menu list買取商品 - イチローズモルト 羽生9年 ファイナルビンテージ・オブ・ハニュウ 2000
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イチローズモルト 羽生9年 ファイナルビンテージ・オブ・ハニュウ 2000の高価買取致します
イチローズモルト 羽生9年 ファイナルビンテージ・オブ・ハニュウ 2000のご紹介
買取参考価格 | 40000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ベンチャーウイスキー羽生蒸留所 |
地方 | 埼玉県 |
地区 | 羽生市 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 700ml/61.1度 |
「イチローズモルト ファイナルビンテージ・オブ・ハニュウ 2000」は、かつて東亜酒造が所有していた羽生蒸溜所の原酒の中から、最後の蒸留となった2000年の原酒を熟成し、2009年にボトリングした1本です。
約450リットルサイズのパンチョン樽で熟成させた貴重な原酒の中から、フルーティー傾向が強めなタイプと、モルティー感が出ているタイプ2樽をバッティングしており、独特なコンビネーションを生み出しています。
やや褐色がかったゴールドに、バニラやハチミツのような甘い香りと深みのある熟成感が感じられ、ハーブを思わせるタンニンなど樽由来のフレーバーが豊富で余韻もじんわりと長く続きます。
イチローズモルト 羽生9年 ファイナルビンテージ・オブ・ハニュウ 2000の歴史
希少性のあるイチローズモルト 羽生9年 ファイナルヴィンテージ・オブ・ハニュウ 2000
■最後の蒸溜となったイチローズモルト 羽生9年 ファイナルヴィンテージ・オブ・ハニュウ 2000
イチローズモルト 羽生9年 ファイナルヴィンテージ・オブ・ハニュウ 2000は2000年の蒸溜を最後に閉鎖された、埼玉県羽生市にあった羽生蒸溜所で最後に蒸溜された原酒を9年間熟成して、2009年にボトリングされたシングルモルトです。
2000年に蒸溜された原酒を約450リットルサイズのパンチョン樽で熟成し、その中から2樽を厳選してヴァッティングしています。
一つはフルーティーなタイプと、もう一つはモルティー感が強いタイプです。
2つの異なる性格を持つ原酒を組み合わせたことで、独特なハーモニーが生まれ、複雑ながらも個性が楽しめる1本となりました。
グラスに注ぐとやや褐色がかったゴールド色に輝き、バニラやハチミツのような甘い香りが感じられます。
ハーブやタンニンなど樽由来のフレーバーが豊かで、余韻はじんわりと長く続くのが特徴です。
■羽生蒸溜所の閉鎖について
羽生蒸溜所は埼玉県秩父市で江戸時代の1625年から続く老舗の酒蔵であった東亜酒造が、戦後に埼玉県羽生市に設立した蒸溜所です。
日本酒やビールなど多彩な酒を販売する中で、ウイスキー造りにも目を付けました。
当時としては珍しい地ウイスキーのマイクロディスティラリーです。
もっとも、ウイスキーは製品化まで長い熟成期間が必要なうえ、当時はブレンデッドウイスキーが主流の時代で、シングルモルトは世界的に見てもほとんど市場に受け入れられていない時代でした。
そのため、羽生蒸溜所のシングルモルトとして販売されることなく、貯蔵されていました。
そのような中、バブル経済がはじけ、長い不況に陥ると、東亜酒造の経営も傾いていきました。
2000年には民事再生を申請し、東亜酒造はほかの酒造会社に買収されることになったのです。
買収の条件として、採算の採れないウイスキーづくりからの撤退と羽生蒸溜所の撤去、そして400樽あまりの原酒の廃棄が求められたのでした。
その結果として、羽生蒸溜所は2000年の蒸溜を最後に閉鎖され、2004年には建物や設備も撤去されるに至りました。
■イチローズモルト 羽生9年 ファイナルヴィンテージ・オブ・ハニュウ 2000が生み出されるまで
廃棄が求められた羽生蒸溜所の原酒が2009年に製品化されたのは、なぜでしょうか。
そこには羽生蒸溜所を開設した東亜酒造の当主の孫にあたる、肥土伊知郎氏が原酒を守り抜いた努力と苦労があります。
1965年に秩父市に生まれた肥土伊知郎氏は、家業を継ぐべく東京農大の醸造科に進学し、卒業後にはジャパニーズ・ウイスキーのパイオニアでもあり、日本を代表するアルコール・飲料メーカーであるサントリーで酒販売のノウハウを学ぶなど経験を積んでいました。
そんな折に家業が傾き、サントリーを急遽退職して父親を助け、家業の再建へと取り組みます。
自ら紙パック入りの日本酒などを売り歩くという地道な努力を重ねる中で、貯蔵されていた原酒を発見するのです。
原酒を持ってバーを巡り、バーテンダーに試飲してもらったところ、個性的で面白いウイスキーだと好評価を得ることができました。
どうにか収益につなげようと奮闘していましたが、努力もむなしく、民事再生を申請する結果となってしまったのです。
もっとも、高い評価を得られた原酒をみすみす廃棄するわけにはいきません。
肥土伊知郎氏は関係先を走り回って交渉を続け、やっとのことで、福島県の笹の川酒造に原酒を預かってもらえることになりました。
2004年9月には株式会社ベンチャーウイスキーを設立、羽生蒸溜所の原酒を自らの名前を冠したイチローズモルトのブランドで販売することを決めたのです。
羽生蒸溜所のウイスキーが初めてリリースされたのは、2005年のことです。
翌2006年には羽生蒸溜所のイチローズモルト キングオブダイヤモンズが、世界的に名高いイギリスのウイスキー専門誌であるウイスキーマガジンのプレミアム・ジャパニーズウイスキー部門でゴールドメダルを受賞し、ウイスキー業界を驚かす歴史的な第一歩を踏み出すのです。
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