menu list買取商品 - グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージ
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グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージの高価買取致します
グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージのご紹介
買取参考価格 | 70000円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | グレンフィディック蒸留所 |
地方 | スコットランド・ハイランド |
地区 | スぺイサイド |
分類 | シングルモルト/スコッチウィスキー |
タイプ | 700ml/48.9度 |
1952年にイギリス女王に即位したエリザベス2世が、翌1953年にウェストミンスター寺院で行った戴冠式から50周年を記念して「グレンフィディック」よりリリースされたプライベートヴィンテージ・シングルモルトの1本です。
1974年にグレンフィディック蒸留所で醸造し、戴冠式から50年を迎える2003年にボトリングされました。
非常に入手困難となっているこちらの限定ボトルには、1本のシェリー樽(2336番)から引き出された原酒が用いられております。
グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージの歴史
エリザベス2世の戴冠式50年祝「グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージ」
■「グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージ」とは
イギリスのエリザベス2世は1952年にイギリス女王として即位し、翌年の1953年にウェストミンスター寺院で戴冠式を行いました。
その1953年の戴冠式から50周年を記念して2003年に限定販売されたのが、「グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージ」です。
1974年に蒸溜されたたった一本のシェリー樽(2336番)から引き出された原酒を使用した、大変に限定価値の高い一本となっています。
■代々受け継がれてきた家族経営と飛躍の歴史
グレンフィディック蒸溜所は1887年に設立されました。
蒸溜所で長年仕事をしていたウィリアム・グラントが自らのウィスキーを造りたいと、立ち上げた蒸溜所です。
父親が長年にわたって思い続けていた最高のウィスキーを造りたいという夢を応援するため、9人の子どもたちも協力を惜しみませんでした。
何と、家族全員で一つひとつ手作業で石を積み上げて、蒸溜所を築き上げたのです。
家族のつながりと愛情が深いグラント家では、その後も代々、家族経営が続けられています。
4代目となる創業者のひ孫に当たるサンディ・グラント・ゴードンとチャールズ・グラント・ゴードンの兄弟は、代々受け継いできたこだわりのシングルモルトを世界初リリースするという革新的な取り組みで、グレンフィディックの名を世界に知らしめ、世界トップの地位を築き上げています。
それまではモルト原酒はブレンデッドウィスキー向けに出荷されるのが当たり前でしたが、自慢のモルトをダイレクトに味わってほしいと、世界初となるシングルモルトの製品化に踏み切ったのです。
しかも、勝負をかけたのは地元のスコットランドやイギリスではなく、ブレンデッドウィスキーの最大の市場であったアメリカのニューヨークでした。
当時、ブレンデッドウィスキーしか飲んだことがないニューヨーカーを相手に、独自の販売戦略を通じて、シングルモルトの存在を知らしめ、瞬く間にブームを引き起こしたのです。
■独自の画期的な販売戦略
1960年代のアルコール製品の売り込みといえば、小売店やバーやレストランなどウィスキーを提供するお店を回ることや、屋外看板や雑誌広告などがメインでした。
そんな時代においてサンディ・グラント・ゴードンとチャールズ・グラント・ゴードンの兄弟が仕掛けたのは、当時としては画期的な手法です。
まずは、ニューヨーク・シカゴ間とニューヨーク・ロサンゼルス間を結ぶ列車のに目を付ました。
というのは、当時、列車の中でウィスキーのソーダ割りを楽しむ習慣がトレンドになっていたからです。
確実にウィスキーを手にする、当時のブレンデッドウィスキーの愛好者に限定してアプローチをかけたことで、確実に試してもらい、味わってもらえる環境を整えていきました。
さらにハリウッドで活躍する役者にもシングルモルトを提供しました。
これは人気の俳優に飲んでもらうといった意図ではありません。
映画の小道具として、現在でもグレンフィディックのシンボル的な存在として使われている三角ボトルを使ってもらったのです。
映画を観た人たちに洗練されたボトルの印象を残し、「あのボトルは何?」というところからグレンフィディックのシングルモルトへの興味を誘うというプロモーションを展開しました。
今の時代なら、ほかの業界とのコラボレーション企画も珍しくはありませんが、それでも驚きや珍しさを与えるケースは少なくありません。
約50年も前にこうした画期的な手法を採り、グレンフィディックのシングルモルトを人々に認知させるとともに、その個性的な味わいの素晴らしさを人々を通じて世界へと知らしめていったのです。
4代目兄弟の画期的な販売戦略は功を奏し、リリースした翌年の1964年には4,000ケースを売り上げ、「グレンフィディック 1974 プライベートヴィンテージ」の原酒が蒸溜された1974年には全世界で12万ケースと、わずか10年で30倍へと成長を遂げたのです。
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