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■日本のウイスキー歴史を築いた人物

日本のウイスキーの歴史は、サントリーの創始者鳥居信治郎の情熱によって始まったと言っていいでしょう。
スコットランドにわたり、ウイスキー醸造の権威者であるムーア博士の心を動かし、その醸造法を日本に持ち帰ったからです。
さらに、スコットランドに似た軟水でミネラルバランスに優れた水と、ウイスキー造りに絶好の条件を兼ね備えた山崎という場所を見つけたことによって、日本のウイスキー作りの歴史は大きく動き出すことになりました。
その中心にあったのがサントリーです。
そんなサントリー山崎蒸留所で作られるウイスキーとしてもっとも有名なのは、文字通り山崎でしょう。

■山崎以外にも魅力のあるウイスキーがある

山崎はたくさんの賞を受け、さらには破格の値段でオークション取引がされることなどから、高嶺の花だと捉えている人も多くいます。
そんな山崎蒸留所は、山崎だけを作っているわけではありません。
響という名称のウイスキーを耳にしたことや、目にした人も多いのではないでしょうか。
こちらもサントリー山崎蒸留所で作られているウイスキーです。
響も山崎同様、年数が刻まれているものがあり、現行では12年、17年、そして21年と30年があります。
特に響17年はサントリー創業90周年のために特別に作られたブレンデッドウイスキーで、国産ブレンデッドウイスキーの最高峰という位置づけになっています。
山崎同様、高額になっているものもあるのは事実ですが、その中で新たに登場した響は、ウイスキーの基本ともいえる熟成年月にこだわらず、サントリーがウイスキー造りの歴史から培ってきた技と多彩な原酒で生み出した、新しいウイスキーです。

■これまでにない味わい

熟成すればするほど美味しくなると言われるウイスキーにあって、あえてそこにこだわらずに作ったのが、サントリーウイスキー響ジャパニーズハーモニーの挑戦ともいえます。
コンセプトは日本の四季と繊細な感性、そして匠の技の結集で作られたウイスキーです。
このコンセプトの元に生まれたサントリーウイスキー響 ジャパニーズハーモニーは、華やかな香りが楽しめるとともに、熟成年月にこだわらないながらも、優れた技術によって奥深さが味わえるウイスキーになっているのが特徴です。
さらにやわらなか味わいになっていることもあり、ウイスキー初心者にも向いていると言えるかもしれません。

■気になるお値段は

メーカー希望小売価格は700ｍｌで5000円となっていますので、ウイスキーファンとしてはそれほど高くないという印象なのではないでしょうか。
初めて飲む人や、毎日晩酌で飲むハイボールを楽しみにしている人なら、若干高めという印象を受けるかもしれません。
それならそれで、特別な時に飲むウイスキーにしてしまうのがいいでしょう。
響ジャパニーズハーモニーは、年数を刻む響の中で唯一のノーエイジウイスキーということになりますので、これをエントリーとして響12年からその先へと飲み進めていくのも興味深いところです。

■日本のウイスキーが世界を席巻

ハイボールブームからウイスキーのおいしさを知った人もいれば、朝ドラから興味を持った人もたくさんいます。
サントリーのウイスキーは非常にこだわりを持って作られていることから、他のメーカーを好んで飲んでいる人であっても、一度はサントリーの有名どころを飲んでみたいと考える人は多くいます。
海外からの評価もうなぎのぼりのために品薄状態が続くサントリーのウイスキーの中にあって、響ジャパニーズハーモニーはインターネットサイトを探せばまだ定価で購入することができます。
ただ、すでにプレミア価格になっている店も存在することから、飲んでみたいけれどどうしようか迷っている人は早めの購入がおすすめです。
ノーエイジの響から始まって、サントリーのウイスキーの歴史を響の味わいの違いから辿っていくのもまた一興といったところでしょう。
そのための絶好のエントリーモデルになるのが、サントリーウイスキー響ジャパニーズハーモニーです。