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日本酒のおいしさを再認識することが大事

■日本人による日本酒離れ
海外で日本酒=SAKEが通用するほど大人気となり、輸出量が右肩上がりになっているのに対し、国内では日本人による日本酒離れが深刻化しています。
ただ、もしかすると日本酒のおいしさを知らないだけなのかもしれません。
それを示すかのように、女性だけで行われるいわゆる女子会では、オシャレな雰囲気の日本酒に人気の高まりが見てとれるからです。
長い歴史が培ってきた日本酒は伝統といって良く、決して手を入れたり、変えたりしてはいけないところはあるでしょう。
ただ、スパークリング日本酒といった新しい日本酒の登場からもわかるように、新しい要素を採り入れることも日本酒のおいしさを知ってもらうには必要と言えそうです。

■神代の時代から飲まれてきた酒
日本酒の製造方法は時代によって異なり、昔は米と麹を発酵させただけで飲むどぶろくというもっとも単純な方法でしたが、時代が進むにつれて、濁りを取り除く清酒へと造り方が変わっていきます。
今では上質の日本酒であることを伝える表現ともなった三段仕込みは、いわゆる日本酒の仕込みの方法であり、手間暇かけて造ったということを意味しています。
この仕込み方法が一段から二段へ、そして現在の三段へと変わってきたのは、時代とともに技術の進歩が加わって、変化が可能になったと言えます。
自然と変化したものか、それとも研究や試行錯誤を重ねて変化したものかはさておき、日本人にとっては常によりおいしい味を求め、追及し続けてきたのが日本酒であることは確かです。

■世界的に見ても珍しい特徴
日本酒には、冷やがおいしいとか、燗して旨いなどといったことが書かれて売られていることが良くありますが、基本的には冷やで飲もうが、燗して飲もうが、どちらでもおいしく飲めるお酒です。
これは日本酒が持つ特徴と言えるでしょう。
赤ワインの場合は常温で飲みますが、白ワインは冷やすことでおいしくなります。
ビールは、そのおいしさが温度に左右される代表的な酒で、ぬるいビールがおいしいという人はいないでしょう。
ブランデーはそのまま飲むイメージですが、ウイスキーとなると水割りや氷を浮かべたロック、さらにはどっさりと氷を入れて炭酸水で割るハイボールなど、温度によっておいしさが左右されるお酒です。
福井県にある黒龍酒造株式会社が造るお酒は、二つの異なるシリーズラインナップとなっており、気軽に飲める九頭龍シリーズは、燗良し冷やして良しがコンセプトとなっているのが特徴です。

■より上質を求めるなら黒龍
黒龍酒造の徹底的に手造りにこだわった酒造りは、創業以来連綿と受け継がれてきた214年の歴史において、とりわけ吟醸酒の素晴らしさに良く出ています。
そのため、毎日のお供に最適な九頭龍よりも上質な酒を求めるなら、黒龍酒造の名を取った黒龍シリーズから選ぶのがオススメです。
創業から214年も経つと、かなり機械化されているのではと考えるところですが、黒龍酒造は今もなお、手造りの酒にこだわっています。
地酒ブームにより、地方にあるおいしいお酒を掘り出したいという人が増える中、福井県のおいしい地酒として黒龍酒造は必ず名前が挙がるまでに知名度をアップさせてきました。
とはいえ、酒を造るにあたってはどれだけ人気が出ようと、話題になろうと関係なく、若い蔵人たちが常に努力を重ね、黒龍酒造の味を守っています。
酒造りは伝統文化だという創業者・石田屋仁左衛門の信念が若い蔵人に受け継がれていると思うと、今こそ日本人が日本酒のおいしさを再認識すべき時なのかもしれません。

■吟醸酒にこだわる黒龍だからこそ飲んでみたい逸品
黒龍 純吟は、黒龍酒造株式会社がある福井県で生まれた上質な酒米の五百万石で造られている純米吟醸酒です。
黒龍酒造はとりわけ吟醸酒造りへのこだわりが強いことから、黒龍 純吟は黒龍酒造のこだわって造り上げたおいしさを味わうには最適な逸品です。
米本来の旨みを引き出しつつ、爽やかな飲み心地を追求して生まれた黒龍 純吟は、味と香りのバランスが絶妙で、深い旨さを味わわせてくれる純米吟醸酒の逸品です。