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百年の孤独の高価買取致します
百年の孤独のご紹介
買取参考価格 | 2000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 黒木本店 |
地方 | 宮崎県 |
地区 | 高鍋町 |
分類 | 麦焼酎 |
タイプ | 720ml/40度 |
プレミア焼酎のひとつとして有名な「百年の孤独」は、宮崎県高鍋町の酒蔵・黒木本店が造る麦焼酎の銘柄です。
蒸留後にそのまま瓶詰めして出荷される一般的な焼酎とは異なり、「かめ仕込み」で造られた原酒をホワイトオークの樽で熟成させ、熟成年数3年・4年・5年ものをブレンドしていることから、色合いや風味がウイスキーなどの洋酒に近く、香り豊かで特徴的な風合いに仕上がっています。
「皇太子御用達の焼酎」や「ウイスキーになれなかった孤独な焼酎」などの異名を持つ「百年の孤独」は、生産本数が少なく、入手困難で高価な焼酎としても知られています。
百年の孤独の歴史
■ウイスキーの製造方法に似た焼酎
焼酎、百年の孤独は、宮崎県の酒造メーカー黒木本店の大麦焼酎です。
この名前を耳にして、同名の有名な小説を思い浮かべる人は多いでしょう。
まさにこの焼酎は、その百年の孤独から由来しています。
黒木本店は歴史の古い酒造メーカーで、創業は明治18年、つまりは100年を超える老舗と言えます。
信念は酒造りは農業であるという考え方で、原材料も自分たちで育て、独自で作った有機肥料を使用し、土に根差した酒を造り続けています。
一般的な焼酎のように蒸留後すぐに瓶詰めはせず、蒸留後にウイスキー同様、ホワイトオーク樽でじっくり寝かせて熟成を行うのも独特の製造法と言えます。
原酒は3年、4年、5年ものの三種類で、それらをブレンドして百年の孤独が出来上がります。
まさにウイスキーのピュアモルトと言っても良いような製造方法です。
味わいもウイスキーのような洋酒に近い風合いがあり、色も薄い琥珀色が特徴です。
アルコール度数も40度で、一般的な焼酎の定義で言えば限界度数になっています。
■とことん好きなものを作りたかった社長
百年の孤独は、世界の蒸留酒と同じ様に飲んでもらえる焼酎がコンセプトです。
飲んだ人がウイスキーじゃないかと感じるのは、社長の狙いそのものと言っていいでしょう。
見た目も洋酒をイメージしていて、特殊なボトルで製造されたプレミアムボトルもあります。
こちらはバカラ製のクリスタルボトルで、1本50万円以上で取引される事すらあります。
ウイスキーになれなかった孤独な焼酎という異名を持つなど実にユニークな存在と言えますが、それは黒木社長の思惑通りと言えるかもしれません。
宮崎県にある黒木本店にも敷地内のいたるところにアーティスティックなオブジェが配置されていて、歴史とモダンの調和が見て取れます。
アカデミックなこのネーミングも、とことん社長の趣味が活きています。
黒木敏之社長は立教大学でトロンボーンを吹いていたこともありますし、脚本家を志したこともある人物です。
焼酎に文明に駆逐されていく運命を感じ、ノーベル文学賞に決まったガルシア・マルケスの代表作を商品名に冠しました。
長期熟成のプレミアムな焼酎に、世界的な支持を受ける小説の名前を使いたいという思いつきもすごいですが、いきなりマルケス氏に直接電話し、口説き落としたその熱意は賞賛に値します。
日本の第一次焼酎ブーム直前の1980年代に26歳で起業を辞めて酒造を継ぎ、自分の挫折から腰を据え、じっくり創り上げたのがこの焼酎です。
百年の孤独の前には山芋で焼酎を作ってヒット、その後売れなくなったため、麦焼酎を樫の樽で貯蔵することを思いつき、結果、百年の孤独が生まれたと言います。
ブームも終わり、じっくりじわじわ売って行きたかったという百年の孤独は、結果的に社長の思いを伝える丁寧な造りの逸品となりました。
人気に火がついたのは、テレビ番組で皇太子殿下のお気に入りのお酒として紹介されたことですが、すでに万人の心を掴む準備は整っていたと言えるでしょう。
■ブームに乗らない土づくりから始める堅実な酒
ここまでの大ブレイクをしたブランドでも、黒木本店は原料となる麦や芋を育てる土づくりからのこだわりをやめはしません。
正統な酒造りは農業であると言い切り、社長みずからが作業着を着て、畑で土にまみれる毎日だと言います。
社長が目指すのは、人と大地とが一体となったものづくりであり、生き方です。
それは焼酎の製造にとどまらず、廃液のリサイクルや有機農法による原料の生産などに至るまで、地域社会と自然環境に貢献する伝統的な活動です。
大地を耕し、風土を醸す、それが黒木本店の酒造りであり、伝統を守り続けるチャレンジ精神と言えるでしょう。
1998年から2007年頃まで続いた焼酎ブームで市場は3倍に膨れ上がったと言いますが、黒木本店のブレない酒はそんなブームに左右されることなく、丁寧に造られ、丁寧に売られています。
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