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重厚さと果実感のバランスが絶妙な免税店限定のラフロイグ

■滅多に見かけることがない希少な銘柄

「ラフロイグ アンカンモア」は、スコットランドのラフロイグ蒸溜所で醸造されたシングルモルトウイスキーです。
ラフロイグ蒸溜所があるアイラ島はインナー・ヘブリディーズ諸島の南端にあるジュラ島のすぐ西側に位置しており、別名「ヘブリディーズ諸島の女王」とも呼ばれています。
潮風が吹き付けるアイラ島の大地にはピート（泥炭）が豊富に含まれているため、ラフロイグ蒸溜所が造るウイスキーはピーティーでスモーキーな香りと味わいが特徴です。
ただしヨード臭も強いことからクセの強いウイスキーとしても有名で、ラフロイグは好き嫌いがはっきりと分かれるウイスキーでもあります。
熟成樽にファーストフィルバーボンバレル樽とシェリー樽を使用している「ラフロイグ アンカンモア」は、まずファーストフィルバーボンバレル樽で熟成させた後にシェリー樽で後熟されています。
この二重熟成によってラフロイグらしいスモーキーな味わいに、シェリー樽由来のフルーティでまろやかな甘味が加わりました。
重厚感あふれるボディはそのままに、レーズンやアプリコットなどの爽やかなフルーツが醸し出す後味も楽しめる仕上がりです。
アンカンモアとはゲール語で「偉大な海」という意味で、ゲール語で「広い湾のそばにある美しい窪地（くぼち）」という意味のラフロイグ蒸溜所が造るウイスキーにふさわしい名前となっています。
ボトルラベルのアンカンモアの下にはラフロイグ蒸溜所マネージャーのジョン・キャンベル氏のサインが入っており、しかも「TRAVEL RETAIL EXCLUSIVE」と記されていることから免税店でしか入手できません。
旅先で見かけることがあれば、ぜひとも手にしたい逸品です。

■チャールズ皇太子をも魅力するラフロイグ

アイラ島には8つの蒸溜所と1つの製麦工場がある通称「ウイスキー島」で、スコッチ・ウイスキーの中でも最も個性の強いアイリッシュ・ウイスキーができることでも有名です。
薬品を思わせるヨードの香りと塩辛い磯の香りが燻したピートの香りと相まって、かなりのヘヴィボディな仕上がりとなります。
しかしこの味わいに魅了される人も多く、イギリス王室のチャールズ皇太子もラフロイグの熱烈なファンとして知られています。
チャールズ皇太子が愛飲されているのは「ラフロイグ15年」で、殿下ご自身でラフロイグ蒸溜所まで買い付けに来られるほどです。
またラフロイグ蒸溜所の新製品は全て試飲されてから販売するなど、チャールズ皇太子御用達ウイスキーとして愛されています。
数あるスコッチ・ウイスキーの中でもラフロイグが特にお好きな皇太子は、かなりのウイスキー通と見て間違いないでしょう。

■世界中の熱烈なファンのためにラフロイグが創設したものとは

個性の強さばかりが強調されるラフロイグですが、ラフロイグを愛してやまないファンが世界中に存在します。
そんなファンとラフロイグ蒸溜所との絆と交流を深めるため、ラフロイグは1994年にファンクラブを設立しました。
このファンクラブは「フレンズ・オブ・ラフロイグクラブ」（FOLクラブ）と呼ばれ、「ラフロイグ10年」と「ラフロイグ クオーターカスク」、「ラフロイグ セレクト」の中からいずれか1点を購入した20歳以上の人なら誰でも入会できます。
メンバー登録を済ませるとメンバーサイト内でのチャットができたり、オークションに参加することも可能です。
またメンバー向けに販売されるファンクラブ限定のウイスキーが購入できるなど、盛りだくさんの特典が用意されています。
特典の中でも最も魅力的なものが、ラフロイグ蒸溜所が所有する土地の一区画が所有できるというものです。
土地を所有すると皮張りの記録簿に個人情報が管理され、アイラ島にあるラフロイグ蒸溜所のオフィスで閲覧できます。
自分のものとなった土地を訪れることも可能で、そのためにわざわざアイラ島へ訪れる人が世界中で後を絶ちません。
毎年1年に一度だけファンクラブメンバー向けに発売される「ラフロイグカーディス」は、ラフロイグ蒸溜所からのファンへの贈り物です。
なぜならカーディスとは「友情の証」という意味を持つ言葉だからです。