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醍醐味が味わえるイチローズモルト ダブルディスティラリーズ リーフラベル 700ml

■イチローズモルト ダブルディスティラリーズ リーフラベル 700mlの特徴

イチローズモルト ダブルディスティラリーズ リーフラベル 700mlはイチローズモルトを製造している株式会社ベンチャーウイスキーが保有する羽生蒸溜所の原酒と、新たに稼働させた秩父蒸溜所のモルト原酒をヴァッティングさせたブレンデッドウイスキーです。
羽生蒸溜所のモルト原酒はパンチョン樽を主体にしたシェリー樽の原酒を採用し、秩父蒸溜所のモルト原酒はジャパニーズ・ウイスキーの代名詞ともなったミズナラ樽の原酒をチョイスしています。
2つの蒸溜所のモルトをブレンドしているので、シングルモルトではありません。
ですが、いずれもイチローズモルトの生みの親である肥土伊知郎氏が大切にしてきた羽生蒸溜所のモルト原酒と、新しく蒸溜をスタートさせた秩父蒸溜所のモルト原酒を使用しています。
イチローズモルトでは羽生蒸溜所のモルト原酒をキーモルトに、国内にある小規模蒸溜所のモルト原酒を非公開でヴァッティングする商品も多いため、肥土伊知郎氏が直接携わってきた2つの蒸溜所のモルト原酒だけのダブルディスティラリーズは、イチローズモルトの醍醐味を味わえる貴重な1本ともいえます。
ミズナラ樽ならではのオリエンタルなフレーバーと、シェリー樽由来のスイートさも感じられ、複雑ながらもスッキリと飲みやすい1本です。
ラベルにはジャパニーズオークとして世界にも評価が高いミズナラの木のリーフが描かれています。

■イチローズモルトが生み出されるまで

肥土伊知郎氏は1965年に埼玉県秩父市で生まれました。
実家は祖父が秩父市で営む東亜酒造です。
家業を継ぐべく大学で醸造学を専攻し、大学卒業後には国産ウイスキーのパイオニアであるサントリーに就職して修業を積んでいます。
父親が受け継いでいた東亜酒造へと入社しますが、経営危機に伴い会社が売却されるという事態に陥ってしまうのです。
東亜酒造では羽生蒸溜所でウイスキー造りにも取り組んでいましたが、売却先の会社ではウイスキーを取り扱わないとの決定が下されます。
時の経過とともに熟成されていき、すぐには生み出すことができないウイスキーの原酒を守るべく、肥土伊知郎氏は全国各地の酒蔵に相談し、羽生蒸溜所のウイスキー原酒を福島県にある笹の川酒造で貯蔵してもらうことができました。
イチローズモルト ダブルディスティラリーズ リーフラベル 700mlには、肥土伊知郎氏によって守り抜かれた今はなき羽生蒸溜所の希少な原酒と肥土伊知郎氏の努力によって新たに稼働した秩父蒸溜所のこだわりの原酒が詰まった、肥土伊知郎氏こだわりのイチローズモルトなのです。

■輝かしい受賞歴

肥土伊知郎は会社が売却された後も東亜酒造のウイスキー造りの伝統や祖父の代から情熱を守るべく、2004年に埼玉県秩父市で株式会社ベンチャーウイスキーを設立しました。
しばらくの間は笹の川酒造に通い、羽生蒸溜所の原酒を管理するとともに、2005年に守り抜いた原酒を用いて初のイチローズモルトをリリースしました。
驚くことに翌年の2006年には羽生蒸溜所のイチローズモルト・キングオブダイヤモンズが、イギリスのウイスキー専門誌ウイスキーマガジンでプレミアム・ジャパニーズウイスキー部門ゴールドメダル(最高得点)を受賞する栄誉を得ます。
この間も肥土伊知郎氏はスコットランドに訪れてウイスキーづくりを学びつつ、秩父蒸溜所を開設する準備を進めてきました。
2007年に秩父蒸溜所が完成し、2008年2月からウイスキーづくりがスタートしました。
イチローズモルトは2007年から5年連続でワールドウイスキーアワード(WWA)における、ジャパニーズ部門で世界最優秀賞を受賞するなど、発売以来、驚きの躍進を遂げています。
世界のウイスキーファンから注目を集め、一気に知名度を上げ、世界中に愛好者が増えました。
2012年には秩父蒸溜所のシングルモルトウイスキーがアメリカのウイスキー・アドボケート・アワードにて、ジャパニーズウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。