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数量限定で希少な「ザ・マッカラン M ブラック 2017」

■「ザ・マッカラン M ブラック 2017」の特徴

「ザ・マッカラン M ブラック 2017」は、ザ・マッカラン蒸溜所のウイスキー造りの最高責任者に加えて、クリエイティブディレクターのファビアン・バロンとガラス工芸家のラリックがチームを組み、造り出したアイコニックなウイスキーです。
シェリーの香りを付けたオーク樽6つと3バット、3つのホッグズヘッドをヴァッテイングさせています。
アメリカ40州の限定販売で、数量もわずか725本のシリアルナンバー入りラリックオリジナルクリスタルボトルに詰められた、流通量の限られたレアなウイスキーです。

■ザ・マッカラン蒸溜所の歴史

ザ・マッカラン蒸溜所は、1824年にハイランド地方で2番目に合法的なラインセンスを取得した老舗の名門蒸溜所として知られていますが、その歴史は古く、200年近く前にさかのぼります。
1700年代の初頭にはマッカラン農場が生み出す「いのちの水」として、ウイスキーが名を馳せていたといわれているのです。
大麦の栽培から樽造りまで自社製造にこだわる製法は、その後300年を経た現在でも脈々と受け継がれています。
第一次世界大戦や第二次世界大戦といった戦時下においても国の圧力に屈せず、ウイスキーの品質を守り続けてきた妥協なき産物です。

■ザ・マッカラン蒸溜所のこだわりの製法

シングルモルトのロールスロイスと讃えられるザ・マッカランは大麦麦芽と水、イースト菌の極めてピュアな原料だけで造られています。
コンチェルト大麦をメインに、モメンタムという品種なども栽培していますが、厳しい基準を満たす一級品以外を使用することはありません。
イースト菌については醸造業者のイーストを使用していた時期もありましたが、品質基準を高めるため、外部業者からの仕入れを取りやめ、独自製造の蒸溜所イーストに切り替えました。
水は蒸溜所のすぐそばに湧き出る泉の湧き水で、ピュアでミネラルたっぷりの清らかな水を使っています。
どの素材も厳選されたものだけで、上質なフレーバーを生み出すために欠かせません。
ザ・マッカラン蒸溜所では熟成させる樽には、何よりもこだわりを持っています。
熟成する樽こそが、ウイスキーの香りや味わいなどに大きな影響を与えるというポリシーを持っているためです。
樽の加工も自社で手掛けいる、こだわりようです。
切り出した樹木に含まれる油分は渋みが極めて強く、しっかりと乾燥させなければなりません。
乾燥方法としては、大きく分けて人工的なキルン乾燥と空気乾燥があります。
人工的な方法をとことん嫌うザ・マッカラン蒸溜所では、あえて手間暇がかかる空気乾燥のみを採用しています。
長い期間がかかっても、ウイスキーの熟成に必要な木独特の特徴を引き出せるためです。
伐採地で最低1年間かけて乾燥を行い、その後に樽板として四分びき材へと切断されます。
アメリカから輸入された樽板を用いる場合には、太陽が降り注ぐスペインへといったん輸送し、自然の陽光のもとでもう1年寝かすという徹底ぶりです。
木の含水率が12～16％に下がったのを確認し、ようやく職人によって樽へと加工されるのです。
そして、ザ・マッカラン蒸溜所のマスター・オブ・ウッドからの承認を与えられた樽のみが、近くに位置しているシェリーボデガと呼ばれるワインセラーへ送られます。
そして、ボデガにおいては、加工された樽にドライなオロロソシェリーが詰められ、少なくとも12～18ヶ月間じっくりと寝かされることになるのです。
ザ・マッカランを育むために造られる専用のシェリー樽は、木の伐採から蒸溜されたスピリッツの樽入れまでに、何と約6年もの歳月がかけられています
さらにザ・マッカランの原酒となるまで、貯蔵庫で10年から30年を超える長い眠りにつくことになります。
その間も絶えず、熟練の職人がサンプリングを行い、色合いのチェックや、目指すべき状態へと熟成が進んでいるかチェックされ続けていくのです。