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■洋酒の高級酒といえばこのブランドが有名
洋酒と一口に言っても、ワインもあればウイスキーやブランデー、シャンパンから、スピリッツと呼ばれるテキーラやジン、ウォッカまで、幅広い銘柄が思い浮かびます。
ちなみに、ブランデーもスピリッツの一つと考えられていますが、日本ではテキーラなどに
比べ、ブランデーの知名度は高いといえるでしょう。

日本のメーカーが作っているものもあれば、海外でも作っているということで、おなじみのビールも解釈を拡大すれば洋酒に該当するかもしれません。
ただ、「とりあえずビール」というくらいですから、高級酒と言われるものはどうしても限られてきます。

もちろん、先に挙げたお酒の種類の全てにおいて、値段的に高級なものは存在します。すべてのお酒に高級な品はあるといえますが、その中でも特に種類別にするのではなく、漠然と「高級なイメージがするお酒といえば」と尋ねたら、多くの人がブランデーと答えるのではないでしょうか。

飲んだことがある人は勿論ですが、飲んだことがないという人も、「ブランデーというと何となく高級なイメージ」を持っていると思われます。
そんな高級ブランデーのメーカーとして世界にその名を知られているのが、ヘネシーです。
ヘネシーについて詳しいことはよく知らなくても、その名前は聞いたことがあるという人はきっと多いでしょう。

■ヘネシーとはどんなお酒なのか
ブランデーの中でも高級なブランデーしか作っていないというイメージがあるヘネシーとは、いったいどのようなブランドなのでしょうか。

ヘネシーが作る高級なブランデーは、一般的にはコニャックという呼び方がされています。
コニャックと呼ばれるブランデーになるには、ブドウの品種や栽培方法、ブランデーの蒸留方法から樽で熟成するまでの期間に至るまで、細かな定めがあることから、実に手間暇をかけて作るお酒であることは容易に想像がつきます。

これだけの手間暇がかかるとなると、コニャックが高級なお酒になるというのは、まさに自然の成り行きといったところです。

ヘネシーは、創業して250年を超える老舗中の老舗で、コニャック地方にある他のブランドをおさえ、トップに君臨しています。
コニャック地方には他にもレミーマルタンなど有名なブランドがありますが、何といってもコニャックはヘネシーという人が多いのも事実です。

その理由はあくまでも高級であることにこだわって作られていることから、「これを出しておけば問題ない」という最上のお酒が必要なとき、自然とヘネシーが選ばれてきたという理由もあるでしょう。

■4つの地区から厳選してブレンド
ヘネシーは6つのブドウの栽培地区を持っており、そのうちの4つに該当する最上級のグランドシャンパーニュ、次のプティットシャンパーニュ、そしてボルドリ、ファン・ボワと続く栽培地でできたブドウから作った原酒を、約60種以上ブレンドして作り出したのが、「ヘネシー VSOP プリヴィレッジ」です。

スパイシーなオークの香りは、樽による長年の熟成によって生まれるもので、蜂蜜と甘草がほのかに感じられる繊細な味わいに、アクセントとしてローブやシナモンが感じられるのは、さまざまな原酒を吟味し、絶妙な味わいになるよう、ブレンダーと呼ばれる原酒を組み合わせることを仕事とする職人による技の賜物です。

「ヘネシー VSOP プリヴィレッジ」は、比較的濃い色合いに仕上がっており、いかにも高級感を漂わせているところも魅力ですが、上品で華やかな香りと、優しく広がりのある口当たりは、ヘネシーだけが作り出せる上質の味わいとなっています。

ブランデーは高級品しか飲まないという人や、高級なブランデーを飲んでみたいという人にヘネシーはおすすめで、飲んでみれば世界中のブランデーファンから高く支持されている理由がわかることでしょう。
250年の歴史の中で、変えてはいけないものと変えなくてはいけないものをしっかり見極め、取捨選択してきたヘネシーだからこそ、作り出せる味わいがあります。