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■世界トップクラスのコニャック・ヘネシーエリプスとは
ヘネシーエリプスと言えば、ブランデー通であれば誰もがご存知の最高級コニャックです。
ヘネシーエリプスは、2005年に、ヘネシー社創立240周年を記念して、世界で2000本限定で生産された最上級のコニャックです。
クリスタルのラグジュアリーブランドであるバカラのデキャンタボトルが利用されており、その中に100年以上熟成されたコニャック原酒がブレンドされている最高の逸品です。
高級感溢れる佇まいのこのワインはバカラのクリスマスボトルの付加価値と限定生産ということもあり、ヘネシー社のラインナップの中でも特に高級ラインとして知られています。

■ヘネシー社誕生日秘話
ヘネシー社は、コニャックの三代銘柄のうちの一つに挙げられていますが、創業者であるリチャードヘネシーは、アイルランドの貴族出身でした。
しかし、当時、イングランド政府の弾圧によってヘネシーは自由を求め、フランスに渡ります。
ここでルイ15世の近衛隊の外国人士官としてコニャック地方に訪れることとなり、当時蒸留して作られるようになった香りの素晴らしいコニャックの魅力に取り憑かれたのが始まりです。
元々、コニャックは酸味が強く、アルコール成分の少ないコニャック地方で作られたワインの事を指していました。
しかしこの頃から、焼いて蒸留する事で香りも良く、味わいも深いものになると評判が高くなり、ブランデーとしてのコニャックが確立されていきました。
リチャードヘネシーはまさにこのブランデーとしてのコニャックに魅了され、将校の身分を捨ててまでも、コニャックに命をかけて製造に取り組むことになったのです。
1765年にヘネシー社のコニャック作りが始まりました。
そして1794年にはアメリカへも輸出が始まり、日本へは1868年に輸出が始まるなど、全世界に知られるようになっていったのです。

■品格あるテイストの秘密はヘネシー独自のこだわり
ヘネシーは、コニャックを作るにあたり、大変こだわりを持って生産しています。
まず原料のブドウは、ユニブランと呼ばれるフルーティーな品種を用いて、第1等級の畑グランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ファン・ボア、ボルドリで栽培を限定し、高品質なブドウづくりに励んでいます。
また、コニャックの蒸留過程では原酒に含まれている不純物をできる限り取り除くために、蒸留を3回行った後、更に1回の蒸留を行う過程を1セットとして、銅製の釜を用いてしっかり蒸留を行うことで不純物を取り除いています。
更に、樽は、樹齢100年以上のフランスのオーク樽を使用しており、これらの樽の中には数百種類におよぶ原酒が選別され、200年もの歴史を刻むものも含めた原酒をそれぞれをブレンドしてヘネシーの絶妙なコニャックを生み出しているのです。
独特の味わい、様々な香り、色は全ての人を魅了します。
蒸留、選別、熟成、ブレンディングに至るまで全ての過程を自社で行っているのが、唯一ヘネシーだけのこだわりです。
これらのこだわりを持って、ヘネシー社ではオリジナルの最高品質かつ高級なコニャックを提供し続けています。
ヘネシーは、ブランデーの中でも世界一有名なブランデーですが、初心者から上級者の方まで飲みやすく愛されやすいお酒です。
3000円台から気軽に購入できるヘネシーVSから100万円を超える上級ランクのエリプスまでありますが、ランクが高くなればなるほどまろやかな味わいが特徴です。

■世界のコニャックの基準を生み出したヘネシー
ヘネシーは、世界のブランデーに多大な影響を与えている会社でもあります。
皆さんもコニャックの品質を示す、星の数をご覧になったことがあることでしょう。
コニャックの品質の違いを星の数で格付けを示すようにしています。
これは創業者リチャードヘネシーのひ孫にあたるモーリスヘネシーが始めたことで有名です。
また、その他にも世界で初めてエクストラオールド(XO)を作り出したのもヘネシーです。
今ではコニャックの世界的な標準の基本となっているXOですが、まさにブランデーの歴史を作り上げてきたのがヘネシーであるとも言えるのではないでしょうか。