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リリース本数が大変少ないザ・ウイスキー・エージェンシーの人気ウイスキー


■日本でも話題沸騰中の人気銘柄

「リキッドライブラリー クライヌリッシュ 19年 1995」は、ドイツの新生ボトラー「ザ・ウイスキー・エージェンシー（The Whisky Agency）」が手掛けたウイスキーです。
蒸溜年は1995年で、19年の熟成年数を経て2014年にボトリングされました。
洋ナシやレモンキャンディのフレッシュでスイーティーな香りと、リンゴや完熟した洋ナシの味わいが魅力のボディです。
フィニッシュではミントの香りが爽やかに駆け抜け、オイリーさが長い余韻を残す仕上がりとなっています。
「リキッドライブラリー クライヌリッシュ 19年 1995」は295本のみの限定販売品とあって、リキッドライブラリーシリーズファンの人気を集めました。
また芸術的なラベルデザインもリキッドライブラリーの魅力の一つで、ファンだけでなく美術や芸術に秀でた人たちからも発売されるたびに注目されています。
日本市場からも熱いまなざしで注視されている「ザ・ウイスキー・エージェンシー（The Whisky Agency）」による、新しい魅力がたっぷりと詰まったウイスキーです。

■ザ・ウイスキー・エージェンシーの誕生

日本はもとより今や全世界中にその名を轟かすようになった「ザ・ウイスキー・エージェンシー（TWA）」は、カーステン・エルーリヒ氏と「リンブルグ・ウイスキーフェア」の運営に携わったメンバーたちが立ち上げたブランドです。
「リンブルグ・ウイスキーフェア」は毎年春にドイツで開催されるフェアのことで、フェア開催中に販売されるザ・ウイスキー・エージェンシー・フェア公式ボトルも人気を集めています。
ザ・ウイスキー・エージェンシーはスコットランドの良質なカスク（樽）のみを慎重に厳選し、ボトリングしているボトラーです。
設立以前からすでにヨーロッパ中に独自に構築したネットワークを保有していたザ・ウイスキー・エージェンシーは、ネットワークを駆使してスコットランドから良質の樽を大量購入していました。
そして厳選された良質の樽を大量保有することによって、長期的かつ永続的にリリースすることを目的としています。
永続的に安定したリリースの実現には、何より保有する樽の品質が重要です。
ザ・ウイスキー・エージェンシーでは対象とする全ての樽からサンプリングを行い、じっくりと時間をかけて慎重に樽選びを行っています。

■リキッドライブラリー・シリーズが持つ魅力

ザ・ウイスキー・エージェンシーが手掛けるリキッドライブラリー・シリーズには、今ではなくなってしまった蒸溜所のモルト（原酒）を使用しているウイスキーがあります。
これらのモルトは今後造られることがない大変貴重なもので、ザ・ウイスキー・エージェンシーでは慎重に慎重を重ねてボトリングしています。
スコットランドでも最古の蒸溜所の一つといわれている「リトルミル蒸溜所」は、1772年に創業を開始した蒸溜所です。
ハイランドとローランドの境近くにあり、オーヘントッシャン北西部のクライド川に面した場所に建っていました。
ウイスキーの仕込みにはハイランド産の仕込み水（プロセスウオーター）を使用していましたが、ローランドモルトに分類されます。
1994年にリトルミル蒸溜所が閉鎖されて以降は、2004年に起きた火災によって残存していた建物も焼失しました。
残っていたモルトはハート・ブラザーズ社やハンターレイン社、キングスバリー社などが「リトルミル25年」や「リトルミル22年」、「リトルミル24年」といったシングルモルトウイスキーとして販売しています。
ザ・ウイスキー・エージェンシーのリキッドライブラリー・シリーズからも、リトルミル蒸溜所のモルトを使ったシングルモルトウイスキーが発売されており、「リキッドライブラリー リトルミル24年」は往年のリトルミルの味わいを再現したウイスキーとして人気です。
リキッドライブラリー・シリーズはリトルミル蒸溜所のように、現在ではなくなってしまった蒸溜所のウイスキーが楽しめることも大きな魅力となっています。