menu list買取商品 - 伊佐焼酎 伊佐美 1800ml
スピード査定はこちら「今すぐ価格が知りたい」
0120-962-166
(電話受付時間 10:00〜19:00 木曜日定休)
- 買取商品検索
伊佐焼酎 伊佐美 1800mlの高価買取致します
伊佐焼酎 伊佐美 1800mlのご紹介
買取参考価格 | 500円前後
生産国 | 日本 |
---|---|
生産者名 | 甲斐商店 |
地方 | 鹿児島県 |
地区 | 伊佐市 |
分類 | 芋焼酎 |
タイプ | 1800ml/25度 |
米焼酎の故郷、熊本県球磨地方に隣接した伊佐地方に蔵を構える明治32年創業の甲斐商店で造られた芋焼酎「伊佐美」の1800mlの一升瓶です。
鹿児島の焼酎は「薩摩焼酎」と呼ばれますが、焼酎発祥の地「伊佐市」造られた焼酎は、「伊佐焼酎」と呼ばれており、地元の方はもとより全国でも高い人気を誇っています。
冷涼な気候風土を持つ土地柄で生まれた「伊佐美」の味わいは、王道の芋焼酎らしい風味で滑らかさが特徴的でありながらも、黒麹仕込みが骨太さを引き立てているプレミア芋焼酎の草分け的存在です。
歴史深い焼酎の里を感じさせてくれるレトロなラベルからもイメージできる通り、洗練されすぎない素朴さが懐かしさを醸し出します。
伊佐焼酎 伊佐美 1800mlの歴史
■芋焼酎でも薩摩焼酎でもない伊佐焼酎
伊佐美は鹿児島県伊佐市大口にある甲斐商店が手掛ける焼酎です。
米焼酎の故郷である熊本県球磨地方に隣接する立地で、伊佐地方と古くから呼ばれている土地ですが、鹿児島でありながら比較的冷涼な気候なのが特徴の風土でしょう。
甲斐商店は伊佐美ブランド一本を手掛ける生粋の焼酎酒蔵で、創業は明治32年と古い歴史を持ちます。
現在では伊佐美は幻の焼酎として有名ですが、まさに幻の酒ブームの元祖と言える存在です。
当時焼酎は白麹で造るのが当たり前だった時代に、こだわりの黒麹仕込みで焼酎を造り続けていた頑固な蔵元でした。
原料としたのは厳選された新鮮な黄金千貫(コガネセンガン)というサツマイモで、麹は麹蓋による手造りとなっています。
黒麴を使うこと、一次仕込みは甕で行うことが、創業時から一貫している製法です。
ホーロータンクを使わず甕で仕込むのは珍しい製法で、仕込まれるのは原料の黄金千貫が収穫される9月から3月の間のみと決まっています。
手間暇をかけて丁寧に造られる伊佐美は、サツマイモの甘みとコクがしっかりと溶け込んでいながらも、さわやかな余韻が印象的な焼酎です。
独特の味わいは芋焼酎が苦手な人でも飲みやすいと評判です。
■一蔵一銘柄の蔵元
前述の通り、伊佐美はプレミアム芋焼酎の元祖とも言える存在です。
今でこそ流通量の少ない焼酎は手に入りにくく幻と呼ばれますが、伊佐美はすでに25年前に幻と呼ばれた焼酎です。
それ以前から熱狂的なファンがいましたが、その熱は収まるばかりか年代を重ねるごとに拡がる一方ですから、この焼酎がどれほど深く愛されているかが窺い知れるでしょう。
時代に流されず、周りに迎合することなく黒麹仕込みを早くから貫いていたことが、これだけの長い歴史を紡ぐことにつながりました。
そもそも伊佐は焼酎の歴史が非常に深い土地です。
鹿児島県北部の大口市や菱刈町は、伊佐の恵まれた天然環境のもと、古くから本格焼酎が生産されてきた歴史があります。
それを裏付けたのが、大口市にある郡山八幡神社です。
この神社は1193年、建久4年に建造されたことが分かっていますが、その歴史は京都の金閣寺より古く、建築手法にも室町時代や桃山時代の形式と琉球建築のニュアンスも見られると言われています。
もちろん国の重要文化財に指定されているのですが、昭和29年の復元修補時に、非常に面白いものが発見されたことでさらに有名になりました。
それは本殿の北東の柱貫の先端に塗り込められていた、木片の裏書きです。
そこに書かれていたのは、神社の建設に関わった当時の宮大工の愚痴でした。
座主(施工主)が大変なケチで一度も焼酎をくれない、なんとも迷惑な事だといった落書きがしっかり残っていたのです。
実はこれが日本で焼酎という文字の初見でした。
400数十年前の室町時代、伊佐には焼酎がすでに普及していて、しかも庶民が飲んでいたということが分かったわけです。
当時飲めなかった宮大工は気の毒ですが、愚痴のお陰で伊佐の焼酎の歴史の深さが裏付けられたことになります。
落書きにあった日付は永禄2年8月11日ですから、1559年、なんと織田信長が桶狭間の戦で今川義元に勝利する前の年にあたります。
南九州では今も、花見や祝事、神事の席で振る舞われるのは日本酒ではなく焼酎です。
この地で焼酎が人と人とをつなぐ役割を果たしてきたことは、400年以上も前の宮大工たちの嘆きからもしっかり伝わって来ます。
■歴史と郷土愛が溢れる伊佐焼酎 伊佐美
伊佐焼酎 伊佐美の1800ml、一升瓶のラベルには、こうした土地の深い歴史と郷土愛が感じられる、昔懐かしいデザインが今も描かれています。
洗練された現代の焼酎とは言えないかもしれません。
でも素朴で懐かしい味わいは、もはや伊佐美でしか得られない貴重な宝と言えます。
伊佐の郡山八幡神社のすぐ裏手には焼酎資料館もあり、ここで昔ながらの製造工程や焼酎文化を学びながら、試飲コーナーで伊佐美など焼酎の飲み比べを楽しむこともできます。
例の嘆きの落書きの複製も置いてありますから、400年以上も前の愚痴を横目に見ながら味わってみるのも楽しい経験です。
- 買取商品検索