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■蒸溜所に行く楽しみ

近年、工場見学や工場夜景ツアーなどがブームになっていますが、ウイスキーが好きな方や森香るハイボール人気で白洲のウイスキーに興味をお持ちの方なら蒸溜所に直接足を運ぶのがおすすめです。
白州蒸溜所は1973年にサントリーの第二の蒸溜所として、山崎蒸溜所の開設後50年経って開設されました。
山梨県の南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓、標高約700メートルの高地にあり、世界でも珍しい高地かつ森の中にある蒸溜所となっています。
約82万平方メートルもの広大な森の中にあるので、ウイスキー造りの様子を学んだり、試飲を楽しんだり、併設のバーやレストランでウイスキーに合うおつまみや料理を楽しんだり、スーパーや百貨店、巷の酒店では買えない限定ウイスキーが買えるので、直接足を運ぶのがおすすめです。
中でも樽出原酒は、蒸溜所で貯蔵された樽からバッティングやボトリングを施していない樽から出したばかりのウイスキーが楽しめるので、訪れる方の人気の的です。
サントリーピュアモルト 白州蒸溜所 樽出原酒 10年貯蔵は10年以上貯蔵された樽から出されたもので、試飲をはじめ、併設のバーでのオーダーや、ファクトリーショップで購入ができます。
蒸溜所の見学ツアーは事前申し込みや予約が必要ですが、レストランやショップだけならドライブついでにも立ち寄れます。
蒸溜所見学に行く際は試飲を楽しめるよう、マイカーではなく、電車やバス、タクシーなどの公共交通機関での来場がおすすめです。

■白洲蒸溜所のピュアモルトとは

サントリーの創業者である鳥井信治郎が1923年に京都の地に山崎蒸溜所を開設した50年後、創業者の息子である二代目マスターブレンダーを継いだ佐治敬三は、従来の山崎蒸溜所とは異なる個性のウイスキー造りをしたいと、ウイスキー造りに最適な水がある土地を数年かけて探し当て、白洲に辿りつきました。
山崎蒸溜所とは異なるタイプのモルトウイスキー原酒を造るために選ばれた白洲には、南アルプスの山々をくぐり抜けてきた、程よいミネラル分を含みキレの良い軟水である地下天然水が流れています。
この水で仕込まれたモルト原酒は軽快で穏やかな味わいに仕上がり、山崎蒸溜所で仕上がる重厚で華やかなモルト原酒とは個性もタイプも異なります。
いずれが良いと甲乙をつけるのではなく、個性が異なる様々なウイスキーを生み出せる環境が用意されることになるのです。

■白洲蒸溜所におけるウイスキー造りの特徴

白州蒸溜所におけるウイスキー造りでは、世界にも例がないと言われるほどの多彩な原酒の造り分けに大きな特徴があります。
蒸溜所に足を運んだ特典として試飲することや、その場で購入することができるサントリーピュアモルト 白州蒸溜所 樽出原酒 10年貯蔵もその1つです。
発酵の段階では保温性に優れた木桶発酵槽にこだわっており、白洲の蒸溜所内に棲みつく乳酸菌などの微生物が自然と働くことで、白洲ならではの爽快でフレッシュな若葉のようなフレーバーなどが生まれます。
蒸溜工程ではサイズや形状の異なる蒸溜釜を使い分けし、貯蔵段階でも素材などが異なる樽を様々用意して使い分けることで、仕込から発酵、蒸溜、貯蔵熟成のプロセスの各段階で多様に造り分けをしています。
ですから、サントリーピュアモルト 白州蒸溜所 樽出原酒 10年貯蔵といっても、その時々で風味が異なる場合や、樽の違いで味わいを異にする原酒が楽しめます。
樽で熟成された多種多様なウイスキー原酒は、製品の目的に合わせて選ばれ、ブレンダーの長年の経験と職人技でブレンドされて、時にさらに熟成させたうえでボトリングされます。
サントリーピュアモルト 白州蒸溜所 樽出原酒 10年貯蔵はそのブレンド前の樽から出したてのピュアモルトが楽しめ、場合によっては出したのものをボトル詰めしたものを購入できるので、ウイスキー好きにはたまらないといえます。
白洲蒸溜所は緑も豊かでバードウォッチングも楽しめるので、デートや散策がてら出かけてみましょう。