつながっています。
政府の公認にようやくなったのが1824年で、堂々と蒸溜所として営業できるようになりました。

■シグナトリーヴィンテージ社の歴史とは？

エドラダワー蒸溜所は何人もオーナーが変わっているわけですが、今はシグナトリービンテージ社に落ち着いています。
ホテルで勤務中だったときにオーナーがシングルモルトのおいしさに魅了され、そこから兄弟で1988年にシグナトリー社を設立しました。
何回も蒸溜所のオーナーをしたいと思いながらも、争奪戦に失敗していましたが、2002年にようやく努力も実ってエドラダワーのオーナーになれたのです。
そこからはボトルやラベルなども一新し、おいしいお酒を販売してくれています。
エドラダワーでできたおいしいシングルモルトを中心に、おしゃれな瓶に詰めて今も販売してくれています。

■エドラダワー蒸溜所は観光でも人気

日本人でもウイスキー好きである場合やスコットランドに旅行に行く際に立ち寄ることが多いのが、エドラダワー蒸溜所です。
スコットランドの各蒸溜所の観光地の中でも特に人気で、その雰囲気や昔から使っている設備などを見て感動する方も多いです。
場所はピトロッホリー町から少し離れた村と呼べないくらいの、小さな谷間の間に建てられています。
建物の見た目もおしゃれでインスタ映えしそうな、白く塗られた壁に真っ赤なドアの家のようになっているのです。
ひと目見ようと、世界からエドラダワー蒸溜所に遊びに来ています。