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■限定品のボトルと味わいが魅力

ジャックダニエル シナトラセレクトはウイスキーのジャックダニエルをこよなく愛した世界的に人気のジャズ・ポピュラー歌手であり、俳優としても人気を高めたフランク・シナトラの生誕100周年を記念して2014年夏から秋にかけて発売された数量限定ボトルです。
フランク・シナトラが亡くなった際には、棺のなかにジャックダニエルのボトルが一緒に入れられたいう歴史も残されています。
フランク・シナトラは1915年12月12日生まれで1998年5月14日に82歳で永眠しており、その生誕100周年を迎える2014年に限定品として発売されました。
コンセプトや化粧箱入りの高級ボトルが特別限定なだけでなく、中のウイスキーも本来であれば世に出てこないような限定品です。
シナトラバレルと呼ばれる専用の熟成樽で醸成されたジャックダニエルの最高級品であり、アルコール度は45％で熟成された濃厚で芳醇な味わいが特徴です。

■日本での発売時の状況

ジャックダニエル シナトラセレクトはジャックダニエルを日本で正規に取り扱っているアサヒビールから、2014年7月1日にまずは成田空港および羽田空港、関西国際空港の3つの空港免税店にて先行発売がスタートし、10月7日からは全国で発売され、人気を集めて完売した商品です。
ジャック ダニエルをこよなく愛し、マスター・ディスティラーなどとも深く繋がっていた、フランク・シナトラの生誕100周年のタイミングで登場しました。
フランク・シナトラが生前に愛飲していたとされる「ジャック ダニエル ブラック」に、原酒の特徴を最大限に引き出すことを目的に用意された特製の樽で貯蔵した「シナトラ・バレル」のウイスキーをブレンドしています。
これにより、バニラのような甘い香りが立ち上がり、なめらかな口あたりが楽しめます。
フランク・シナトラの艶やかな声を彷彿させるような濃厚で芳醇な味わいが際立つ、スーパープレミアムウイスキーとなっています。
ジャックダニエルの本拠地であるアメリカでは2015年のフランク・シナトラの生誕100周年に先駆け、2013年に限られたルートでしか手に入らない最高級品として販売が行われています。
日本国内では未発売でしたが、往年のジャックダニエルファンやフランク・シナトラのファンの声を受け、2014年に発売が決定されました。
専用のギフトボックスに入っており、ジャックダニエルとフランク・シナトラとの思い出がつづられた特製ブックレットも添付されています。

■ジャックダニエルの誕生から永眠まで

ウイスキーブランドの創業者であるジャックダニエルは、フランク・シナトラが生まれる少し前の1911年に亡くなっています。
1866年にアメリカ発となる蒸留所を政府に登録し、1887年前後にオールドNo.7のブランドが生まれました。
1895年にはジャックダニエルの代名詞ともいえる、スクエア・ボトルを彼自身が好んで導入しています。
1907年になると体調を崩したこともあり、蒸留所を甥のレム・モトローに譲渡しています。
もっとも、職場に訪れて金庫を開けようとしたところ、開かなかったので足で蹴りつけたところ、爪先を骨折してしまい、その後、傷口が原因で敗血症に感染し、骨折から6年後の1911年10月9日に永眠しました。
彼自身の生誕年ははっきりしていませんが、1845年から1850年と言われているため、亡くなったのは60代とみられ、フランク・シナトラに比べると短命でした。
元気な時にはアメリカでの禁酒法の影響を受け、晩年は思わぬケガから敗血症で亡くなるなど悲運ともいえるジャック ダニエルですが、現代ではマスターディスティラーも7代目となり、アメリカを拠点におくブラウン･フォーマン社が製造するウイスキーとして、世界160カ国で愛されています。
1866年、彼が蒸留所を開設して以来、現在でも伝統的なチャコール・メローイング製法を守り続けており、製法由来のスムースで円やかな味わいと深みのある香りで人気を博しています。