menu list買取商品 - 軽井沢 能 32年 1976
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軽井沢 能 32年 1976の高価買取致します
軽井沢 能 32年 1976のご紹介
買取参考価格 | 250000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 軽井沢蒸溜所 |
地方 | 長野県 |
地区 | 北佐久郡御代田町 |
分類 | モルトウイスキー |
タイプ | 700ml/63度 |
箱やボトルに「能のお面」デザインをあしらった「軽井沢 能シリーズ」です。
「32年」以外にも13年や31年など、年代別でデザインが異なるシリーズとして国内外市場でリリースされており、日本の象徴的な絵柄は海外のコレクターに大変人気があります。
ウイスキーづくりに欠かせない環境の条件である澄みきった大気、清らかな霧、そして良質の水のすべてを揃えた長野県で生みだされた「軽井沢」。
貯蔵庫を覆っていた蔦は世界的にも珍しい光景として有名でしたが、これが貯蔵庫内の温度と湿度を一定に保つ手助けをし、軽井沢の気候と相まって理想的な熟成環境を生み出していたといわれています。
2012年に閉鎖された軽井沢蒸留所で生まれたウイスキーは、希少性と品質の高さが再評価されたこと、また近年のジャパニーズウイスキーブームの影響によって人気が高まり、今では非常に入手困難な銘柄となっています。
軽井沢 能 32年 1976の歴史
閉鎖とともに世界中に売り出された原酒が今に名を残す理由
■ 閉鎖してもなお人気があるウイスキーといえば
ウイスキーが好きな人にとってぜひとも手に入れたい銘柄の一つに、かつて長野県に存在していた軽井沢蒸溜所で造られていた、軽井沢と名付けられたウイスキーが挙げられます。
蒸溜所があった長野県の北佐久郡御代田町は、気象条件がスコットランドに非常によく似ており、冷涼な気候と霧が発生しやすい環境、さらに軽井沢蒸溜所には世界的に見ても非常に珍しい木造の貯蔵庫という大きな武器がありました。
木造の貯蔵庫には一面びっしりと蔦が覆い、これが貯蔵庫内の温度と湿度を常に一定に保ったのです。
創業者である大黒葡萄酒は、1955年に蒸溜所を造り、翌年の1956年には生産を開始したこともあって、この木造貯蔵庫には貴重なモルト原酒が長期間にわたって眠っていたことも上質なウイスキー造りにつながりました。
1962年にメルシャン株式会社によって買収された時点では、ウイスキー造りは続けられ、メルシャンが造る上質なウイスキーとして人気を博したものの、2007年にはメルシャン株式会社が大きな力を持つキリングループの傘下に入ることになり、この時点で軽井沢蒸溜所が辿る行く末は決まっていたといえます。
■ 蒸溜所廃止は2012年
2007年にキリングループの傘下に入ったメルシャン株式会社ですが、すぐにウイスキー造りをやめたわけではありません。
巨大企業であるキリングループとしては、今後メルシャンによるウイスキー事業は撤廃と決まったものの、実際に蒸溜所が閉鎖されたのは2012年のことです。
閉鎖の瞬間までウイスキーは販売されており、このときに買い求めたファンは多かったと推測されます。
2012年の蒸溜所閉鎖とともに、貯蔵庫に眠っていた貴重な原酒も必要なくなりました。
この原酒はすべて売りに出され、その上質さから世界中のボトラーが買い求めたことを考えると、この貴重なモルト原酒を使って生まれたであろう軽井沢の存在が失われたことは、いまだに大きな損失と感じる人も少なくなさそうです。
■ 驚異の値段が付いた原酒も
2012年に蒸溜所が閉鎖されたとき、原酒は持っておいたままで軽井沢を造り続けるという選択肢もあったと考えられますが、キリングループには一大プロジェクトで造った富士御殿場蒸溜所から生み出すウイスキーがすでに出来上がっていました。
軽井沢蒸溜所のウイスキーの品質と、シェリー樽にこだわって行う熟成から、得も言われぬおいしさのウイスキーが生み出されるとなると、原酒がなくなるまで造り続けることは、キリングループとしてはネガティブ要素だったのかもしれません。
オークションに出された原酒には、原酒10本で750万円という驚きの金額が付いて落札されたものもあり、世界で最も優れたウイスキーと評価されたことを考えると、やはりこれらの原酒で造れたであろう軽井沢が生まれなかったのは今さらながらに惜しまれるところです。
■ コレクター垂涎の的となった理由
軽井沢 能 32年1976は、1955年に蒸溜所を造った大黒葡萄酒、のちのオーシャンから1962年に買収したメルシャン株式会社のもとで造られた、軽井沢という上質のウイスキーを、能をモチーフにした印象的なラベルにボトリングした逸品です。
箱とボトルに能のお面のデザインをあしらったこの軽井沢 能は、シリーズとして32年のほかにも13年や31年があります。
それぞれ年代によって能のお面のでデザインを変えていますので、このラベルも人気の理由です。
国内だけでなく海外市場でもリリースしており、日本文化が大好きな欧米で特にコレクターからの人気が高いウイスキーとなっています。
スコットランドはウイスキー造りに非常に適した場所だといわれていますが、そんなウイスキー造りに欠かせない澄みきった大気と清らかな霧、そして良質の水が揃った軽井沢蒸溜所は、竹鶴政孝が求めた余市蒸溜所に引けをとらない素晴らしい蒸溜所でした。
今はなき蒸溜所で生み出された軽井沢の人気がいまだに衰えを見せない理由を一言で言い表すのは、非常に難しいといえそうです。
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