menu list買取商品 - ファイティングコック 15年
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ファイティングコック 15年の高価買取致します
ファイティングコック 15年のご紹介
買取参考価格 | 28000円前後
生産国 | アメリカ合衆国 |
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生産者名 | ヘヴン・ヒル蒸留所 |
地方 | ケンタッキー州 |
地区 | ネルソン郡バーズタウン |
分類 | バーボンウイスキー |
タイプ | 750ml/51.5度 |
フィニッシュに残る焦げ臭さを最大の特徴とする「ファイティングコック 15年」は、ヘヴン・ヒル蒸留所の原酒を使用した辛口タイプのバーボンウイスキーです。
新しいアメリカンオーク樽で熟成を重ね、1992年にボトリングされた酒齢15年以上のファイティングコック (Fighting Cock)は、「闘鶏」を意味する商品名の通り、力強いキックを持ち合わせた男性的でヘビーな印象がありながらも、爽やかに弾けるアルコールの刺激と骨格のある香りには親しみのある温和さが溶け込んでいます。
ノンエイジボトルしか販売されていない現在、抜群のパフォーマンスを誇る長期熟成で2000年代まで日本限定で販売されていた終売品の「ファイティングコック 15年」は貴重です。
ファイティングコック 15年の歴史
■ファイティングコックの生まれ故郷
ファイティングコックの故郷は、「バーボン発祥の地」と言われるアメリカ合衆国中東部にあるケンタッキー州です。
日本人なら誰でも「ケンタッキー」と聞いて思い浮かべるのはバーボンよりもフライドチキンかもしれませんが、ウイスキー好きの方であればやはり「ジムビーム」や「アーリータイムズ」といったバーボンウイスキーの銘柄が真っ先に出てくるかもしれません。
アメリカ合衆国が建国されて間もない1789年、ケンタッキー州でエライジャ・クレイグ牧師がつくり始めたウイスキーがバーボンの起源とされています。
なぜ高品質のバーボンがケンタッキー州で盛んにつくられているのか、それはズバリ良質な水が存在するから。
ウイスキーの個性を決定付ける最大の要素、それが仕込みに使われる水です。
ケンタッキー州の地盤は、主にライムストーンと呼ばれる石灰岩で作られており、その地下を流れる水はろ過されることによって良質な水となって湧き出ています。
石灰岩によって雑味がろ過されたピュアな水は「ライムストーンウォーター」と呼ばれており、一切鉄分を含まない硬水でカルシウムやカリウムなどのミネラルが豊富に含まれているのが特長。
まさにバーボンの旨みを最大限に引き出すバーボン造りのための水なんですね。
日本でも有名なサラブレッドを送り出している地としても有名で、その理由はライムストーンウォーターの成分で育った牧草を食べることにより骨が丈夫な競走馬が育ちやすいからだと言われています。
「サラブレッドの首都」と呼ばれる都市・レキシントンもあるケンタッキー州は、やはり競馬も盛ん。
ジムビームやメイカーズマーク、フォアローゼスなど主要な蒸溜所が集中しているルイビルのチャーチルダウンズ競馬場では、毎年5月にアメリカ最高峰のホースレース「ケンタッキーダービー」が開催されています。
ケンタッキー州を中心に醸造されているバーボンウイスキーですが、原料や製法などアメリカの法律で定められたアルコール法の規定を満たしていれば、他のエリアでつくられるウイスキーでも「バーボン」と名乗ることができます。
■法律で定められたバーボンづくり
「バーボン」と呼ばれるウイスキーにするためには、きちんとした定義が設けられています。
まず、原料はトウモロコシだけでなく、ライ麦に大麦、さらに小麦が原材料の51%以上に使われていることが条件です。
この原料を、連続蒸溜器を使ってアルコール度数80%以下の蒸留酒を作り、加水してアルコール度数を62.5%以下にした蒸留酒を、内部を火で焼き焦がしたオーク材の新樽に入れて熟成させることとしています。
この手順のどれか一つでも欠けると、バーボンとは言えないただのウイスキーになってしまうわけです。
樽からボトルへ詰める際には、アルコール度数を40%以下にする必要があり、最後にアメリカ合衆国で作られたウイスキーであることが条件になります。
ケンタッキー州で生まれたバーボンですが、ケンタッキー州でなければバーボンは作れないというわけではない点は、シャンパンがシャンパーニュ地方だけに限定されているのとは違う、アメリカならではと言えるおおらかさなのかもしれませんね。
■アメリカンウイスキー「バーボン」とフランスの関係
スコッチやジャパニーズウイスキーに並ぶ世界5大ウイスキーのひとつ、アメリカンウイスキーに属する「バーボン」は、バニラのようなコクがある香ばしい樽香とまろやかですっきりとした味わいが特徴で、ハイボールブームを追い風に日本でもブームが到来しています。
荒々しい昔ながらのバーボンもさることながら、最近では若年層やビギナーをターゲットにしたライトで飲みやすいバーボン銘柄も続々と登場し、幅広い層にわたりバーボン派が増えているのだとか。
さて、この「バーボン」という名称はケンタッキー州バーボン郡で生まれたことに由来しているわけですが、「Bourbon」という綴りをフランス語で読むと「ブルボン」となるのは偶然ではありません。
実は、「バーボン郡」という地名そのものが、現在のフランスの前身となったフランス王国の王朝「ブルボン」から付けた地名なんです。
イギリスから独立するために始まったアメリカ独立戦争が3年の年月を過ぎた1778年、アメリカの味方として戦争に参戦し、アメリカ独立の立役者となるべくイギリス軍を敗北へと追い込んだのがフランスでした。
1792年にケンタッキーがバージニアから分離して州として認められた際、独立戦争で支援してくれたフランス・ブルボン王朝への感謝を忘れないために、のちに第3代アメリカ合衆国大統領となるトーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡のひとつにブルボンの英語読みである「バーボン」の名を付けたのです。
長く続いた戦火の中、時世に揉まれて生み出されたバーボンが骨太で荒々しく仕上がった理由が少し理解できたような気がします。
バーボンの語源でありアメリカとともに戦ったフランスを労いながらグラスを傾けるのも、味わい深いひと時を演出するモーメントになるのではないでしょうか。
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