menu list買取商品 - イチローズモルト ヴィンテージ シングルモルト 1988
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イチローズモルト ヴィンテージ シングルモルト 1988の高価買取致します
イチローズモルト ヴィンテージ シングルモルト 1988のご紹介
買取参考価格 | 68600円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | ベンチャーウイスキー羽生蒸留所 |
地方 | 埼玉県 |
地区 | 羽生市 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 720ml/56度 |
「イチローズモルト ヴィンテージ シングルモルト 1988」は、羽生蒸留所のモルトウィスキーだけを使用したシングルモルトウイスキーです。
イチゴやハチミツのような濃密な甘みと上品な木の香りが独特の風合いとなって口の中に広がり、ドライながらも上品で心地よい辛口な美味しさが絶妙です。
長い間熟成して培った深みが奥深い味わいとなってイチローズモルトファンをさらに魅了します。
大手のオークションサイトでも滅多に流通することがない貴重な1本です。
イチローズモルト ヴィンテージ シングルモルト 1988の歴史
江戸時代から続く酒蔵から起業した創業者とは
■江戸時代から続く老舗酒蔵
2004年、ウイスキー業界に新たな歴史を刻むこととなる人物が興したのが、株式会社ベンチャーウイスキーです。
創業者は肥土伊知郎で、実家は江戸時代、将軍徳川家光の頃に酒造りを始めた造り酒屋の東亜酒造で、1625年創業と言いますから、実に394年も前という、老舗中の老舗です。
祖父が家業を継いでいた1946年にはウイスキー販売免許を取得し、羽生蒸留所を作ります。
日本酒だけでなくウイスキーも手掛ける東亜酒造は、秩父の地では有名な存在でした。
そんな代々酒造りをしてきた家に生まれた伊知郎が、大学で醸造学を専攻したのもいたって当然のことだったでしょう。
卒業する時には父が経営を引き継いでいたこともあり、伊知郎はサントリーに入社します。
夢は、山崎蒸留所で技術者となることでした。
■夢破れて東亜酒造に入社
サントリー山崎蒸留所では、大学の修士課程修了者しか技術者にしないという決まりがありました。
サントリーでは技術者になれないとわかった伊知郎は実家に戻り、東亜酒造に入社します。
けれど、その経営状態はまさに倒産寸前だったのです。
伊知郎は生産現場を指揮して回る傍ら、量販店にも紙の酒パックを持ち込んでなんとか売り上げを回復させようと試みますが、もはや手遅れでした。
関西の酒造会社が買い取ることになり、2000年、民事再生法を申請することになったのです。
サントリーで夢破れ、実家の東亜酒造に入社した伊知郎を待っていたのは、まさに追い打ちをかけるつらい現実でした。
■守り抜くべきもの
売却が決まった時、買取先から突きつけられた条件が羽生蒸留所で保管する原酒すべての処分でした。
伊知郎は原酒の処分は我が子を捨てるようなものだとして、必死に受け入れ先を探し回ります。
手を差し伸べてくれたのは、ニッカウヰスキーに次いで東北でウイスキー造りを始めた福島の笹の川酒造でした。
余談ですが、この時伊知郎はサントリーにも頼みに行っていますが、断られています。
とにかく祖父が大事にしてきた原酒を守り抜いた伊知郎は、笹の川酒造に通って技術指導を行い、笹の川酒造からイチローズ・モルトを販売します。
2005年のことで、祖父が造り上げた原酒は孫によって世に送り出され、瞬く間に大評判となったわけです。
笹の川酒造から販売されたのは、2004年の時点で株式会社ベンチャーウイスキーという会社はできあがっていたものの、最初はウイスキー販売会社だったからです。
そのため、作った場所は笹の川酒造であったことから、笹の川酒造が最初のイチローズ・モルトの販売会社となりました。
■2007年からは秩父蒸留所にて製造販売
2007年、伊知郎は秩父の地に祖父以来となる秩父蒸留所を立ち上げます。
その費用は総額2億円という巨額なものですが、あくまでも祖父が目指したモルトウイスキー造りにこだわり、モルトウイスキー造りに欠かせないポットスチルと呼ばれる単式蒸留機をスコットランドからわざわざ取り寄せたのですから、これだけのお金がかかったのも当然かもしれません。
サントリーで夢破れ、東亜酒造で絶望の淵に立たされても守り抜いた祖父の原酒からイチローズ・モルトを造り出し、世界中から注目されるウイスキー技術者となった孫を、祖父は天国で誇らしく思っていることでしょう。
■守り抜いたモルト原酒で作ったシングルモルト
イチローズモルト ヴィンテージ シングルモルト 1988は、祖父が作った羽生蒸留所で熟成したモルト原酒を、孫の肥土伊知郎が必死になって守り抜いた結果、生まれた、貴重なヴィンテージもののシングルモルトウイスキーです。
その味わいはいちごやはちみつ、さらにべっこう飴といった、日本人の舌になじむ濃密な甘みに上品な木の香りが加わり、口の中で広がってえも言われぬ美味しさを醸し出します。
それでいて甘ったるくなく、ドライな味わいと心地良い辛口で、一言で言えば好ましい甘さに仕上がっているのが特徴です。
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