menu list買取商品 - キリンウイスキー エバモア 2005年
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キリンウイスキー エバモア 2005年の高価買取致します
キリンウイスキー エバモア 2005年のご紹介
買取参考価格 | 10000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 富士御殿場蒸溜所 |
地方 | 静岡県 |
地区 | 御殿場市 |
分類 | モルト/グレーン |
タイプ | 700ml/40度 |
富士御殿場蒸留所で21年以上かけてウィスキー原酒のみ使用し、熟成させた国産スーパープレミアムウィスキー。
1973年に操業を開始し、最初に仕込んだ非常に希少価値の高い品です。
熟した洋梨を思わせるような果実香やバニラの香りに加えて重厚で甘く包み込むようなとろみのある口当たりが特徴です。
ドライフルーツやメープルシロップといった複雑で甘くかつ穏やかなスモーキーさが現れ長い余韻が残ります。
キリンウイスキー エバモア 2005年の歴史
ジャパニーズウイスキーの歴史が溶け出すタイムカプセル
■昭和48年に完成した蒸留所で仕込まれた原酒
国産のスーパープレミアムウイスキーであるエバモア2005年は、年々変化する原酒の個性を引き出したブレンデッドウイスキーです。
その年にしかない香味が楽しめるイヤーズベストの逸品ですが、1999年の発売から2005年で販売終了となったため最後の年となった非常に貴重なウイスキーです。
何よりエバモア2005年は、昭和48年、キリン富士御殿場蒸留所の操業開始時に初めて仕込んだモルト原酒を使用している点が特筆できます。
エバモアは21年以上の長期熟成原酒のみを贅沢に使うことが魅力ですが、蒸留所スタート時の造り手の情熱や希望、理想が溶け込んだ琥珀色はどんな歴史を語ってくれるのでしょうか。
■3国の出資で開設したキリン富士御殿場蒸留所
キリン富士御殿場蒸留所は今でこそキリンビール社1社が単独で所有する蒸留所ですが、開設にあたってはキリンビール社の他にアメリカのJEシーグラム社、イギリスのシーバス・ブラザース社という3社の共同出資で会社が設立されました。
それがキリン・シーグラム社であり、富士御殿場蒸留所はキリン・シーグラム社の蒸留所として操業を開始したのです。
蒸留所は昭和48年(1973年)11月に完成しました。
そして翌昭和49年(1974年)2月には、初の国産ウイスキー「ロバートブラウン」の発売に至ります。
当初使用する酵母は各社が約20種類を持ち寄り、その中から限定して選び抜いた5種類の酵母が使われました。
モルトウイスキー造りを得意とするシーバス・ブラザース社と、グレーンウイスキー造りを得意とするシーグラム社、それぞれの理想を富士山麓のマザーウォーターに溶け込ませ、高い技術で造り上げたのが富士御殿場蒸留所のウイスキーでした。
今もキリン富士御殿場蒸留所はモルトウイスキーとグレーンウイスキー、両方を同時に造ることができる世界でも稀な蒸留所ですが、生産から貯蔵、ボトリングまでワンストップで行うことも特筆できます。
ふくよかな伏流水に各国の酵母が溶け込み、オーク小樽で熟成させたクリアなウイスキーは、当時から洗練された味わい深い原酒造りを実現しました。
■日本とウイスキーの歴史
日本はウイスキー造りでは後発と言えます。
最初に伝えられたのは1853年と言われており、ペリー総督のアメリカ艦隊が来航した年とされています。
商業輸入されるようになったのは明治維新後(1871年)とされていて、輸入元は主に薬酒問屋だったと言われています。
とはいえ消費が伸びたわけではなく、明治時代末になってもウイスキーのシェアは酒市場の1%にも満たないものでした。
実際に国産ウイスキー造りが始まるのは1923年、関東大震災後です。
ウイスキーが輸入されるようになってから50年もの年月が流れた後、徐々に日本の文化に取り入れられるようになっていったのです。
第二次世界大戦後はウイスキーが本格的に生活に浸透し始めますが、数多くの企業が参入する中、本当に日本人に愛された数少ない銘柄の1つがキリン ・シーグラム社のウイスキーと言えます。
現在世界には5大ウイスキーと呼ばれるジャンルがありますが、「スコッチ」「アイリッシュ」「アメリカン」「カナディアン」に続いて数えられるのが「ジャパニーズ」です。
キリン・シーグラム社をはじめ、日本の伝統と技術、そして努力が世界各地で認められ、肩を並べる素晴らしいウイスキーが生まれることになったのです。
■情熱をたたえる琥珀色のキリン富士御殿場蒸留所 エバモア 2005年
キリン富士御殿場蒸留所 エバモア 2005年は、そんな日本のウイスキーの歴史を変えた富士御殿場蒸留所で、最初に仕込まれた非常に希少価値の高い原酒を使ったブレンデッドウイスキーです。
洋梨やバニラの香りに加え、重厚なとろみのある口あたりと穏やかなスモーキーさが余韻として残る逸品です。
まるでタイムカプセルのような琥珀色の液体を口に含めば、ジャパニーズウイスキーがたどって来た記憶が体の奥深くでじんわりと溶け出すのを感じることでしょう。
蒸留所に歴史あり、ウイスキーに歴史ありです。
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