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■高級クラブでオーダーが入るブランデー
日本にある高級クラブになら、間違いなくある高級ブランデーのブランドがヘネシーです。
超一流のお客さんやセレブともなると、ブランデーと言われただけでヘネシーを出してくる店も多いほどで、ヘネシーといえば高いお酒というイメージはすっかり日本に根付いてしまっています。

そんな「値段の高いお酒＝ヘネシー」というイメージが先行しがちですが、値段の高いお酒というのは、品質のいいお酒と言いかえることもできます。

お酒によっては、値段の割には期待したほどではないというものも確かに存在しますが、それには原料の出来不出来が大きく影響しています。
ほとんどすべてのお酒が何らかの植物を原材料としていますので、生育のよい年には上質のお酒ができ、よくなかった年はいくらお酒作りを頑張ったとしても、味の劣る出来栄えになってしまいます。

長い歴史を持つヘネシーが作り出す高級ブランデーを、毎年、あるいは毎日のようにヘネシーを飲んでいる人であれば、「今年は抜群にうまい」と感じる年もあれば「今年は今一つだ」と感じる年もあるでしょう。
一年ごとに味わいが変わっていくというのもまた、植物を原料にして作るお酒の醍醐味と言えます。

■ヘネシーの味わいの変動は少ない
ヘネシーが長い歴史の中で作ってきた原酒の在庫は、実に30万樽以上にものぼります。
40年から100年の間、熟成させたものが原酒の飲み頃とされていますので、この原酒をどのように組み合わせ、さらには何種類を使用するかという判断は、ブレンダーと呼ばれる原酒を配合することを仕事にする人に課せられた、非常に重要な役割です。

いつの時代も、その時代に求められる高級ブランデーを生み出してきたヘネシーのブランデーは、ブドウを栽培する場所の選定や、ブドウの作付けと栽培、さらには栽培したものを発酵させたのち、蒸留し、ブランデーにするなど、さまざまな過程を経てようやく出来上がります。

ヘネシーでは、それぞれの分野で職人たちが徹底的に自分なりのこだわりを持って仕事に臨んでいることから、どうしても価格は高めになってしまいますが、これこそがまさにヘネシーを作り上げてきた歴史と言えるでしょう。

■美しいインテリアにもなる素敵なヘネシー
その味わいにばかり注目が向かいがちなヘネシーですが、お酒の特徴によってボトルも変え、イメージ通りに仕上がるように工夫しているところは、注目に値するでしょう。
ぜひ、ボトルからじっくりと味わってみたいものです。

「ヘネシー VSOP ヘリオス ゴールドボトル」は、ギリシャ神話の太陽神であるヘリオスから命名され、2011年に限定発売された逸品です。
ゴールドボトルと聞くと、さも金ピカなボトルを使っているようなイメージを受ける人もいるかもしれませんが、そこは高級なブランデーを扱っているヘネシーだけに、優しいピンクゴールドの輝かしいボトルを使っています。

その美しさは、思わず目を奪われてしまいそうなほど、高いインテリア性を持つボトルデザインとなっており、独創的かつ、印象深い美を感じさせてくれる仕上がりになっているといえるでしょう。

気になる味わいはというと、バニラとシナモンのスパイシーさがはっきりして、とても飲みやすくなっています。それに加え、ボトルデザインと相まって、女性が好きそうな味わいかもしれません。

オーク樽にも詳細な決まりがあるコニャックを熟成するためには、原酒が持つ豊かなアロマ香はブレンダーとして気を遣うところです。

「ヘネシー VSOP ヘリオス ゴールドボトル」は、一口、口に含んだら、長い間その余韻が口の中にとどまることから、まさに至福の時を長く味わえるヘネシーならではの上質ぶりをしっかりと体感することが出来ます。

樽の中長い期間熟成された原酒を組み合わせるのは、大変な作業ではありますが、ヘネシーのブレンダーが持つ確かな技術により、絶妙なバランスを生み出した繊細な味わいが魅力のこの一本は、限定発売ということで手に入りにくいことが難点でしょう。
もし、手に入れることが出来たならじっくりと時間をかけ、大切な人と一緒に飲みたいコニャックです。