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マスターディスティラーが監修したジャックダニエルの贅沢な記念ボトル

■ジャックダニエル蒸溜所の創業を祝う特別な逸品

「ジャックダニエル 蒸溜所創業150周年アニバーサリー」は2016年に創業150を迎えた、ジャックダニエル蒸溜所の創業を記念して造られたアニバーサリーボトルです。
1860年にダン・コール氏から創業者・ジャスパー・ニュートン・ジャック・ダニエル氏が蒸溜所を買い取ったことによって、ジャックダニエル蒸溜所は誕生しました。
1865年ジャックは、ジャックダニエルだけが使用する鉄分を含まない湧き水「ケーブ・スプリング」の出る鍾乳洞を含んだ、周囲300エーカー(約1.21㎢）もの広大な土地を買い取っていました。
ジャックはテネシー州リンチバーグに買い取っていたこの土地にジャックダニエル蒸溜所を移転し、1866年に合衆国政府初の公式認定蒸溜所として登録されました。
ジャックダニエル蒸溜所はアメリカで最初に認定されただけに最も歴史が古く、2016年には創業150周年を迎えたのです。
そんなジャックダニエルの創業150周年を記念するボトルとして発売されたのが「ジャックダニエル 蒸溜所創業150周年アニバーサリー」で、アニバーサリーボトルにふさわしい銘酒に仕上がっています。

■牧師兼蒸溜所のオーナーから購入したジャックダニエル蒸溜所

1840年9月にアメリカ・テネシー州リンチバーグに生まれたジャスパー・ニュートン・ジャック・ダニエルは、貧困家庭に生まれたために7歳で友人宅へと預けられました。
そして牧師であり蒸溜所のオーナーでもあったダン・コール氏に雇われ、教会でのさまざまな仕事に励むことになります。
実は牧師でありながらも蒸溜所のオーナーだったコール氏は、ジャックにバーボン・ウイスキーとは異なる独自のテネシー・ウイスキー造りを教えました。
背景にはコール氏自身が牧師の仕事に専念するという目的を持っていたこともあって、ジャックにテネシー・ウイスキー造りのノウハウを仕込んだのです。
テネシー・ウイスキーは独自の製法の「リンカーン郡製法」と呼ばれる「チャコール・メローイング製法」でのウイスキー造りを行っており、原酒をろ過するときにはサトウカエデの炭を使用します。
このサトウカエデの炭は固いサトウカエデを角材にして乾燥させたもので、この炭を造るためには角材にしたサトウカエデの木をやぐらに組み、2～3週間かけて乾燥させた時点で一気に燃やさなければ出来上がりません。
このサトウカエデの炭を使うテネシー・ウイスキー造りの「リンカーン郡製法」を伝授されたジャックは、1860年にコール氏から2つの選択を迫られることになります。
それは「聖職」か「蒸溜」のどちらかを選ぶかというもので、ジャックが選んだのは「蒸溜」の道でした。
同年蒸溜所のオーナーだったダン・コール氏は蒸溜所をジャックに譲り渡して牧師の仕事だけに専念し、コール氏が所有していた蒸溜所をジャックが買い取ります。
こうして蒸溜所は正式にジャスパー・ニュートン・ジャック・ダニエルのものとなり、ジャックの本格的なウイスキー造りが始まることになるのでした。

■マスターディスティラーの情熱が生み出した傑作

「ジャックダニエル 蒸溜所創業150周年アニバーサリー」を手掛けたのは7代目マスターディスティラーのジェフ・アーネット氏で、樽詰めからボトリングに至るまですべてアーネット氏が監修しました。
リッチかつスムーズなボディはバナナのコクのある甘さとトフィーノの芳醇な甘さが溶け合った贅沢な仕上がりで、ジャックダニエルのスタンダード商品よりもアルコール度数が50度と、かなり高めになっているのが特徴です。
「ジャックダニエル 蒸溜所創業150周年アニバーサリー」を造るにあたって、マスターディスティラーのアーネット氏はさまざまな可能性を模索したと語っています。
原料比率を変えることも考えたというアーネット氏ですが、最終的にはジャックダニエルのオリジナルレシピに敬意を払い、ジャックダニエルの名前を世に広めた「ジャックダニエルブラック（Old No.7） 」を土台に完成させました。
アーネット氏はジャックダニエルファンはもちろん、多くのウイスキー愛飲家にこの「ジャックダニエル 蒸溜所創業150周年アニバーサリー」を楽しんでいただきたいと伝えています。