menu list買取商品 - 磯自慢 純米大吟醸 スプリングブリーズ 42
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磯自慢 純米大吟醸 スプリングブリーズ 42の高価買取致します
磯自慢 純米大吟醸 スプリングブリーズ 42のご紹介
買取参考価格 | 1000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 磯自慢酒造 |
地方 | 静岡県 |
地区 | 焼津市 |
分類 | 純米大吟醸 |
タイプ | 720ml/16度 |
酒米産地である特A地区東条秋津に隣接する、少分谷(しょうぶだに)産の特上山田錦を42%まで磨き上げ、自家保存の新酵母を使用し造られた日本酒です。
「磯自慢 純米吟醸 大井川の恵み 薆瞬(かおるとき)」や「磯自慢 吟醸」、「磯自慢 純米吟醸」に引き続き発売された品です。
香り立ちは、華やかなマスカットで徐々にバナナへと変化します。
強すぎず弱すぎない優しい甘味と春風のような爽やかな味わいが感じられます。
毎年、春のみで販売されている限定商品です。
※買取相場は、市場の相場状況や買取方法などによって上下変動いたしますので、予めご了承ください。
磯自慢 純米大吟醸 スプリングブリーズ 42の歴史
特A地区の酒米だけでしか造れないわけではないのが磯自慢の魅力
■地酒酒蔵を見舞った明暗を分ける出来事
1830年、天保元年に創業した静岡県焼津市でただ一つの酒造会社である磯自慢酒造株式会社は、189年という長い年月にわたって酒造りを行ってきたことから、小規模ながら老舗の造り酒屋としての風格を持ち合わせています。
とはいえこれだけ長い歴史があれば、その間に紆余曲折があるのも当然のことで、磯自慢酒造株式会社をはじめとする地域で酒を造っていたいわゆる地酒の酒蔵は、酒造りにおいて絶頂期と最悪期の両方に見舞われました。
大手酒造メーカーでさえ、造っても造っても供給が追い付かないほどに日本酒が売れたのは高度経済成長期のときで、1954年~1973年(昭和29年~昭和48年)の19年間にあたります。
19年の長きにわたって、日本酒が飛ぶように売れたのですから、大手と言えども生産が追い付かないのも無理はありません。
かくなるうえはと、地方の酒蔵に頼んで酒を造ってもらい、桶ごと買い取る桶買いというシステムを考案し、実施します。
とにかく酒であれば品質が少しくらい悪くても買い取ったことから、桶買いは地酒を造る小さな酒蔵にとって、またとない恩恵をもたらしました。
これがいわゆる絶頂期です。
■絶頂期の後に待っていた危機を乗り越えた磯自慢酒造株式会社
日本酒の醸造量は1974年にピークを記録しますが、大手酒造メーカーが造った酒の中身の多くが地酒だったことがわかった今、なんとも複雑な気がします。
さらに、その後は急速に日本酒市場は縮小し、代わって洋酒が台頭してきたのです。
そのおしゃれさから洋酒人気が高まりを見せる一方、日本酒は格好悪い酒として売れなくなります。
当然桶買いもなくなり、地酒の酒蔵は次々と廃業に追い込まれていったのです。
絶頂期の後に待っていたのは、まさに存亡の危機でした。
磯自慢酒造も桶買いによる恩恵を受けていたものの、昭和50年に入ってすぐに日本酒が売れなくなってきたのに気づき、いち早く方針転換に乗り出します。
桶買い向けに造っていた品質の劣る酒ではなく、いい酒、高品質の酒造りを目指したのです。
いい酒を造ることに決めたとはいえ、そう簡単にできることではなく、その苦労は並大抵ではありませんでした。
それでも磯自慢酒造が存続できたのは腕のよい杜氏の存在と、経営者の決断と粘り強い行動力、そしてこれまでになかった日本酒造りへの取り組みが功を奏したからといえます。
■特A地区隣接でも特上酒米が収穫される点に着目
磯自慢酒造はいい酒を造る酒蔵へと戻すため、最高級品質の酒米である山田錦にこだわりました。
最高級の酒米との評価を持つ特A地区の東条地区に寺岡社長自らが足を運び、頼んで回ること6年、ついに山田錦を提供してくれる農家と提携を結んだのです。
そんな磯自慢酒造がさらに酒米の仕入れ先に限定したのが、東条地区秋津の西戸、常田、古家の3つの田んぼです。
ここに限定して山田錦を仕入れることにした2010年の試みは、磯自慢の酒の味を常に同じものにしただけでなく、生産農家を守ることにもなった画期的な取り組みとなりました。
これらの3つの地域で造られた日本酒は、磯自慢のテロワールと呼ばれることからもわかるように、フランスワインの等級比較を用いた斬新な手法によって造られているともいえます。
その斬新さは、美しいブルーボトルにも表れているでしょう。
この磯自慢のブルーボトルラインナップの一つに、磯自慢 純米大吟醸 スプリングブリーズ 42があります。
西戸、常田、古家のいずれでもない特A地区東条秋津に隣接した、少分谷(しょうぶだに)で作られた特上山田錦を42%まで磨きあげ、磯自慢酒造が自家保存している新酵母を使用して造られました。
香りがとてもよいのが特徴で、華やかなマスカットから徐々にバナナへと変化します。
強すぎず、かといって弱くもない優しい甘味と春風のような爽やかな味わいは、磯自慢が得意とするフルーティーな仕上がりになっているのが特徴で、毎年、春限定で販売されることからスプリングブリーズの名が付けられている磯自慢の逸品です。
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