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■高木酒造の歴史について
十四代 特別本醸造 角新本丸 秘伝玉返しは高木酒造という山形県にある酒造メーカーから販売されているお酒です。
高木酒造は江戸時代初期に創業しました。
今から約400年前の1615年のことでした。
元々高木家は公家の家系で京都から戦乱を逃れるために山形県にやってきたのでした。
山形は山に囲まれた県で鳥海山、出羽三山、飯豊連峰などがあります。
山からは澄んだ綺麗な水が流れ、冬の山に積もった雪は大地に染み込み地下水になります。
綺麗な水も日本酒造りには大切な要素であるため、山形で日本酒造りを始めたのはある意味成功だったと言えるでしょう。

■山形は酒造りに向いた環境
山形県は豊かな自然に囲まれており、清らかな水が流れ、酒の原料となる美味しいお米の産地です。
そのため酒造りにをするには最高の環境です。
そのため山形内各地には多くの酒造が集中しています。
高木酒造もその一つで、豊潤で旨口、キレのあるお酒を造っています。
高木酒造は400年もの間、酒を造り続け、現在は十五代目当主高木顕統に受け継がれています。
十五代目は25歳という若さで当主になりました。
これまでの日本酒の歴史を受け継ぎながら、新しい時代の酒造りを目指すこととなりました。
そこで作られたのが、十四代シリーズの純米大吟醸酒だったのです。

■直接売り込みを行い生酒の温度管理を徹底させました
十四代シリーズの純米大吟醸酒は生酒であったため、大変デリケートなお酒です。
低温で温度管理をする必要もありましたし、保管場所にも気を遣わないといけません。
通常はお酒の販売はこれまで問屋を通して行うのが普通でしたが、そうした昔ながらのルールや常識だったとされるものに捉われず、直接販売店に売り込むことにしたのです。
若い十五代目が売り込み先に選んだのは自分が信頼できる酒屋やレストランやバーなどの飲食店でした。
生酒で大変フルーティーな日本酒ということもあり、一部の人々に十四代シリーズの純米大吟醸酒はとても美味しいお酒として次第に知れ渡っていったのです。

■テレビで紹介されるという大チャンスが訪れる！
これまで高木酒造の日本酒は地酒として山形県では有名なお酒でしたが、全国的に一般の人にまで知られるようになったのは、十四代シリーズがテレビやマスコミ、雑誌などのメディアで紹介されたことによるものです。
全国的に知られるようになると、あっという間に十四代角新本丸の人気がうなぎのぼりになり始めました。
これにより名酒の地位を得ることが出来、特に十四代 特別本醸造 角新本丸シリーズは日本酒ファンの心をつかむことができたのです。

■十四代 特別本醸造 角新本丸 秘伝玉返しの特徴について、十四代 特別本醸造 角新本丸 秘伝玉返しは期間限定品の角新シリーズの本醸造酒です。
新酒の生酒であるため12月中旬頃に発売されます。
生酒は高温加熱による殺菌処理を行っていませんので、保存するときは低温で保存する必要があります。
原料には米と米麹、醸造用アルコールが使用されています。
とてもフルーティーな香りで、味はメロンなどの南国風の果実と米の旨味、甘さが混じりあっています。
飲み干した後も口の中で甘さが残り、口の中ですっきりとしたキレも感じますので、女性の方でも比較的飲みやすい日本酒だと言えるでしょう。
美味しく飲むためには、温めて飲むよりも冷たく冷やして飲んだ方が生酒の美味しさを楽しむことができます。
冷たくすることでフレッシュな生酒の美味しさが際立ちますし、さらにフルーティーな甘い香りを感じることができるでしょう。
十四代 特別本醸造 角新本丸 秘伝玉返しはとてもデリケートなお酒で、賞味期間も大変短いのが特徴です。
製造日から2ヶ月が賞味期限ですので、手に入れたら早めに飲み切るようにしましょう。
酒造で搾りたての生酒のフレッシュな味と香りを楽しむことができますので、期間限定の贅沢な日本酒だと言えるでしょう。