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エドラダワー 11年 ストレートフロムザカスク ボルドーの特徴と蒸溜所の歴史

■エドラダワー 11年 ストレートフロムザカスク ボルドーはどんなお酒？

エドラダワー 11年 ストレートフロムザカスク ボルドーは、ストレート・フロム・ザ・カスクシリーズの一つです。
ストレート・フロム・ザ・カスクというのは、熟成させた原酒を樽から出して、そのまますぐに瓶に詰めたものを意味しています。
製造元は、スコットランドのエドラダワー蒸溜所です。
エドラダワー 11年 ストレートフロムザカスク ボルドーは、加水をせずにボトリングされたウイスキーなので、濃厚な味わいが楽しめます。
余韻もやや長めで、重厚感ある味わいのウイスキーです。
エドラダワー 11年 ストレートフロムザカスク ボルドーは、ボルドーワイン樽で長期間熟成してからボトリングしているため、香りもとても豊かです。
そのほかのエドラダワーシリーズのように、香水のように華やかで、ウッディな香りとなっています。

■エドラダワー蒸溜所の歴史についてご紹介

次に、エドラダワー 11年 ストレートフロムザカスク ボルドーを製造しているエドラダワー蒸溜所の歴史や特徴について、簡単にご紹介します。
エドラダワー蒸溜所があるのは、スコットランドのハイランド地方です。
1825年に地元の農家たちが、アソール公から借りた土地を共同利用して、副業的にウイスキー造りを始めたことが、蒸溜所が誕生したキッカケだったと言われています。
1933年になると、ウィリアム・ホワイトリー氏がエドラダワー蒸溜所を買収しました。
1938年にウィリアム・ホワイトリー氏が引退した後は、アーヴィン・レイム氏がオーナーを引き継ぐことになります。
しかし、アーヴィン・レイム氏が亡くなった後、エドラダワー蒸溜所は再び別の会社に買収されることになるのです。
一時期は、フランスのペルノ・リカール社の所有となっていた時期もありました。
2002年7月に、スコットランドのシグナトリー社がエドラダワー蒸溜所を買収して、現在もオーナーとなっています。

■スコットランドで最も小さい蒸溜所

エドラダワー蒸溜所は、スコットランドでは最も小さい蒸溜所です。
スコットランドには、カリラ蒸溜所やアードベッグ蒸溜所など大手や有名な蒸溜所が多いのですが、このエドラダワー蒸溜所では昔から少人数でスコッチ・ウイスキーを作り続けています。
エドラダワー蒸溜所の生産部門には、3名の従業員しかいないため、1週間の生産量は、わずか14樽ほどしかありません。
年間生産量もほかのスコットランド内の蒸溜所と比較すると、圧倒的に少ないです。
そのため、エドラダワー蒸溜所のウイスキーは、希少価値がとても高いのです。
ただ、ウイスキーの生産量は少ないですが、エドラダワー蒸溜所は観光スポットとして人気が高く、国内外から多くのお客さんたちが見学に訪れています。

■エドラダワーの名前の由来

最後に、エドラダワーの名前の由来についてご紹介します。
ゲール語でエドラダワーは、エドレッドの小川という意味になります。
蒸溜所の近くを流れる小川にちなんだ説、スコットランド王だったエドレッドにちなんだ説など、名前の由来についてはいくつかの説があるようです。

■今でも手作りの製法にこだわり続けるエドラダワー蒸溜所

エドラダワー蒸溜所では、現在でも昔からの手作りの製法を用いて、ウイスキー造りを行っています。
古い方法をわざわざ選び、手作業で作られるエドラダワー蒸溜所のウイスキーは、大量生産はできませんが、ほかの蒸溜所には出せない独特の味わいがあります。
エドラダワーには、熱烈なファンが多いのもそれが理由の一つかもしれません。
このエドラダワー 11年 ストレートフロムザカスク ボルドーも、そのような手間をかけて作られた1品です。