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新樽の白木の香りが芳しいイチローズモルトカードシリーズのスリー・オブ・クラブス

■カードシリーズの中でも希少価値の高い一本

「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」は2000年に蒸溜され、2009年に592本限定でボトリングされたウイスキーです。
数が少ないこともあって今では市場の流通から姿を消し、入手困難な希少価値の高い一本となっています。
インターネットのショッピングサイトでは750,000円前後の価格で販売されているほどのプレミア価格商品ですが、それでも市場に出るなりすぐに売り切れてしまうくらいの大変な人気です。
当然ながら買取価格も上昇しており、今後生産されることがない終売品でもあるため、さらなる高額価格での買取対象となることは間違いありません。
「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」は1stカスクにホグスヘッドを、2ndと3rdカスクにはアメリカンホワイトオークパンチョンで2回のフィニッシュを行っているのが特徴です。
イチローズモルトのカードシリーズは1stにホグスヘッド、2ndにさまざまな種類の異なるカスクを使用していることは有名ですが、「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」のように2回にわたって新樽のダブルニューウッドを使っているものは少なくなっています。
「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」はフィニッシュまでに合計で3種類の樽を使って熟成していることになり、新樽ならではの白木を思わせる清々しさが凝縮されているのが魅力です。
新樽が醸し出すバニラ系のスイートさとウッディーさに、スパイシーさアクセントとなっています。
加水を行わないカスクストレングスと冷却濾過なしのノンチルフィルター、ノンカラー（無着色）で仕上げられており、樽出しウイスキーの本来の味わいが堪能できる逸品です。

■美味しくいただくのにおすすめの飲み方

「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」はカードシリーズの中でもアルコール度数が比較的高めの61.1度となっており、ウイスキー好きの方やお酒に強い方にはぜひともストレートでその美味しさを味わっていただきたい商品です。
最初の一口はドライな印象がする「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」ですが、味わうごとにだんだんと甘みを増していくのが特徴です。
まるでビターチョコレートを食べたときにゆっくりと甘さが広がっていくような感じで、コクのある深い味わいがたまりません。
ウイスキーに馴染みがないという方やウイスキー初心者の方なら、水割りやハイボールでの飲み方をおすすめします。
アルコール度数が高くても水割りやハイボールならウイスキーの量を調整することができますし、加水をし、ソーダで割っても「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」の風味が損なわれることはありません。
さらに口当たりを良くしたいという場合は、炭酸水ではなくジンジャーエールで割るのもおすすめで、女性にもきっと楽しんでもらえることでしょう。
ウイスキー愛飲家はもちろん、ウイスキーをあまり飲んだことがないという人にも、「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」ならウイスキーの美味しさを存分に楽しんでいただけます。

■イチローズモルト・カードシリーズが高価格の理由

「イチローズモルト カード スリー・オブ・クラブス」以外にも、イチローズモルトカードシリーズには高価格となっている商品が多数あります。
なぜイチローズモルトのカードシリーズがこんなに高価格なのかといいますと、まず終売品となってしまっていることが挙げられます。
全部で54種類揃うラインナップは、どれもラベルデザインが異なるうえに味わいが違うことも高値となる理由です。
また今はなき羽生蒸溜所で蒸溜・貯蔵されたモルト原酒を使用していることも大きな要因といえるでしょう。
そのほかにも世界中にいるコレクターがカードシリーズの全種類をコレクションしようとしているため、ただでさえ生産本数が少ないことがプレミア価格になることに拍車をかけている状態です。