menu list買取商品 - クリュッグ ヴィンテージ 2002
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クリュッグ ヴィンテージ 2002の高価買取致します
クリュッグ ヴィンテージ 2002のご紹介
買取参考価格 | 70000円前後
生産国 | フランス |
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生産者名 | クリュッグ |
地方 | シャンパーニュ |
地区 | ランス |
分類 | シャンパーニュ |
タイプ | 750ml/12度 |
「クリュッグ ヴィンテージ」は、際立った特徴と個性を表現できる年にのみ造られる年代表記のあるシャンパーニュです。
ブドウの成長にとって理想的な条件が揃った2002年の特徴は、「自然への賛歌」と名付けられた自然な深い味わいと繊細さ、そして高貴なエレガンスが美しく調和した卓越した表現力といえるでしょう。
人を惹きつけるフレッシュな香りと、美しく重なり合う赤や白の果物味や柑橘類といったフルーツの風味に、スモーキーなハチミツやトーストのフレーバーがいきいきとしたアクセントを添え、長く続く余韻を残します。
クリュッグ ヴィンテージ 2002の歴史
哲学で醸される正統派シャンパーニュ
■熱狂的なファンを生んだ正統派シャンパーニュ
クリュッグを愛するファンはクリュギストと呼ばれるほど熱狂的なことで知られていますが、それほどまでにシャンパーニュ好きを虜にするのは、正真正銘、正統派の高級シャンパーニュだからでしょう。
歴史は1843年、フランスのメゾン・ジャクソンで働いていたドイツ出身のヨハン・ヨーゼフ(ジョセフ)・クリュッグ氏が独立し、自分のメゾンを創立したことに始まります。
クリュッグ氏は1970年になるまで自社畑は所有していませんでしたが、一般的に評価を得るまで非常に長い期間がかかるワイン市場において、非常に早くから注目を集めることに成功したことは特筆できます。
19世紀後半には、フランス国内は当然のことながら、諸外国でも取引されるワインに成長しました。
特にイギリスでの評価は非常に高く、当時から高値で取引されるケースも珍しくはありませんでした。
創始者であるクリュッグ氏は1800年、ドイツのライン川沿岸の都市マインツに生まれました。
しかしながらカンポ・フォルミオの戦いによって旧神聖ローマ帝国領からフランス領となったマインツで、クリュッグ氏も幼いころからフランス語やフランス的メンタリティーの教育を受けることになります。
カンポ・フォルミオの戦いといえばナポレオンが名声を上げた戦いですが、当時は第一執政ナポレオン・ボナパルトが支配を強め、フランス経済が勢いを取り戻した時代です。
そんな中、クリュッグ氏はフランスでシャンパーニュ・メゾン・クリュッグを設立したことになります。
現在でもシャンパーニュと名乗れるのは、フランスのシャンパーニュ=アルデンヌ地域圏のブドウだけを使ったワインに限られますが、当時も配送手段がなく、生産する地域の人が地産地消で飲む希少なワインでした。
クリュッグ氏は1834年にシャロン=シュル=シャンパーニュの製造会社であるメゾン・ジャクソンに入社し、シャンパーニュ醸造の技術をすぐに習熟したと言われています。
後に社長のファミリーであるイギリス人のアンヌ=エンマ・ジョーネイ氏と結婚し、ジャクソン社の共同責任者にまで出世したのですから、腕の良さはお墨付きでしょう。
それでもそんな地位を返上してまで、毎年最高のシャンパーニュを造るという理想を掲げ、ついには独立を果たしたのです。
■イギリスとの友好関係が築かれた年
イギリス人妻に助けられ、自分のメゾン クリュッグを立ち上げたクリュッグ氏ですが、独立した1843年はフランスとイギリスの友好関係にとっても非常に重要な年になりました。
この年の8月、 イギリスのヴィクトリア女王がノルマンディーのウー城を訪れ、海峡の小さな町の民衆から大歓迎を受けたのです。
ヴィクトリア女王はルイ=フィリップ王の離宮であるウー城を訪れ、英仏の友好を強くアピールしました。
もともとルイ=フィリップ王は革命時にイギリスに亡命し、親英派の王として知られていましたが、こうした王家の働きでフランスは長年続いたイギリスとの敵対関係を改善したのです。
後にメゾン・クリュッグのワインはイギリスで高い評価を得ることになりますが、夢を追ったクリュッグ氏の独立と、両国の友好改善がこの年をきっかけとしているのは、歴史の妙と言えるかもしれません。
■クリュッグ哲学を生み出した1848年
クリュッグ氏の技術の高さは前に勤めたメゾン・ジャクソンでの大抜擢からも十分に理解できることですが、1848年にクリュッグ氏は己のシャンパーニュ哲学をノートに書き留め、メゾンの指針を生み出しました。
個は変動しようと基本は変わらない不易流行のクリュッグ哲学と言われていますが、その哲学に基づき、160年以上メゾン・クリュッグのシャンパーニュは作り継がれています。
氏の理念は、いつでも変わらないクオリティと味わいを顧客に提供するというものです。
いついかなるときも愛好者の期待を裏切ってはいけない、そうした想いでクリュッグ氏は変わらないクオリティと味わいを今も貫いています。
常に250種類以上ものベースワインを所持し最適なものを選ぶこと、アッサンブラージュ(調合)を決めるために1,000回以上テイスティングを重ねることなど、完璧を求めるスタイルは創始者クリュッグの信念そのものです。
クリュギストたちがクリュッグ以外はもはや飲めないと口を揃えるのは、こうした哲学が連綿と受け継がれているからでしょう。
■最新のヴィンテージ クリュッグ ヴィンテージ2002
現在のシェフ・ド・カーヴのエリック・ルベル氏によると、クリュッグ ヴィンテージ2002は自然への賛歌と名付けたと言います。
美しく重なった果実味と格別な深みと優雅さ、卓越した表現力を持つワインが生産できた恵まれた年だったそうです。
クリュッグ ヴィンテージは、瓶内熟成期間実に13年という長い年月を溶け込ませています。
厳格なアッサンブラージュにより、次年度の2003年のリリースより2年のときを待ってようやく市場にもたらされた、至福の一本です。
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