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ダイヤモンドのカードのデザインが目を引くイチローズモルトカードシリーズの一本

■イチローズモルト・カートリッジに新たな切り札（カード）が登場

「イチローズモルト カード シックス・オブ・ダイヤモンズ」は羽生蒸溜所で蒸溜したシングルモルトを2000年にホグスヘッド樽で貯蔵し、バーボン樽でフィニッシュして2007年にボトリングしたウイスキーです。
樽出しウイスキーの本来の味わいが楽しめるよう、加水を一切行わないカスクストレングスと冷却濾過なしのノンチルフィルター仕上げとなっています。
またウイスキーの仕上げにカラメルなどで着色をしないノンカラーの無着色でもあり、まさにこれこそ真のウイスキーと思わず唸ってしまうほどの味わいです。
「イチローズモルト カード（Ichiro s Malt CARD）」シリーズは、ボトルラベルのデザインにトランプの絵柄を採用しているのが特徴です。
イチローズモルトのカードシリーズはカードの絵柄が異なるだけでなく、カードによってそれぞれのウイスキーの風味が異なっている点が大きな特徴です。
イチローズモルト・カードシリーズは全54種のラインナップとなっており、2色のジョーカーまで揃っています。
しかも54種類が1セットで揃っていることは非常に稀で、全54種が揃ったイチローズモルトカードシリーズは世界でもたったの4つしかないことがわかっています。
そのうちの一つは香港のオークションで1億円もの高値で落札されたほどで、世界中にイチローズモルトカードシリーズをコレクションしているコレクターが存在していることを示しました。
「イチローズモルト カード シックス・オブ・ダイヤモンズ」もほかの銘柄と同様にコレクター垂涎の的で、イチローズモルトの新たな切り札にふさわしい逸品です。

■羽生蒸溜所のモルトが生きた熟成感のあるウイスキー

「イチローズモルト カード シックス・オブ・ダイヤモンズ」はファーストカスクにホグスヘッドを、セカンドカスクには有名なバーボンの空き樽のフレッシュバーボンバレルをフィニッシュに使用しています。
イチローズモルトのカードシリーズはファーストバレルにホグスヘッドを使う点では共通していますが、セカンドバレルがカードシリーズによって異なるのが大きな特徴です。
「イチローズモルト カード シックス・オブ・ダイヤモンズ」はフレッシュバーボンバレルですが、オロロソシェリーカスクなどがフィニッシュバレルに使われている商品もあります。
イチローズモルト・カードシリーズが人気を集めているのは、ボトルごとに違った味わいが楽しめるからといっても良いでしょう。
飲み比べをしてみるとさらにその違いが明白となるため、ほかのシリーズ商品も味わってみたいと感じても不思議はありません。
羽生蒸溜所で造られたカスクナンバー9410の「イチローズモルト カード シックス・オブ・ダイヤモンズ」は、700mlの容量で277本の数がボトリングされました。
イチローズモルトはどれも少量生産品であることで有名ですが、「イチローズモルト カード シックス・オブ・ダイヤモンズ」の277本も非常に少量となっていることだけは確かです。
フルーティさとスパイシーさのバランスが絶妙で、フレッシュバーボンバレルが生み出したマイルドな熟成感が堪能できます。

■カスクの使い分けがイチローズモルトの個性を生み出す

「イチローズモルト カード シックス・オブ・ダイヤモンズ」をはじめとしたカードシリーズなど、多くの少量生産品を輩出しているのが埼玉県秩父市にある株式会社ベンチャーウイスキーです。
カードシリーズはセカンドバレルにバーボンウッドやミズナラカスク、新樽のアメリカンオークを使い分けることで、それぞれのウイスキーに個性を持たせています。
その違いがカードシリーズの魅力でもあり、全種類を飲み終えることができればかなりのウイスキー通になっているに違いありません。
流通している数が少ないために現実にはなかなか難しいことではありますが、イチローズモルトファンにとってはぜひとも叶えたい夢でしょう。