お酒買取なら大阪のネオプライス

樽で売られていた時代を再現した重厚感あるボトルが印象的な「グレンフィディック 8年 陶器ボトル」


■終売品となったキング・オブ・モルト

「グレンフィディック 8年 陶器ボトル」はかつてウィスキーが今のような瓶のボトルではなく、樽のまま売られていた時代を再現した陶器製のボトルに詰められたシングルモルトのスコッチウィスキーです。
あのマイケルジャクソンも好んだといわれるグレンフィディックは「キング・オブ・モルト」と称され、世界で最も売れているウィスキーでもあります。
「グレンフィディック 8年 陶器ボトル」には8年以上熟成させたグレンフィディックがボトリングされ、往時を偲ばせる重厚感溢れる陶器ボトル入りの姿になっています。
「グレンフィディック 8年」はすでに生産が終了し、全て「グレンフィディック12年」へと変更になりました。
そのため特別な陶器ボトルに詰められた「グレンフィディック 8年 陶器ボトル」は中身だけでなく、ボトルそのものが価値があることから高い人気を誇ります。
「グレンフィディック 8年 陶器ボトル」は洋梨やりんごを思わせる果実感溢れる爽やかさでフルーティな香りと、オークカスクやほんのりと土のような香りが入り交じった香りを放つのが特徴です。
味わいは濃い麦芽の旨味がしっかりと生きた仕上がりで、麦芽の魅力を引き出した口当たりのウィスキーはスムーズな飲み口となっています。
またスコッチ・ウィスキーの特徴であるピートの風味が余韻となって残り、深くコクのある味わいが堪能できる逸品です。
グレンフィディックは陶器ボトルのラインナップを多数輩出していますが、中でも「グレンフィディック 8年 陶器ボトル」はインテリアとしての価値も高いことからコレクターに大変人気があります。
ボトル正面にはウィリアム・グラント＆サンズ社の直筆サインが入っており、裏面にはグレンフィディックのシンボルである牡鹿が描かれています。
すでに終売品となっているため入手するのは非常に困難ですが、もしもお目にかかる機会があればぜひとも手に入れたい逸品です。

■クリスマスの贈物はファーストドロップ

1886年にスコットランドのダフタウンにて創業したグレンフィディック蒸溜所は、スコッチ・ウィスキーの産地の中でも特に蒸溜所の多いスぺイサイド地区に建っています。
創業者はダフタウン生まれのウィリアム・グラントで、フィディック川の渓谷に蒸溜所を建設したことからゲール語でフィディック（鹿）とグレン（谷）を合わせてグレンフィディック（鹿の谷）と命名しました。
グレンフィディック蒸溜所は創業者のウィリアム・グラントと彼の妻、そしてグラント夫妻の9人の子どもたちによって造られた蒸溜所です。
建設に当たっては1人の石工職人に手伝ってもらいながらも、ほぼ家族の力で蒸溜所を造り上げたのでした。
グレンフィディック蒸溜所で最初のシングルモルトウィスキーが生産されたのは1887年のことで、蒸溜所で初めて製造されたウィスキーの最初の一滴はクリスマスの日に銅製の蒸溜器より滴り落ちました。
グレンフィディック蒸溜所の記念すべきファーストドロップ（最初の一滴）は、ウィリアム・グラントにとってそれまでの人生でまさに最高のクリスマスプレゼントだったに違いありません。

■世界有数の売上高を誇るシングルモルトウィスキー

グレンフィディック蒸溜所があるスぺイサイドは、スコッチの産地の中でも特に蒸溜所が多い地域です。
加えてダフタウンはここだけでも蒸溜所が6つあり、年間の生産容量は4,040万ℓにも及びます。
世界で最も売れているシングルモルトを生産しているのがグレンフィディックとグレンリベットで、どちらの蒸溜所もダフタウンで操業しています。
グレンフィディックは世界一の売り上げを誇るシングルモルトウィスキーを製造していた蒸溜所でしたが、2015年に売上高でグレンリベットに抜かれてしまいました。
それでも世界約180ヶ国に出荷されているグレンフィディックのウィスキーは世界のシングルモルト売り上げの35％を占め、「世界で最も売られたシングルモルト」としてその名を馳せています。