menu list買取商品 - グランツ スタンド ファスト 1980
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グランツ スタンド ファスト 1980の高価買取致します
グランツ スタンド ファスト 1980のご紹介
買取参考価格 | 2500円前後
生産国 | イギリス |
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生産者名 | ウィリアム・グラント&サンズ社 |
地方 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド・スコッチウイスキー |
タイプ | 700ml/43度 |
ラベルに書かれた「Independent family distillers」は、直訳すると「独立した家族の蒸留所」という意味。
ウィリアム・グラント&サンズ社は、大手メーカーに属さず、家族経営の企業であることの意をデザインで示しているのです。
「グランツ スタンド ファスト 1980」はすでに終売品となっており、現在販売されているファミリーリザーブの旧ボトルに当たる1980年代の流通品になります。
蜂蜜のような甘い香りとかすかに焦げた雷おこしのような香ばしい香りが漂います。
口当たりはトロっとしており、ザラメ系のお菓子の甘味、徐々に麦芽と蜂蜜の甘さとほろ苦さが口の中に広がります。
グランツ スタンド ファスト 1980の歴史
ボトルに記されたプライド「グランツ スタンド ファスト 1980」
■ウィリアム・グラント&サンズ社の歴史とグランツ
「グランツ スタンド ファスト1980」は、 ウィリアム・グラント&サンズ社が製造・販売を手掛ける、グランツシリーズの銘柄です。
グランツスタンドファスト1980に注目したいのはそのボトルにあります。
ファミリーリザーブの旧ボトルであると同時に、ラベルには「Independent family distillers」(独立した家族経営の蒸溜所)と記されています。
ウィリアム・グラント&サンズ社は設立してから現在まで一貫して家族経営です。
「グランツスタンドファスト1980」のラベルからは、それを誇りとする同社の意気込みが伝わってきます。
ウィリアム・グラント&サンズ社は、1887年、ウィリアム・グランツによってスコットランドのスペイサイドに誕生しました。
創業したのが1887年のクリスマス、というのもよく知られています。
ウィリアム・グラント&サンズ社は、設立当初、所有するグレンフィディック蒸溜所でブレンドするためのモルトを製造、それをブレンドする会社に納めていました。
ところが1898年に、一番の得意先としていた会社が倒産します。
それまで事業が順調だったウィリアム・グラント&サンズ社は、奈落の底に突き落とされます。
周辺の蒸溜所は、得意先が倒産したあおりを受けて閉鎖することを選択肢しますが、ウィリアム・グラント&サンズ社は、自社でブレンドしたウィスキーを販売することを決意します。
こうして社運をかけて登場したのが、グランツの原型となった「グランツスタンドファスト」です。
グランツはグレンフィディックをメインに、複数のモルトをブレンドして造られますが、グランツのオリジナルレシピはこの頃誕生したといわれています。
創立者のウィリアムには、チャールズという義理の息子がいました。
彼はウィリアムの娘の夫で、ウィリアムに誘われるままウィリアム・グラント&サンズ社で営業を担当します。
チャールズの功績は、グランツの販路を世界中に拡大させた点にあります。
1909年にチャールズはグランツを世界に広めるべく、世界一周の旅に出ます。
「伝説の旅」とも呼ばれるこのセールスで、グランツは世界30ヶ国に流通経路を持つようになりました。
ウィリアム・グラント&サンズ社の会長は、ウィリアムのひ孫に当たるチャールズ・グランツが務め、社長にはピーター・ゴードンが就任しています。
このように、グランツはウィリアム・グラント&サンズ社の歴史とともに歩み、そしてウィリアム・グラント&サンズ社は現在も家族経営で自社ブランドを守り続けています。
■増え続ける蒸溜所
ウィリアム・グラント&サンズ社は、多くの蒸溜所を持つウィスキーメーカーとしてもよく知られています。
設立当初はグレンフィディック蒸溜所のみでしたが、5年後の1892年には、バルヴェニーを建設しています。
さらに、ギルヴァン・グレイン蒸溜所(1963年)、キニンヴィ蒸溜所(1990年)、アイルサベイ蒸溜所(2007年)と、複数の蒸溜所を所有するまでになりました。
ウィリアム・グラント&サンズ社は各蒸溜所でそれぞれ、ブレンデッドウィスキーのモルトを製造しています。
こうしてモルトを造ることで品質と風味が保たれ、グランツの味を守り続けることにつながります。
グレンフィディックはシングルモルトの先駆的存在で、現在も高い評価を得ています。
■「グランツスタンドファスト1980」の特徴
「グランツスタンドファスト1980」は、ウィリアム・グラント&サンズ社が、初めてグランツを世に送り出してから続く、「スタンドファスト」の1980年代版です。
これを境にグランツは「ファミリーリザーブ」と名称が変わっていくため、グランツのターニングポイントとなるウィスキーといえます。
香ばしくそして黒蜜のような、甘い香りに特徴があります。
口に含むと、トロリとした口当たりで、りんごのような酸味、ザラメ系お菓子、蜂蜜といった甘さが広がり、麦芽のほろ苦い味が続きます。
余韻は複数のグレーンのバランスの良さを楽しめます。
ウィリアム・グラント&サンズ社は創業当時と変わらない経営方法で、ウィスキーの品質を守り続けています。
グランツスタンドファストは、そんなウィリアム・グラント&サンズ社が大切にしてきたウィスキーの味わいを堪能できるウィスキーです。
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