menu list買取商品 - I.W.ハーパー 12年
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I.W.ハーパー 12年の高価買取致します
I.W.ハーパー 12年のご紹介
買取参考価格 | 2100円前後
生産国 | アメリカ合衆国 |
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生産者名 | ルイヴィル蒸留所 |
地方 | ケンタッキー州 |
分類 | バーボンウイスキー |
タイプ | 750ml/43度 |
12年間熟成させれたスムースな味わいのウィスキー。
1949年以来、毎年新しいデザインのデカンターボトルを発売し、コレクションの対象品になるほどの人気を巻き起こしました。
I.W.ハーパーはソーダ割りやそれにオレンジやクランベリーなど自分好みの味にできるの特徴的です。
オークションサイトではデザインの良さから箱付きで売られる方が多くみられます。
値段はさほど変わりませんが、箱なしで2,000~3,000円前後・箱ありで2,000~4,000円前後で落札されるケースが多くあります。
I.W.ハーパー 12年の歴史
■I.W.ハーパーはドイツ人が生んだものだった
I.Wハーパーというとアメリカで生まれたウイスキーとして日本でも多くの人に愛されているものですが、その開発の歴史をたどってみると、実は別の国の人が作ったものであることがわかります。
時は1867年、日本では江戸時代が終結して明治時代へと移り変わろうとしている時に、一人のドイツ人が北アメリカ大陸に渡りました。
アイザック・ウォルフ・バーンハイムは当時20歳にもならない若者でしたが、地元を離れ新大陸でビジネスチャンスをつかもうと単身渡米します。
初めの頃は雑貨商を営むなどしてアメリカの生活になじんでいたバーンハイムでしたが、そのうち一つのうわさを耳にします。
それは近くのケンタッキー州でウイスキーが販売され始め、地元の人たちから人気を集めているという話でした。
バーンハイムはためらうことなくケンタッキー州に移り住み酒造業を営むことを決意します。
■アイディア勝負に出たバーンハイム
ドイツから弟を呼び寄せて事業を始めたバーンハイムでしたが、現地での実情を目にした彼はこれならうまくすれば金を稼ぎ出せるだろう、と思うに至りました。
なぜかといえば当時のケンタッキー州では確かにウイスキーが多く売り出されていましたが、そのほとんどは樽からの量り売りだったからです。
しっかりと管理されていないウイスキーは味を損ねてしまいがちです。
そんな中でしっかりと管理された上質なウイスキーを売りに出せば一躍人気商品に躍り出るだろうとバーンハイムは予想したのです。
ドイツではウイスキーはあまりメジャーとは言えない飲み物ですが、一方でビールを始めとしたお酒にはうるさいお国柄を持っています。
売り上げだけでなく品質にこだわる姿勢は、そんな土地に生まれたバーンハイムならではの考えだといえるでしょう。
バーンハイムは上質なウイスキーを作り出すことに成功しましたが、問題はそれをどうやって他のウイスキーと差別化するか、ということにありました。
そこで彼はウイスキーをガラスボトルに入れて売りに出すアイディアを採用します。
今日ではウイスキーがガラスボトルに入っているのは当たり前のことですが、当時としては画期的なアイディアでした。
これによって外からでもウイスキーの色がわかるため、品質のよしあしを見て取ることができるのです。
このアイディアはアメリカの人々を魅了しました。
これによってI.W.ハーパーはアメリカを代表するウイスキーとなったのです。
■禁酒法を乗り越え日本にやってきたI.W.ハーパー
なお、I.W.ハーパーという名前を付けるまでにはちょっとした紆余曲折がありました。
当初は自らの名前を冠したウイスキーを販売する予定だったバーンハイムでしたが、ドイツの名前であるバーンハイムはアメリカの人々に受け入れられがたいのでは、と懸念したのです。
そこで彼は友人のフランク・ハーパーという人の苗字を拝借するにいたり、結果I.W.ハーパーというウイスキーが生まれました。
この機転がなければバーンハイムの作ったウイスキーは人気を集めなかったのではないか、と考えると興味深いところです。
バーンハイムの成功後I.W.ハーパーはアメリカ中で飲まれるウイスキーとなったのですが、決して順風満帆であったというわけではありません。
アメリカでは1920年に禁酒法というお酒の売り買いのみならず製造まで禁止する法律が施行されてしまったからです。
この法律は13年続き、I.W.ハーパーも苦境に追い込まれました。
結果会社の経営は立ち行かなくなり、シェンレー社という会社に買収されるまでになったのですが、幸いI.W.ハーパーというブランドは生き残ることとなります。
その後このお酒はアメリカの進駐軍によって日本にもたらされることとなり、日本人の間でも飲まれ始めるようになりました。
現在ではキリンによってI.Wハーパーの販売が行われており、「I.W.ハーパー12年」を初めとして多くのウイスキーが日本でも飲めるようになっています。
「I.W.ハーパー12年」はその名の通りウイスキーを12年熟成したものとなっておりますが、熟成する前よりも馥郁とした香りを漂わせるようになっているため、飲むだけでなく香りでも楽しめる商品です。
通常バーボンはもう少し短い期間熟成させるものですから、12年も熟成させるとなれば相当の管理をしなくてはなりません。
そうした高度な管理をクリアして味を保つあたり、発明者のバーンハイムの精神を受け継いでいるといえるでしょう。
ぜひともまずは香りを楽しんで、そのあとに甘みのある味を味わってみてください。
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