menu list買取商品 - イチローズチョイス 1982 シングルグレーン川崎
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イチローズチョイス 1982 シングルグレーン川崎の高価買取致します
イチローズチョイス 1982 シングルグレーン川崎のご紹介
買取参考価格 | 165400円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 川崎蒸留所/ベンチャーウィスキー秩父蒸溜所 |
分類 | グレーンウイスキー |
タイプ | 700ml/65.4度 |
2009年に年明け間もなく山梨の貯蔵庫にて発見されたウイスキーの原酒、それが幻の「シングルグレーン川崎(SINGLE GRAIN KAWASAKI)」です。
もうすでに存在しない川崎の蒸留所にてつくられたグレーンウイスキーは、山梨で貯蔵されゆっくりと熟成が進み、秩父にてボトリングされ「イチローズチョイス シングルグレーン川崎(ICHIRO’S CHOICE SINGLE GRAIN KAWASAKI )」として発売されました。
日本では稀な長期熟成されたグレーンウイスキーは、力強く奥深い味わいと香りです。
「イチローズチョイス 1982 シングルグレーン川崎(ICHIRO’S CHOICE 1982 SINGLE GRAIN KAWASAKI )」は、数量668本限定で発売された大変希少なウイスキーです。
イチローズチョイス 1982 シングルグレーン川崎の歴史
■川崎を語るに外せない数奇な歴史と奇跡の出会い
イチローズチョイスKAWASAKI(カワサキ)川崎1982は神奈川県の川崎蒸留所で1982年に蒸留されたシングルグレーン原酒が、埼玉県の秩父蒸留所を運営する肥土伊知郎(あくと・いちろう)氏の手によってボトル詰めされ、668本限りの数量限定で発売されたものです。
川崎に蒸留所があったのか、さらに川崎で蒸留された原酒がなぜ秩父でボトリングされたのか、さらに秩父に蒸留所なんてあるのかと、これだけでも多くの疑問が湧き出てくるのではないでしょうか。
実は神奈川県の川崎市にはとある酒造会社の工場があり、1958年に原酒の製造をを開始し、1966年には藤沢にあった工場から川崎工場に蒸溜器を移転し、1969年に川崎工場での蒸留がスタートします。
もっとも、その後の紆余曲折を経て、会社は1990年にメルシャンへと変更され、メルシャンは2007年にはキリンホールディングスの傘下に入っています。
この流れの中で、2003年、川崎工場の生産が終了され工場が閉鎖されてしまいます。
閉鎖時に残されていたであろう原酒はその後、何処に行ったのか、廃棄されてしまったのか分からない状態で、メルシャンの広報部なども情報を明らかにすることがありませんでした。
その原酒が実は山梨県内で貯蔵されていることが2009年に判明し、縁あって肥土伊知郎氏のもとに託されたのでした。
■時代に翻弄された原酒と家業に翻弄された男との出会い
一方の肥土伊知郎氏の人生も平坦なものではなく、川崎蒸留所のウイスキーが数奇な運命を辿ったように、会社の運命と原酒の運命を大きく左右する中で苦労を重ねています。
肥土伊知郎氏は1625年創業という歴史をもつ埼玉県にある東亜酒造・羽生蒸溜所創始者の孫にあたります。
大学卒業後は酒造りや経営ノウハウを学ぶだめにウイスキーの名門でもあるサントリーに入社しますが、実家の経営が傾いたことで実家の再建をするために会社を辞めます。
しかし、この時すでにキング酒造の傘下に収められていた東亜酒造は、事業再建にあたってはウイスキー事業からの撤退と蒸留設備の撤去、原酒の廃棄という厳しい条件が出されていたのです。
大切な原酒を守りたいと肥土伊知郎氏は東奔西走し、ようやく福島県の酒造会社で預かってもらえる約束をとりつけます。
その後、2004年に肥土伊知郎氏はウイスキーを販売するための株式会社ベンチャーウイスキーを設立し、多くの投資をして2007年に秩父蒸留所を開設するにいたります。
預かってもらっていた実家の原酒をウイスキーとして販売するために、彼が起こした大きな決断と行動だったのです。
苦労を重ねながらも、実家の原酒を守ってウイスキー造りへの想いを貫いてきた肥土伊知郎氏と、廃棄されたのではないかと思われていた川崎蒸留所の原酒を大切に守ってきた山梨の貯蔵庫の出会いというのは奇跡的なことでもあり、運命の結びつきともいえるかもしれません。
■ウイスキーの特徴
イチローズチョイスKAWASAKI(カワサキ)川崎1982は冷却ろ過を施さないノンチルフィルター製法で造られたシングルグレーンで、蒸留は1982年に川崎工場で行われ、その後、山梨県山梨市での貯蔵を経て、埼玉県秩父市の秩父蒸留所で2009年にボトリングされたものです。
リフィルシェリー樽をメインカスクとして貯蔵され、アルコール度数は65.4%と飲みごたえもあります。
川崎蒸留所ではトウモロコシとモルトを原料にしてコフィースチルで本格的なグレーンウイスキー造りが行われていた歴史があります。
蒸留所が稼動したばかりの頃はバーボン樽での熟成でしたが、後にリフィルシェリー樽も使用されるようになっています。
このリフィルシェリー樽が桃畑に囲まれた冷涼な山梨の地に移され、ゆっくりと熟成が進んでいったものと推測されています。
20年以上の長期熟成がなされた国産のグレーンウイスキーはとても希少なものです。
カスクマジックの名手と呼ばれる肥土伊知郎氏の手に渡り、日の目を見ることになったイチローズチョイスKAWASAKI(カワサキ)川崎1982は、既存のグレーンウイスキーのイメージを大きく覆す味わいで、時の経過がもたらした奥行きある味わいと力強さを楽しむことができます。
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