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高品質のブレンド用原酒を使用した爽やかな味わいが楽しめるシングルモルト

■ リキッドライブラリーの中でも人気を誇るおいしさが魅力
「リキッドライブラリー ベンリアック 16年」は、今世界中で話題をさらっているドイツのボトラー「ザ・ウイスキー・エージェンシー」から発売されている商品です。
甘い柑橘系のフルーティな香りに、レモンティーやレモンケーキのクリーミーな味わいがたっぷりと詰まった、爽やかで軽やかな余韻が楽しめる仕上がりとなっています。
リキッドライブラリー セレクションは、ザ・ウイスキー・エージェンシーが手掛けるラインナップの中でも比較的リーズナブルな価格帯になっていることもあってか、お求めやすいシリーズとしても人気があります。
特に「リキッドライブラリー ベンリアック 16年」はフルーツの爽やかなアロマとレモンのフレーバーが前面に押し出されているため、シングルモルト・ウイスキーを初めていただく人にも大変飲みやすくなっています。
数あるリキッドライブラリーの中からウイスキー初心者が選んでも、おいしくいただけることは間違いないおすすめの一本です。

■ 世界を代表するボトラーに成長
世界はもとより、近年日本の市場でも大きな注目を集めている「ザ・ウイスキー・エージェンシー」は、カーステン・エルーリヒ氏が立ち上げた非常にこだわりの強いボトラーとしても知られています。
ザ・ウイスキー・エージェンシーは、リンブルグ・ウイスキーフェアの運営に携わったメンバーも立ち上げに加わっており、今や世界を代表するボトラーへと成長しました。
毎年春にドイツのリンブルグで開催される「リンブルグ・ウイスキーフェア」において、カーステン・エルーリヒ氏はフェア公式ボトルの選定に携わります。
この公式ボトルはフェア開催中にだけ販売される商品ですが、近年は人気が沸騰していることもあって、フェア期間以外に販売されるほどの大人気ボトルです。

■ ベンリアック蒸溜所の歴史
「リキッドライブラリー ベンリアック 16年」のモルト原酒を保有していたのは、スコットランド・マレーのタウンであるエルギン近郊に位置する場所にあったベンリアック蒸溜所です。
スペイサイド地域に分類されるベンリアック蒸溜所の設計にはチャールズ・ドイグ氏が携わりました。
スぺイサイドは50近くの蒸溜所が林立する地域としても知られており、そんな中でベンリアック蒸溜所は誕生することになります。
John Duff＆Co.によってベンリアック・グレンリベット蒸溜所として1898年に始まったのが、ベンリアック蒸溜所の起源です。
しかし設立されてからわずか2年後に起きたパティソン事件でベンリアック蒸溜所は蒸溜停止に追い込まれます。
パティソン事件とは、「パティソン・ウイスキー」 という名前のブレンデッド・ウイスキーを販売していたパティソン社が倒産したことに端を発します。
パティソン社の倒産で10社ほどのウイスキー関連会社と、多くの小規模の子会社が芋づる式に倒産していきました。
これによってベンリアック蒸溜所は1965年に蒸溜を再開するまで、隣接したロングモーン蒸溜所のモルティングのみを行うことになります。
1965年、ザ・グレンリベット＆グレン・グラント・ディスティラーズによって蒸溜を再開したベンリアック蒸溜所ですが、1978年にはグレンリベット社の買収に伴いシーグラム（現在のペルノリカール）の傘下に入ります。
しかしベンリアックは高い評価を持つブレンド原酒を所有していたため、1994年には初めてとなるオフィシャルシングルモルトを完成させました。
歴史ある蒸溜所が建ち並ぶスぺイサイドにあって後発といってもよいほどですが、その個性的なピーティータイプのシングルモルトは、ベンリアック蒸溜所を代表する人気を誇っています。
2004年にベンリアック・ディスティラリー・カンパニーが設立されてからは4基のスチルを備え、年間280万ℓのアルコール生産量を誇るようになりました。
ベンリアック蒸溜所は、現在もフロアモルティングを手掛ける数少ない蒸溜所としても有名です。