menu list買取商品 - 軽井沢 能 マルチヴィンテージ(MULTI VINTAGE)
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軽井沢 能 マルチヴィンテージ(MULTI VINTAGE)の高価買取致します
軽井沢 能 マルチヴィンテージ(MULTI VINTAGE)のご紹介
買取参考価格 | 230000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 軽井沢蒸溜所 |
地方 | 長野県 |
地区 | 北佐久郡御代田町 |
分類 | モルトウイスキー |
タイプ | 700ml/59.1度 |
箱やボトルに「能のお面」デザインのラベルをあしらった「軽井沢 能シリーズ」です。
こちらの「マルチヴィンテージ(MULTI VINTAGE)」のほかに、13年や23年など年代別でデザインが異なるシリーズとして発売されており、日本を象徴する絵柄であることから、海外のコレクターに人気を得ているボトルです。
「軽井沢」ブランドのウイスキーは銘柄や種類に関わらず、全般的な相場は右肩上がりで高騰し続けています。
高まる希少性、そして品質の高さが再評価されたこと、また近年のジャパニーズウイスキーブームの影響によって人気が高まり、今ではどれも非常に入手困難な銘柄となっています。
軽井沢 能 マルチヴィンテージ(MULTI VINTAGE)の歴史
明暗を分けた2つのウイスキー会社
■ 業界再編は時代の流れ
近年の日本には外資系企業の進出が著しく、純粋に独立採算制で企業経営ができているのは大企業だけといっても過言ではありません。
今はその大企業ですら、海外で力を持つ会社と業務提携しなくては生き残れない時代ですので、まさに下克上といった様相を呈しているといってもおかしくないでしょう。
ジャパニーズウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝が創業したニッカウヰスキーも、現在はアサヒグループ傘下でウイスキー製造を行っています。
近年のハイボールブームと、2014年に放送されたNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」の大ヒットにより、創業者竹鶴政孝とその妻リタの生きざまに感動した人たちがニッカウヰスキーを好んでいるため、ニッカウヰスキーはアサヒのグループに入りながらも、こだわりのウイスキー造りを続けることができています。
業界再編によって生き残ることができたといってよいニッカウヰスキーに対し、その荒波に耐えられず、姿を消してしまった蒸溜所もあります。
1955年に長野県においてワイン製造を行っていた大黒葡萄酒が造った蒸溜所が歴史の始まりとなっている、ウイスキー通には知られる軽井沢蒸溜所です。
■ 業界再編で分かれた明暗
大黒葡萄酒はのちにオーシャンと名を変えますが、1962年、メルシャン株式会社によって買収されます。
ワインで知られるメルシャンですが、日本はもちろん、世界的に見ても稀な木造貯蔵庫で熟成させていた軽井沢蒸溜所で造られるウイスキーが非常に上質だったことから、ウイスキー製造はそのまま続けました。
この木造貯蔵庫にはびっしりと蔦が生い茂り、これが貯蔵庫内の温度と湿度を一定に保つという大きな役割を果たし、さらに軽井沢の気候と浅間山系の良質な水は、スコットランドでのウイスキー造りと同じ条件を満たしていたことから、ジャパニーズウイスキーの父である竹鶴政孝が造った余市蒸溜所を彷彿とさせます。
シェリー樽にこだわって熟成したために、香りのよい上質のモルト原酒を多数所有しており、しかも熟成期間の長い原酒も持っていたこともあって、知る人ぞ知る名酒を生み出していたのが、この軽井沢蒸溜所だったのです。
もともとは葡萄酒の会社として生まれ、ジャパニーズワインのワイナリーとしての実績を積んできたメルシャンがキリングループ傘下に入ったときに、ワインかウイスキーのどちらかを選ばなければならないのは当然のことでした。
キリングループ傘下には、すでに日本人の口に合う国産ウイスキーを造ろうと、1972年から英国と米国のウイスキーメーカーとタッグを組んだキリンオリジナルのウイスキーを造る蒸溜所が富士御殿場にあったことから、軽井沢蒸溜所が生き残ることはできませんでした。
アサヒグループの傘下で、今も創業者である竹鶴政孝のこだわりを守ってウイスキー造りを続けるニッカウヰスキーと、キリングループの傘下に入ったことでウイスキー造りをあきらめざるを得なかったメルシャンとの間には、くっきりと明暗が分かれたといってよいでしょう。
軽井沢蒸溜所が造るウイスキーが非常に上質だっただけに、キリングループの力によって少しは残せなかったのかと惜しむ声は、いまだに少なくないはずです。
■ さまざまなヴィンテージ要素が詰まった軽井沢
軽井沢 能 マルチヴィンテージ(MULTI VINTAGE)は、箱とボトルに能のお面をデザインしたラベルをあしらっているのが特徴で、軽井沢 能シリーズとして発売されました。
13年に23年など、年代別に異なるデザインをシリーズとして発売し、日本の伝統芸能をモチーフにしたラベルを用いているとあって、特に海外のコレクターに人気が高いのが特徴です。
2012年に蒸溜所が閉鎖されたために、もはや造られることはない軽井沢というウイスキーに対する希少価値は、ウイスキーブームも相まって年々高まりを見せています。
その中でもウイスキーはもちろん、ボトルのラベルデザインにも希少価値が高いとして、国内外のウイスキー好きが手に入れたいと願っている逸品です。
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