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スコットランド女王に敬意を表したグレンフィディックの陶器ボトル


■芸術性の高いボトルに詰められた人気の逸品

「グレンフィディック マリークイーン 陶器ボトル」はスコットランドのスぺイサイド地区で操業する、グレンフィディック蒸溜所が手掛けたシングルモルトスコッチウィスキーです。
グレンフィディックの造る商品はウィスキー初心者にも飲みやすいと評判で、世界で最も売れているシングルモルト・スコッチウィスキーとしても知られています。
グレンフィディックは日本でも酒販量販店やスーパーマーケットなどでも簡単に購入できるブランドで、ウィスキー愛飲家にとっては非常に身近なシングルモルトスコッチウィスキーといえます。
「グレンフィディック マリークイーン 陶器ボトル」はスコットランドの女王「メアリー・スチュアート」への敬意を表して造られたもので、このスコットランド女王のメアリー・スチュアートは悲劇的な生涯をたどった人物でした。
女王の生涯は文学や演劇、映画といった数多くの作品で繰り返し描かれ、スコットランド国民の間で特別な存在として敬愛されています。
そんなメアリー・スチュアート女王にふさわしく、ボトルは深い緑色の芸術的な陶器ボトルのデカンタとなっています。
そしてこの陶器ボトルのデカンタには君主・メアリー・スチュアートの高貴な姿がデザインされ、気品と優雅さをたたえた仕上がりが目を惹きます。
グレンフィディックは陶器製のボトルを採用しているラインナップが多いですが、その中でもこの「グレンフィディック マリークイーン 陶器ボトル」は特に人気の高い商品です。
グレンフィディック愛飲家やウィスキーファンだけでなく、歴史好きや芸術作品を愛する人、そしてコレクターがぜひ入手したいと考えている逸品でもあります。

■グレンフィディック蒸溜所と創業者の誕生

グレンフィディック蒸溜所は1887年に、スコットランド・ハイランド地方のスぺイサイド地域で創業した蒸溜所です。
創業者はウィリアム・グラントで、現在グレンフィディック蒸溜所はスコットランド・ダフタウンにあるウィリアム・グラント＆サンズ社の所有となっています。
グレンフィディック蒸溜所の創業者・ウィリアム・グラントは、1839年にダフタウンで生まれました。
曽祖父は1745年のジャコバイトの反乱を戦ったアレクサンダー・グラントで、「カロデンの戦い」を生き延びたもののバンクシャーへと逃げる必要に迫られます。
最終的にグラント一家はスぺイサイドにたどり着き、曾孫に当たるウィリアムがダフタウンで誕生することとなりました。
グレンフィディック蒸溜所の所有者であるウィリアム・グラント＆サンズ社は、今ではスコットランドでも非常に少なくなった家族経営を維持しているのが特徴です。
現在は創業者・ウィリアム・グラントの曾々孫に当たるピーター・ゴードンが5代目として、創業当時と変わらぬ伝統製法でシングルモルトスコッチウィスキー造りを続けています。
しかし家族経営とはいえ、ウィリアム・グラント＆サンズ社はおよそ1,500人の従業員を抱えており、スコットランド最大の独立ウィスキー製造会社として世界180ヶ国にウィスキーを出荷している企業です。
「グレンフィディック マリークイーン 陶器ボトル」も世界中でよく知られている商品の一つで、日本国内ではオークションサイトなどで高値が付くことも珍しくありません。

■さまざまな熟成期間を経たウィスキーを販売

グレンフィディック蒸溜所では熟成期間の異なるウィスキーを多数製造しており、最も熟成期間が短い12年熟成物から最も長いものでは64年熟成というウィスキーもありました。
この64年熟成のウィスキーは2000～2002年に発売されていた「1937レア・コレクション」で、現在最も熟成期間が長くなっているのは「グレンフィディック50年」です。
そのほかにも10年代と20年代、30年代と40年代のそれぞれに多くの銘柄を持ち、ウィスキー初心者からウィスキーに詳しい熟練者まで幅広い世代に愛されています。
グレンフィディックのシングルモルトスコッチウィスキーが世界で最も売れている背景には、熟成期間の異なる味わいが楽しめる魅力を秘めていることも要因の一つです。