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一大ブームを巻き起こした菊姫の大吟醸

■菊姫の大吟醸が世の中を席捲

菊姫 吟醸酒 大吟醸 1800mlは石川県白山市の蔵元、菊姫合資会社が誇る自信作です。
菊姫では昭和43年から吟醸酒「大吟醸」を発売してきましたが、その当時から日本酒造りの伝統的製法は変わっていません。
菊姫は創業が1570年頃となっており、はっきりとした西暦がわからないほど長い歴史と伝統のある蔵元です。
創業時より代々続く伝統的な吟醸造りは今も変わらず継承され続け、時代の変化に移ろうことなくあくまでも旨い酒造りに邁進するのが菊姫の信条でもあります。
五臓六腑と心に染み渡る旨い日本酒造りに精進し、毎日飲んでも飽きずに楽しめる吟醸酒を造り上げてきたのが菊姫であるといっても大げさではありません。
むしろ毎日飲み続けるお酒だからこそ、品質の高い本物が求められる時代です。
数々の大吟醸が世に送り出されはするものの、淘汰され姿を消しいくものがあるのも事実です。
そんな中で手間暇かけて丁寧に造られた菊姫 吟醸酒 大吟醸 1800mlが世の中を席捲したのは、ある意味至極当然のことといえるでしょう。
長期間の熟成を経た大吟醸はカラメルや黒糖を思わせる甘くて芳しい香りと、フレッシュな果実のようなフルーティーさも味わえる仕上がりとなっています。
芳醇な吟醸香が芳しく香り、甘味のあるなめらかで優しい口当たりは日本酒にあまり馴染みがないという人にも人気です。
柔らかなコクと雑味のない透明感、そして大吟醸ならではの深みのある味わいが堪能できる逸品です。

■家訓と伝統を守る妥協のない酒造りが信条

菊姫には代々伝わる家訓があり、「精米を他所に頼むようなら、酒造りを止めろ」という教えを忠実に守って、日本酒に使用する米の全量を自家精米しています。
時代によって人気が出る酒があることや酒にも流行り廃りがあることは否めません。
しかし菊姫は真に旨い日本酒は時代がどれだけ移り変わろうとも、流行りに追随する酒造りは行わないと決めています。
むしろ時代が移り変わるほど真の日本酒造りを探求し、杜氏の持つ技術と伝承の技をデータ化して残すなど作業も行っています。
旨い日本酒を造るのに上質の原料は欠かせませんが、それを活かすだけの設備も整っていることが大切です。
菊姫では設備の充実のための費用を惜しまず、原料となる兵庫県吉川町の山田錦がどれほど高価であっても特A産地で収穫された最高級の山田錦だけを使用します。
他の蔵で働く蔵人の中には驚愕の思いで眺めている人も多いですが、これこそ菊姫が決して譲ることのできない旨い酒造りに絶対に必要なものなのです。
蔵には熟成させるための貯蔵庫が必須ですが、菊姫には菊姫をはじめ菊理媛や菊姫黒吟など多くの大吟醸酒があります。
それだけの銘柄の日本酒を貯蔵するのですから貯蔵庫は非常に立派で、この貯蔵庫によって長期熟成が可能となっています。
長年菊姫の商品をほぼ全部扱ってきた特約店は、これだけの設備を、お金を惜しまず整えて酒造りを行っている菊姫の日本酒が旨くないはずがないと口を揃えます。
そしてその美味しさを全国の人に知ってもらいたいというのも、菊姫を信頼する特約店だからこその思いです。

■夏こそパワフルな酒を

菊姫では毎年夏になると山廃純米呑切原酒を蔵出ししており、菊姫好きや日本酒愛飲家に大変好評です。
暑い夏はパワフルでガツンとした旨味を持つお酒が最適で、菊姫ではあえてこの時期ならではの味わいが楽しめる山廃純米呑切原酒を出荷しています。
搾りの時期から半年ほど貯蔵タンクで熟成させると呑切の時を迎えますが、若々しさと酸味の中に山田錦の旨味がしっかりと詰まっているのが利き酒でわかります。
山廃仕込みによる強靭な酸が支えとなり、キレのよい後味が楽しめるのが特徴で、ミルクキャンディを思わせる甘い香りも魅力の一つです。
オンザロックにすれば夏の暑さも吹き飛ぶ美味しさが味わえますし、原酒のためにアルコール度数が19度から20度と高いものの、ストレートで飲む美味しさもまた格別です。