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人気漫画とのコラボ商品として知られるハイランドパーク空母いぶき356本限定品

■ハイランドパークとはどのようなブランド？

ハイランドパークはスコットランドスキャパ湾にあるオークニー諸島のメインランドの最北端にあるハイランドパーク蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。
ウイスキー評論家であるマイケル・ジャクソン氏が「全モルトウイスキーの中で、最もオールラウンダーで秀逸な食後酒」と評し、スタンダード12年には90点の採点を付けられるほどの高評価を受けているお酒です。

■ハイランドパーク蒸溜所の誕生

スコットランド北部には大小合わせて 70あまりもの島が浮かぶオークニー諸島と呼ばれる島々があります。
この中で最大の面積を誇る島がメインランドで、この島の南東部、北緯58度59分の位置にハイランドパーク蒸溜所が建てられているのです。
もともとこの場所はウイスキー密造者としても有名なマグナム・ユンソンが密造していた土地でしたが、皮肉にも1798年にデビッド・ロバートソンにより創業されます。
その後、1800年代前半にジョン・ロバートソンがオーナーとなります。
このジョン・ロバートソンは密造者・マグナス・ユンソンを捕まえた取締官でもある人物だったことは有名な話です。
この後オーナーの変遷や買収などが繰り返され、1979年には初となるオフィシャルボトルであるハイランドパーク12年をリリースしすることになり、大きな評価を受けることとなります。
ハイランドパーク蒸溜所は、現在エドリントングループが所有しており、販売はレミーコアントロー社により行われています。

■ハイランドパークの味や品質を支える5つの特徴

・フロアモルティング
ハイランドパークは、現在でも製造に使用するモルトの20％をフロアモルティングという手作業で製造しています。
フロアモルティングは、水に浸した大麦を一定時間で攪拌しながら麦芽を作るという手法です。

・オークニーのピート
またオークニー諸島では通年強い風が吹きすさぶため、高い樹木が育たないエリアでも知られており、低木のツツジ科の一種・ヘザーが堆積してピートとなります。
3つの異なる層から手作業で切り出されたピートを使用することで、モルト特有のフローラルなスモーキーさ、潮の香りと甘さの絶妙なバランスを生み出しているのです。

・クールマチュレーション
夏は15℃、冬は零下にならないような冷涼な環境なため、低温熟成に適した土地柄です。
しかも湿潤な土地であるため、熟成中に樽から揮発するエンジェルシェア（熟成中に蒸発したウイスキーがなくなる分量を指す）が本土のような乾燥した土地に比べて少なくなります。

・2種のオークのシェリーカスク
ハイランドパークではスパニッシュオークとアメリカンオークの2種類のシェリーカスクを使用しています。
このシェリーカスクは、ハイランドパークの独特のコクや重厚かつ複雑な味わいを生み出しています。

・カスクハーモナイゼーション
そしてカスクハーモナイゼーションといわれる個々の原酒を合わせた後、再度樽に戻して行う一定の調和期間を設けています。
これによって原酒同士がなじみ、一貫性とバランスを生み出しており、0℃以上の気温でも濾過が可能で、口当たりが損なわれなくなります。

■ハイランドパーク2003空母いぶき356本限定品

ハイランドパーク2003空母いぶき356本限定品は、小学館ビッグコミックにて連載中の人気漫画である「空母いぶき」（作・かわぐちかいじ）のラベルが貼られた2018年5月22日に356本限定でリリースされたボトルです。
空母いぶきの艦長・秋津竜太と艦のシルエットが印象的で作品のファンにも人気のボトルとなっています。
中身も非常に特別なウイスキーであり、ハイランドパーク蒸溜所で2003年に貯蔵され、14年もの熟成期間を経て生み出された透明感あふれる麦芽とオレンジの香りのアロマはクリアでクリーンです。
少し加水することでハイランドパークの特徴でもあるヘザーはニーの甘さと芳しいピートが口の中にふわっと薫ってきます。
アルコール度数51.2度、容量700mlです。