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2012年のサントリー人気コレクションボトルが数量限定で発売


■九谷焼の絵付けの名匠が施した優雅なボトル

2012年に発売されたサントリーの「スペシャルボトルコレクション」シリーズの「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 吉田屋風花鳥図角瓶 2012」は、毎年人気を集める日本の美と伝統を誇る匠の技が生きたボトルを使用しているのが特徴です。
2012年度の九谷焼ボトルは「吉田屋風花鳥図角瓶（よしだやふうかちょうずかくびん）」といい、九谷上絵付けの名匠・澤田富雄が「吉田屋花鳥図甕」を参考に黄・青（緑）・紫の三彩で描き上げました。
どっしりとした角瓶に華やかな花鳥図をあしらった優雅な意匠のボトルは、大胆な絵付けと豊かな色彩を特徴とする九谷焼の魅力が存分に生きたウイスキーボトルをなっています。
そんなボトルの中に詰められているのは、世界の名立たるコンペティションで数々の受賞歴を持つ「響21年」です。
80万個を超える原酒の樽から酒齢21年以上のモルト原酒とグレーン原酒を厳選・吟味し、サントリーのブレンダーが卓越したブレンド技術を駆使してブレンドしました。
サントリー史上最高かつ世界が認める世界最高峰のプレミアムブレンデッドウイスキーとして、「響21年」は世界のウイスキーファンをとりこにしています。
日本はもちろん海外でも称賛される伝統芸術である九谷焼は、美術品としての価値も大変高いものがあります。
そんなボトルに詰められているのが「響21年」なのですから、全国限定650本で販売された際にはあっという間に完売となりました。
「スペシャルボトルコレクション」は現在どの年に発売されたボトルも全て完売しているため、入手できる機会はほぼないといってもいいでしょう。
「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 吉田屋風花鳥図角瓶 2012」はまさに匠の技を結集し、類まれな美を備えた秀逸です。

■サントリーグループの歴史

「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 吉田屋風花鳥図角瓶 2012」など、サントリーでは焼き物との共鳴を大切にしたシリーズなども数多く販売しています。
しかしサントリーといえばやはり「角瓶」やだるまの相性で知られる「オールド」が有名で、特にハイボールで一躍人気となった「角瓶」が現在のウイスキーブームの火付け役といっても過言ではありません。
サントリーは1899年2月に創業者・鳥井信治郎が創業した「鳥井商店」が歴史の始まりで、1906年に「壽屋洋酒店」に改名しました。
1921年に「株式会社壽屋」を設立し、次男である2代目社長の佐治敬三が「壽屋」を改名し、1963年に誕生したのが「サントリー株式会社」でした。
サントリーホールディングスの設立は2009年2月16日で、非上場の同族経営会社となっています。
大阪府大阪市北区堂島浜に本社及び本店を置き、ウイスキーやワインなどの洋酒のほか、ビールや清涼飲料水の製造・販売を行っている企業グループの総称ブランドが「サントリーホールディングス」です。
現在は新浪剛史が創業家以外からの代表取締役社長としてサントリーグループの歴史を守り続けています。

■創業者のブレンド技術を大切にするブレンダーたち

サントリーの創業者・鳥井信治郎の後を継いで2代目社長兼マスターブレンダーとなったのが、信治郎の次男である佐治敬三です。
佐治は信治郎から学んだブレンド技術を生かし、新しいウイスキー造りに取り組みました。
こうして誕生したのが「響」で、匠の技と称されるサントリーのブレンド技術は3代目マスターブレンダーである信治郎の孫・鳥井信吾に受け継がれていきます。
信治郎は生前「モノいわぬ原酒と会話できるようにならないと、一人前のブレンダーとはいえぬ」との言葉を遺しており、レシピのないウイスキーをブレンドすることがいかに繊細で忍耐のいる作業であるかを伝えています。
それを証明するかのようにサントリーのブレンダーたちは1日で300種類以上もの原酒をテイスティングし、樽によって異なる香りや味わいの微妙な変化を創業者から受け継いだブレンド技術を駆使したウイスキー造りを行っています。
「サントリーウイスキー 響21年 九谷焼 吉田屋風花鳥図角瓶 2012」は2001年から発売されてきた人気シリーズですが、器の美しさだけでなく中に詰められた「響21年」の品質の高さがあってこそ完成している商品です。