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■サントリー響と伝統美のコラボが実現したワケ
サントリーウイスキー響３５年 九谷焼 古九谷写し 色絵牡丹蝶図筒形瓶は35年以上熟成した腸超長期熟成原酒をブレンドした希少なウイスキーと、九谷焼の名工と伝統美がコラボレーションした限定ボトルです。
数量限定の販売で直ぐに完売してしまっており、多くの方はウイスキーもボトルも大切に保存、飾られていると推測ができ、今目にすることがあれば希少性も高いといえます。
サントリーウイスキーの響35年が、400年あまりの歴史を持つ日本の伝統陶磁器とコラボレーションしたのは偶然や思い付きではなく、まさに必然ともいえるものです。
サントリーが日本で初めてともいわれるウイスキー造りを始めたのは、大正時代の1923年のことです。
当時、ウイスキーという言葉さえ知られていなかった時代に、いったい何が始まったのか蒸留所の周辺に暮らす人々は怪訝な思いで噂をしていたといいます。
最初に生み出された「白札」はウイスキーに馴染みがなかった当時の日本人には受け入れられず、辛い時代もありましたが、それでも創業者である鳥井信治郎は日本人の繊細な味覚に合うウイスキーをつくることに情熱を注ぎ続け、1937年に「角瓶」を発売すると大好評を博し、国産ウイスキーの知名度を一気に高めることになりました。
日本にウイスキーを広めた開拓者として、その後も「オールド」「ローヤル」など次々と名酒を送りだしています。
二代目として創業時からの伝統の技と精神を受け継いだ佐治敬三は1984年にシングルモルトウイスキーの「山﨑」を、1989年にはブレンデッドウイスキーの「響」と創り出します。
響の名前には人と自然との共生といった思いが込められており、今回のコラボレーションにおける伝統美や日本文化との共鳴や大切な伝統の技を受け継ぎ、次世代に繋げ世界の人々へと伝えていくという想いが込められています。

■伝統の技と現代美の融合を目指して
九谷焼は日本の伝統陶磁器の1つとして長い歴史と伝統を持ち、世界的にもその美しさが認められています。
今回のコラボレーションでは、九谷が誇る現代の名工たちとともに響35年にまとわせる美装について探求を続けてきました。
コラボレーションが実現した2016年は日本磁器が誕生してから400年を迎える年にあたります。
こうした時代的な背景にも想いを馳せ、先人たちから脈々と受け継がれてきた伝統芸術と技術に敬意を表し、なおかつ、これからも日本の美が永遠に繁栄し続けることを願って美装を追求した結果、幸福と富貴のシンボルとされている牡丹と、長命への願いを込めて蝶を描くこととなったのです。

■九谷焼古九谷写し 色絵牡丹蝶図筒形瓶とは
サントリーウイスキー響３５年 九谷焼 古九谷写し 色絵牡丹蝶図筒形瓶では、先人の技への尊敬の念と敬意を込めて古九谷の伝統的な絵柄である古九谷色絵亀甲牡丹蝶文を模したうえで、優美かつダイナミックな大輪の牡丹を描き、その周りを飛び交う色鮮やかな蝶が描かれています。
珠玉の牡丹の花のコントラストとして、繊細かつ柔らかく翻る葉の情景も美しく、全体的に華やかでインパクトもある絵柄となっています。
九谷銀泉窯の匠が生み出す大胆な筆致が印象的であるとともに、肩周囲を埋め尽くす精緻な亀甲文や、濃艶濃厚で繊細で細やかな美しさが際立つ五彩手の描画は迫力に満ちあふれています。
絢爛豪華な九谷焼の魅力を存分に表現した優美で贅を極めたボトルに、35年以上の時を刻んで円熟味を帯びた熟成原酒を、創業以来100年近い伝統を持つブレンダーの匠の技で作り上げられた響35年のウイスキーがボトリングされた、とても貴重な1本となっています。
九谷焼のボトルは1つ1つ手作りされるので、大量生産はできません。
また、35年以上の超長期熟成原酒も量に限りがあり、とても希少で多くの数を生み出すことができません。
そのため、とても希少価値があるウイスキーであり、ボトルとともに将来のプレミアムにも期待が持たれます。