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流通数が非常に少ないグレンフィディックのミニチュアボトル「グレンフィディック 50イヤーズオールド ミニチュアボトル」


■日本でデザインされたボトルのミニチュア版

「グレンフィディック 50イヤーズオールド ミニチュアボトル」は、日本でデザインされた陶器製のボトルに入った「グレンフィディック 50イヤーズオールド」のミニチュアボトルに当たるウィスキーです。
105本の限定販売だったため流通した数が非常に限られていることから、コレクターでも入手するのが困難な希少価値の高い逸品となっています。
グレンフィディックは「シングルモルトのパイオニア」としてその名を知られ、世界で最も売れているシングルモルトウィスキーを生産している蒸溜所としても有名です。
1963年にシングルモルトをプレミアムブランドとして独自に世界へ売り出すことにしたグレンフィディックは、シングルモルトの魅力を世界へ発信し続けます。
その結果シングルモルト・ウィスキーという一つの分野を確立することに成功し、50年以上経った現在もグレンフィディックが造り出すシングルモルトの人気は衰えることがありません。
スコットランド最大の売り上げを誇る蒸溜所となったグレンフィディックは、世界180ヶ国で販売される世界で最も売れているシングルモルトウィスキーです。
またグレンフィディックが造るシングルモルトのラインナップは甘さと辛さ、そしてスパイシーさといった味の違いが顕著に出ているのが特徴です。
「グレンフィディック 50イヤーズオールド ミニチュアボトル」も例外ではなく、ウィスキー初心者にも飲みやすい仕上がりとなっています。
これまであまりウィスキーを飲むことがなかったという人に、ウィスキー入門酒としてぜひおすすめしたい一本です。

■陶器製のボトルシリーズが多いグレンフィディック

グレンフィディック蒸溜所を所有するウィリアム・グラント＆サンズ社では、これまでさまざまな陶器製のボトルに入ったシングルモルト・ウィスキーを販売してきました。
「グレンフィディック 50イヤーズオールド ミニチュアボトル」以外にも「グレンフィディック8年陶器ボトル」や「グレンフィディック ロバートブルース 陶器ボトル」、「グレンフィディック ヘリテージリザーブ マリー クイーン陶器ボトル」など数多くのラインナップが揃っています。
いずれも芸術性や美術性に富んだボトルに仕上がっており、ウィスキー愛飲家だけでなく美術品の収集家にも人気があるのが特徴です。
このようにウィスキーを詰めるボトル一つにしても、個性的かつ魅力的な商品を多数持っていることが、グレンフィディックが世界中で愛されている理由であるといっても過言ではありません。

■終身雇用制度を設けているグレンフィディック

1886年に創業者・ウィリアム・グラントによって設立されたグレンフィディック蒸溜所は、現在ウィリアム・グラント＆サンズ社が所有しています。
経営を担っているのは創業者・ウィリアムの曾曾孫に当たるピーター・ゴードンで、ウィリアム・グラントの創業から数えるとピーター・ゴードンは5代目の経営者となります。
シングルモルトウィスキー市場で世界一の売り上げを誇るグレンフィディックは、白鳥の首の形をしたスワンネック型の銅製蒸溜器を設置しています。
スコットランドにあるほとんどの蒸溜所で使われている蒸溜器よりも小型なのが特徴で、現在稼働している蒸溜器の数は29基とスコットランド最大数を誇ります。
これらの蒸溜器から生産されたウィスキーは、シングルモルトウィスキー市場の売り上げの35％を占めており、世界180国の国々に向けて輸出されています。
グレンフィディックでは蒸溜所内に独自のボトリング設備を持っているため、蒸溜から瓶詰めまで全て自社で一貫して行うことが可能です。
これらのウィスキー製造過程においては高度な技術が必要とされるため、グレンフィディックでは技術者たちを終身雇用しています。
グレンフィディック蒸溜所は創業者のウィリアム・グラントとその妻、そして9人の子どもたちによってその歴史が始まりました。
以来家族経営を続けている数少ない蒸溜所の一つとなったグレンフィディックにとって、「グレンフィディック 50イヤーズオールド ミニチュアボトル」を生み出す技術者たちは、まさに家族同然の大切な存在なのでしょう。