menu list買取商品 - イチローズモルト シングルカスク 2000
スピード査定はこちら「今すぐ価格が知りたい」
0120-962-166
(電話受付時間 10:00〜19:00 木曜日定休)
- 買取商品検索
イチローズモルト シングルカスク 2000の高価買取致します
イチローズモルト シングルカスク 2000のご紹介
買取参考価格 | 70000円前後
生産国 | 日本 |
---|---|
生産者名 | ベンチャーウイスキー羽生蒸留所 |
地方 | 埼玉県 |
地区 | 羽生市 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 720ml/60度 |
羽生蒸留所で2000年に蒸留された原酒を、2005年に516本限定でボトリングした貴重な「イチローズモルト シングルカスク 2000(ICHIRO’S MALT SINGLE CASK 2000)」です。
ずんぐりした形状が特徴的なパンチョン樽で熟成したこちらのシングルモルトウイスキーは、アメリカンオークに由来するハーブなどの香味やジャムのような円熟したフルーティーな味わいが感じられます。
サイズが大きいパンチョン樽を使ってゆっくりじっくりと熟成されたことで、ウッディな香りが抑えられたすっきりとした飲み口のモルトウイスキーに仕上がっています。
イチローズモルト シングルカスク 2000の歴史
希少でマニア垂涎もののイチローズモルト シングルカスク 2000
■希少性の高いイチローズモルト シングルカスク 2000
イチローズモルト シングルカスク 2000は2000年に閉鎖されてしまった埼玉県にあった羽生蒸溜所で、最後の年となる2000年に蒸溜された原酒を、イチローズモルトが初めてリリースされた記念すべき2005年にボトリングしたものです。
わずか516本限定と本数もさることながら、蒸溜所最後の年の原酒を使ったこと、閉鎖された羽生蒸溜所の原酒を守り抜いたイチローズモルト最初の年にリリースされたことも、まさに希少性を高める貴重な1本といえます。
ずんぐりした形状のアメリカンオークのパンチョン樽で5年かけて熟成されており、アメリカンオーク特有のハーブのような爽やかな香りと、ジャムのような円熟したフルーティーな味わいを楽しむことができます。
サイズが大きなパンチョン樽を用いて、ゆったりと熟成されたために、ウッディーな香りは抑えられており、スッキリとした飲み口に仕上がりました。
■イチローズモルトが生み出されるまでの歴史
イチローズモルトは肥土伊知郎氏が設立した埼玉県秩父市にある株式会社ベンチャーウイスキーが販売している地ウイスキーです。
株式会社の設立は2004年、最初のイチローズモルトのリリースは2005年ですが、そこに至るには紆余曲折の歴史がありました。
肥土伊知郎氏の実家は江戸時代から続く酒蔵でした。
1941年に秩父鉄道が開通したことをきっかけに、埼玉県羽生市へと進出し、1946年にウイスキー販売免許を取得して羽生蒸溜所を設立、ウイスキー造りを始めたのです。
1965年生まれの肥土伊知郎氏は東京農業大学で醸造学を学び、卒業後はジャパニーズ・ウイスキーのパイオニアでもある酒造メーカーのサントリーに就職して経験を積んでいました。
そんなときに実家である東亜酒造の経営が傾き、社長を務めていた父親を助けて再建すべく、サントリーをやめて家業へと入ります。
ですが、再建は厳しく、2000年に民事再生法を申請するとともに、酒造メーカーに会社を売却することになったのです。
もっとも、売却先の酒造メーカーは日本酒やビール部門は買い取っても、管理の手間や販売までに時間のかかるウイスキー部門は買い取らないという方針を示します。
買取の条件としてウイスキーづくりからの撤退と羽生蒸溜所の撤去、20年あまりにわたって守り続けてきた400樽のウイスキーの原酒の廃棄を突きつけたのです。
手間や時間がかかるからこそ大切な原酒を廃棄するわけにはいかないと考えた肥土伊知郎氏は、原酒を預かってくれる酒造会社を探し歩きました。
ようやくのことで、福島県の笹の川酒造が預かってくれることになったのです。
■イチローズモルトの誕生
廃棄処分を免れた大切な羽生蒸溜所の原酒を、ウイスキーとして日の目に出したいと考えた肥土伊知郎氏は、2004年9月にウイスキーを販売するための会社として、株式会社ベンチャーウイスキーを創設しました。
もっとも、ウイスキーの販売免許はまだ取得できていません。
そこで、ウイスキーのブランド名は自身の名前からイチローズモルトとして名付け、製造・販売は笹の川酒造として、2005年に初となるワイン樽で熟成させたイチローズモルト ヴィンテージシングルモルト600本をリリースしました。
自らボトルを持ってバーを周り、2年間かけて2,000軒以上のバーを巡って、株式会社ベンチャーウイスキーの名前と、羽生蒸溜所のシングルモルトのおいしさを広めて回ったのです。
一方、2006年には驚くべきことが起こります。
羽生蒸溜所のイチローズモルト・キングオブダイヤモンズが、世界的なウイスキーの評価機関としても有名なイギリスのウイスキー専門誌であるウイスキーマガジンのプレミアム・ジャパニーズウイスキー部門で最高得点に輝き、ゴールドメダルを受賞したのです。
これまでまったく無名であった羽生蒸溜所、そして、立ち上げたばかりのイチローズモルトが快挙を成し遂げた瞬間でした。
- 買取商品検索