menu list買取商品 - 磯自慢 中取り大吟醸純米 多田信男
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磯自慢 中取り大吟醸純米 多田信男の高価買取致します
磯自慢 中取り大吟醸純米 多田信男のご紹介
買取参考価格 | 10000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 磯自慢酒造 |
地方 | 静岡県 |
地区 | 焼津市 |
分類 | 純米大吟醸 |
タイプ | 1800ml/16度 |
好適米特A地区東条産山田錦を使い、高度に精白した純米大吟醸です。
南アルプスを源泉とした大井川伏流水を用いて、低温で醗酵させています。
杜氏が選んだタンクを搾り、中取りのみを抄い上げボトリングしています。
「はせがわ酒店」のPB(プライベート・ブランド)商品です。
控えめな吟醸香と、水のようにサラッと入ってしまうほどのスッキリとした味わいが特徴的な日本酒です。
※720mlは買取価格が異なります。
磯自慢 中取り大吟醸純米 多田信男の歴史
焼津唯一の酒蔵自慢の酒
■焼津でただ1つの酒蔵
静岡県焼津市で天保元年(1830年)に創業したのが、磯自慢酒造株式会社です。
天保元年は幕末へと向かう江戸時代後期の頃で、この頃は大地主が酒蔵を営むのが当たり前のことでした。
磯自慢酒造も焼津の地において大地主であり、庄屋でもあったと考えられています。
いかんせん189年前のことであり、確かな記録が残されていないことから推測の域を出ませんが、今現在も焼津の地には磯自慢酒造しか酒蔵がないことを考えると、かなりの大地主だったと言えるでしょう。
庄屋を兼ねていたとなると、1年のうちのほとんどは農作業を中心にし、農作業ができない時期に酒造りをしていたと考えられます。
当時は現在のように瓶詰めして全国各地へ流通させたわけではなく、地元の人たちが入れ物を持って買いに来るスタイルでしたので、農閑期に造る酒だけで十分商売が成り立っていたのは、どこの酒蔵にも共通して言えることです。
そんな酒造りが大きく変わったのは戦後のことで、磯自慢酒造においても大変革を迎えたことでしょう。
■酒造りの変換
戦後の焼け野原からの復興、そして高度経済成長期へと移行するにつれて、大手メーカーでも酒の製造が追い付かなくなるという事態が生じます。
そこで、大手メーカーが考えたのが、地方で地酒を造っている酒蔵から、桶買いとして地酒を桶ごと買い取るシステムです。
その酒を自社の酒とブレンドして自社ブランドの酒として販売したのです。
この方法は、両者にメリットがありました。
大手メーカーは供給不足の酒の量を桶買いによって一気に増やすことができますし、地方の酒蔵は造った分だけ桶で丸ごと買い取ってくれるので、造った酒が余ることがなかったからです。
ただし、デメリットも生まれ、とりあえず酒を造れば、後は大手メーカーがそれなりの味になるようにブレンドして自社ブランドとして発売するのだから、品質のよさは二の次だとして、安価な酒を造って売ることに重きを置く酒蔵が増えてしまったのです。
■磯自慢酒造の取り組み
その後、昭和の終わり頃に始まったバブル景気により、お酒の多様化が進みます。
洋酒に人気が集まって日本酒が売れなくなり、多くの酒蔵が廃業に追い込まれることになりました。
日本酒が時代遅れの酒として敬遠される中、磯自慢酒造はこれまでの歴史を守るため、自社の酒をより高品質なものにしなければ生き残れないという危機感をいち早く抱きます。
現在、磯自慢酒造を率いる寺岡社長によるこの考えは、まさに先見の明があったと言えるでしょう。
当時社長を務めていた父親を説得し、志太杜氏の一人だった横山福司氏にも状況を説明しました。
杜氏の横山氏は大変苦労して現在の磯自慢酒造の高品質となる基礎を造り上げたと言いますから、一番の功労者と言えるでしょう。
酒蔵が次々と姿を消す中、地方の酒蔵は原点に立ち返り、いい酒を造ろうと奮闘したところだけが残ったというわけです。
■数多くのラインナップとプライベートブランドという特殊さ
磯自慢酒造のブランドは、文字通り磯自慢のみです。
ただし、その種類は非常に多く、酒米や吟醸方法の違いなどによってさまざまな磯自慢を世に送り出しています。
中でも特殊なのが、酒店だけのプライベートブランド商品があることです。
磯自慢 中取り大吟醸純米 多田信男は、酒造りの好適米とされる特A地区東条産山田錦を使い、高度に精白した純米大吟醸ですが、はせがわ酒店のみで販売されているプライベートブランド商品なのが特徴です。
はせがわ酒店は全国各地の酒蔵を訪ね歩き、心揺さぶられる美酒を探し求め、美味しい酒を吟味して選び抜き、買い入れるというこだわりの仕入れ方法を採っています。
日本中にある知られざる美酒を世界に広めたいという思いから、こうした手間暇をかけているわけですが、その姿勢に磯自慢酒造も共感できるところがあったのでしょう。
そのため、磯自慢酒造でははせがわ酒店だけのプライベートブランド商品を作り、その中の1つに磯自慢 中取り大吟醸純米 多田信男があります。
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