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■7万ケースの国内販売
キリン富士御殿場蒸溜所 富士山麓 樽熟原酒５０°はキリンビール株式会社が2005年9月から販売されている同製品をフルリニューアルすることによって、2016年3月22日（火）から新たに発売したウイスキーです。
700mlボトルで販売予定数は約7万ケースとなっています。
2015年度のウイスキー市場は対前年約1割増と日本国内でのウイスキーへの関心が高まり、需要が高まっている中で、キリン富士御殿場蒸溜所 富士山麓 樽熟原酒５０°の販売数量も対前年約3割増を記録する実績を出しています。
アメリカで開催された米国最大の酒類コンペティションであるサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでは金賞を受賞した歴史も持ち、国際的な品評会であるインターナショナル・スピリッツチャレンジ（ISC）2015においては2年連続で金賞を受賞しており、世界的にも高い評価を得ているウイスキーとなっています。
キリンでは世界的に高い評価を得て国内でも人気商品となっているキリン富士御殿場蒸溜所 富士山麓 樽熟原酒５０°をフルリニューアルしてより魅力的な製品を発信することで、キリン自慢の富士御殿場蒸溜所の魅力を伝えることを目指しました。
2016年の夏には東京都内に期間限定のフードペアリング体験ができるコンセプトショップをオープンするなど、プロモーション活動にも積極的でキリンの力の入れようがよく分かる象徴的なウイスキーとなりました。

■ウイスキーの特徴
キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所で製造されたキリン富士御殿場蒸溜所 富士山麓 樽熟原酒５０°は、甘い樽熟香と澄んだ味わいが口の中に広がる、初めての方でも飲みやすいウイスキーです。
ウイスキー本来の旨み成分を閉じ込める冷却ろ過を行わないノンチルフィルタード製法を新たに採用したことで、樽熟原酒の旨みを以前の製品よりも、より高めることに成功しています。
従来品に比べるとさらに香りが豊かで、深い味わいに仕上がっています。
パッケージにもこだわりがあり、本格ウイスキーとしての高級感が感じられるよう、ボトル本体には「FUJI GOTEMBA DISTILLERY」のエンボスが施されています。
ラベルには雄大な富士山を背景に製品名が堂々と表示され、日本を象徴する山である美しい富士の麓で造られた気品や奥深い味わいを表現しています。

■フランスでも限定テスト販売
キリン富士御殿場蒸溜所 富士山麓 樽熟原酒５０°は国内での発売に遅れること約6か月後の2016年9月7日（水）よりフランスでも約1万本のテスト販売を実施しました。
店頭価格は45ユーロ前後の設定で、2016年8月22日時点の為替レート換算でに日本円にして約5,110円となっています。
ジャパニーズウイスキーが世界的な評価を高めて輸出数量が伸び続けていますが、中でもフランスはジャパニーズウイスキーの輸出で第一位となっています。
キリンはフランスにあるDUGAS社と契約を結び提携し、日本文化への受容性が高く、情報感度が高く世界への発信力を持つフランスでテスト販売を行うことで中長期的な更なる需要拡大や、富士山麓ブランドの世界的な成長を目指すチャレンジをしたのです。
半年前の3月に中味やパッケージ・製法などを従来品より刷新ししてリニューアル発売していますが、日本国内では味わい深くなり、香りが華やかになったと既にファンを増やしており、自信を持ってのフランス発売となりました。
富士御殿場蒸溜所とウイスキー富士山麓の歴史
1972年8月富士御殿場蒸溜所はキリンビール株式会社とアメリカのJEシーグラム社、イギリスのシーバースブラザーズ社の3社合弁により設立されたキリン・シーグラム株式会社によって開設されたものです。
翌年の1973年11月に富士御殿場蒸溜所が完成し、製造をスタートさせています。
多彩なウイスキーを生み出し、2005年9月に国産ウイスキー「キリンウイスキー 富士山麓 樽熟50°」をキリンビールより販売スタートしました。
そして、今回、2016年3月に製法などを変更してのリニューアル販売がなされたものです。