menu list買取商品 - 十四代 大吟醸 黒縄 1800ml
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十四代 大吟醸 黒縄 1800mlの高価買取致します
十四代 大吟醸 黒縄 1800mlのご紹介
買取参考価格 | 30000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 高木酒造株式会社 |
地方 | 山形県 |
地区 | 村山市 |
分類 | 大吟醸 |
タイプ | 1800ml/16度 |
「黒縄」の名前は、昔、羽州から江戸・上方(畿内)へ運ばれていたお米の中で特別良質な米には、俵(米や炭を入れるためにわらなどを編み、作られた円筒状の袋)に黒縄をかけて、珍しい物として大切されていたことが由来となっています。
十四代は山形県外用の名前、黒縄は山形県内用の名前として付けられています。
山田錦特米100%を35%になるまで磨き上げた大吟醸酒は、穏やかな香りとしっかりとした深みのある味わいが特徴です。
十四代 大吟醸 黒縄 1800mlの歴史
出来の良さに黒縄がかかる日本酒
■公家の末裔が390年以上造り続ける酒
品薄で有名な十四代は、山形県村山市の高木酒造が手掛ける日本酒です。
高木酒造が酒造りを始めたのは1615年頃で、そこから390年以上も経ちますから老舗中の老舗の酒蔵と言えるでしょう。
日本酒の名前となった十四代目当主は高木辰五郎氏で、県会議員という仕事もしています。
祖先は京都の公家であり、応仁の乱で負けた後北の地へ逃れ、そこで姓名を変えて生活を始めたのが高木家のルーツだそうです。
酒蔵のある敷地だけで現在3500坪あり、戦前は周囲一帯高木山と呼ばれるほどの大地主なので、現在の為政者としての立場も納得できます。
昔は山林も田畑も全て高木家の所有だったわけですから、道も橋もない昔の環境で病人や高齢者が苦しむ姿を見たくないと立ち上がった辰五郎氏は、まさに生粋のセレブの血が流れていると言えます。
そして十四代と言えば大吟醸の黒縄が非常に有名ですが、1800ml、つまり1升で10,000円は下らない高級酒です。
黒縄という名前は米の流通に詳しくない人にはなかなか分かりにくいかもしれませんが、山形県では高品質の米の場合、俵を見て分かるように黒縄をかけて目立つようにしていたのだそうです。
江戸時代、山形は北前船での物流が盛んでしたから、立ち寄った港で黒縄がかけられた高級米は、船で身分の高い人々のもとに運ばれて行ったことでしょう。
今も庄内米には、品質の高い米には黒札が貼られているそうです。
■十四代のブランドを固めた十五代目
十四代は幻と言われる銘柄が並びますが、実際に当主である十四代目が支えてきたのは朝日鷹という銘柄です。
45年ほど前、地元で愛される朝日鷹をメインに、十四代の銘は古酒にのみ使っていたそうですが、杜氏が高齢で辞めたのをきっかけに十五代目となる息子さんの顕統氏が戻られて、十四代が花開くことになります。
顕統氏は40歳を過ぎたばかりで、日本酒界の若き天才杜氏と謳われていますが、小学生までは実家で育ち、中学はすでに山形市内で一人暮らしをされていたそうです。
そこから東京農大醸造学科へ進むという輝かしい経歴をお持ちですが、並々ならぬご苦労があったのはもちろんでしょう。
卒業後は東京で流通業界を経験しますが、1993年に25歳で実家へ戻られ、現在は高木酒造の専務取締役兼杜氏という忙しい立場で活動されています。
流通業界で働いていたときから、十四代という銘柄を客観的に観察し、人の心に残る響きがあると感じていたそうです。
読みやすく分かりやすい商標名と、書家の岩崎潮風(ちょうふう)氏が書かれたロゴ、何より薄暗い店内で光る箔押しのラベルがほかに類を見ないアイディアです。
顕統氏ならではの感性はもちろん味わいにも表れ、苦労しながらも十四代は日本酒を代表する銘柄に育ちました。
元々名称の申請が通ったのが十三代でもなく十五代でもなく十四代だけだったという理由だそうですが、歴史的な運命を見れば、十四代は十四代になるべくして成ったとしか言えません。
十四代目が受け継ぎ守って来たものを、十五代目がまた受け継ぎ昇華させて行く、その連綿とした流れの一端が、時代の一滴となって現れたものなのでしょう。
■十四代 大吟醸 黒縄 1800ml
先ほど触れたように、十四代の黒縄は、昔、羽州から江戸や上方へ運ばれた特別に良質な米の俵に黒縄をかけたことが由来となっています。
実は十四代は山形県から外に向けた名前で、黒縄はこの名前の意味が分かる山形県内用の名前として付けられています。
味わいは非常にふくよかで、山田錦特米を35%になるまでじっくり丁寧に磨き上げた大吟醸酒です。
香りが穏やかで、深みのある味わいが大きな魅力となっています。
淡麗辛口のブーム内にあってそれに巻き込まれず、辞めた杜氏と入れ替わりに十五代目が十四代独特の味を生んだのは、今となっては必然のタイミングだったのでしょう。
今や国内外問わず様々な日本酒ファンが買い求める逸品で、全国の市場どころか地元山形でもあまりお目にかかれないお酒ですが、間違いのないプレミアムな日本酒ですので、ぜひ出会いたいものです。
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