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長い歴史と伝統を誇る「ヘネシー ナポレオン ブラスドール グリーンボトル」の歴史

■ブランデーの中でもコニャックは特別です

大人たちが静かに語り合うバーにとって、深い飴色と芳醇な香りを兼ね備えたブランデーは欠かせない存在です。
諸説あるものの、ブランデーは7世紀から8世紀のスペインにてワインを蒸溜したのが始まりだと伝えられています。
15世紀にはフランスの各地方にて生産が始まり、ヨーロッパ各国の宮廷にて愛されつつ以降現代にいたるまでさまざまなブランドがブランデーを造ってきました。
数多くある中でもヘネシーは特に有名なブランドです。
ヘネシーが本社を置くフランスのコニャックは古くからブランデーの名産地です。
そのため、この地域で造られたものは地名である「コニャック」をそのまま種類名として使い、ほかのブランデーとは区別されています。
コニャックとして認められるには法律で定められた厳しい条件を満たしていなくてはなりません。
それらを厳格に守ることによって、250年以上の歴史を持つヘネシーは自身のブランド性を保っています。

■「ヘネシー ナポレオン ブラスドール グリーンボトル」はマニア垂涎の品

歴史あるヘネシーではこれまでさまざまなコニャックを生産し、その中には現在ではもう入手が困難なものも少なくありません。
その一つとして挙げられるのが「ヘネシー ナポレオン ブラスドール グリーンボトル」でしょう。
このコニャックは終売品のオールドボトルであり、希少性が非常に高く、マニアなら喉から手が出るほどに欲しがる逸品です。
名前の通り、この「ヘネシー ナポレオン ブラスドール グリーンボトル」は緑色のボトルに入れられています。
宝石のペリドットを連想させる透き通った緑色は置いているだけでも空間を上品に彩ってくれるでしょう。
この「ヘネシー ナポレオン ブラスドール グリーンボトル」もまたほかのコニャックと同様に、製造過程の最初から最後までこだわり抜いて造られています。
その徹底具合は非常に細かく、熟成する樽も厳格に決められていたほどです。
コニャックへの飽くなき探究心によって完成したこのブラスドールは、ヘネシー特有の深い味わいが凝縮されています。
ひとたび口に含めばその芳醇な香りに包まれ、適度に主張する甘さとしっかりと現れてくれる風味が舌の上でマッチし、味わい深いひとときを演出します。
ほかのコニャックブランドでは出せない圧倒的な深みを持ちつつも口当たりが良いため、機会に恵まれたときはぜひとも味わうべき品だといえるでしょう。

■ヘネシーが素晴らしいコニャックを造れる理由は

では、なぜヘネシーはコニャックの一大ブランドとして名を馳せられているのでしょう。
理由はさまざまに挙げられますが、その一つが豊富な原酒のストックです。
コニャックはその製造過程にて、原材料であるブドウの栽培地域や熟成を始めてからの年月が異なるもの同士をブレンドします。
この過程を経ることにより、単体では得られない豊かな芳香を演出することができます。
どのコニャック同士をどれぐらいブレンドさせるかも非常に重要です。
ヘネシーに限らずそれぞれのブランドにはブレンドの担当者がおり、その者がこれまでに蓄積させてきた経験や知識をもとにしつつ一貫して管理しています。
特定のテイスターが長年関わっているからこそ、ブランドが持つスタイルや品質が保てているということです。
ほかのブランドと比べても圧倒的な量のストックがあり、それらを熟練の職人が丁寧に扱っているからこそヘネシーは高いクオリティにてコニャックを造り続けられています。
1765年より一貫してコニャックの製造に打ち込んできたからこその高い品質だといえるでしょう。

■たまにはコニャックをいかがでしょうか

ほかのお酒に関してもいえることですが、ただ飲むよりも歴史や製造法といった背景を踏まえながら楽しんだほうがコニャックはより深く味わえます。
紹介した「ヘネシー ナポレオン ブラスドール グリーンボトル」はなかなか手に入らないものの、それ以外のヘネシーコニャックは比較的容易に入手できます。
普段は異なるお酒を楽しまれている方も、時にはヘネシーコニャックを入れたグラスを傾けてみてはいかがでしょうか。