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クリスタルデキャンタに詰められた「ザ・マッカラン No.6」


■「ザ・マッカラン No.6」の日本での限定リリースについて

「ザ・マッカラン No.6」は、シングルモルトのロールスロイスと称される世界最高レベルのザ・マッカランを美しいスペシャルデキャンタに詰めて、数量限定で発売されたものです。
日本国内の市場では、サントリーが2015年5月12日から200本限定で、700mlボトルが50万円の価格で発売されました。
シェリー樽原酒を100％使用した、レーズンやイチジクを思わせる香りと滑らかな味わいと長く続く余韻が楽しめます。
アルコール度数は43.0％、シェリー樽100％熟成と天然色にこだわった1824シリーズの限定デキャンタバージョンとなっています。
No.6のネーミングは、マッカラン蒸溜所が掲げるウイスキー造りの6つの要素シックスピラーズに由来しており、まさにザ・マッカランブランド最高峰に位置付けられる限定ボトルです。
最高レベルのザ・マッカランを、1926年創業の高級クリスタルブランドであるフランス・ラリック社が手掛けた特製のクリスタルデキャンタに詰め込んだ、見た目にも華やかで高級感に溢れています。
フランス・ラリック社はハンドメイドを徹底して貫いており、熟練の職人によるディテールと造形美の美しさを楽しみながら、珠玉のウイスキーを堪能することができます。

■「ザ・マッカラン No.6」が生み出された蒸溜所の歴史と環境

ザ・マッカランは世界有数のコンペティションで数々のナンバーワンを取得し、ロンドンの名門老舗百貨店であるハロッズのウイスキー読本において「シングルモルトのロールスロイス」と讃えられた栄誉を持ちます。
ザ・マッカラン蒸溜所は、優れたウイスキー造りの地として名高いスコットランドのアイラ島にあるスペイサイド地方に位置している歴史ある蒸溜所です。
風土と環境に恵まれたスペイサイドの美しい景色と、今も大切に残されている雄大な自然に囲まれた中で、世界最高峰と讃えられるシングルモルトを製造しています。
ザ・マッカラン蒸溜所は今から200年ほど前の1824年に、ハイランド地区で2番目となる蒸溜ライセンスを取得しました。
実際にウイスキー造りをスタートさせたのは、それより100年ほど前、現在から300年以上も前の1700年代といわれています。
1700年代初頭にはすでに「いのちの水」と讃えられ、島から都会へと運ばれて広まっていた歴史と伝統を持っていました。
1800年代には密造酒造りが問題となり、政府が正当に操業する蒸溜所にライセンスを与える制度が創設された経緯があります。
そうした時代の要請の中で、ウイスキー造りへの信念と伝統と実績を認められ、合法的に蒸溜が行える政府登録蒸溜所として発足した名門中の名門といえる蒸溜所です。

■シングルモルト造りへの徹底したこだわり

ザ・マッカラン蒸溜所があるスペイサイド地方の名前の由来でもスペイ川は、イギリスでも一番を誇る急流で知られていますが、その浅瀬に位置する村の対岸の木立の中にザ・マッカランエステートがあります。
自社農場で丁寧に育てられたミンストレル大麦を使い、スペイ川ほとりの泉の湧き水を用いて麦芽を作って発酵を行うという、全ての工程を自社生産で行っているのも、ザ・マッカラン蒸溜所のこだわりの一つです。
歴史ある著名な蒸溜所が数多くあるスペイサイド地方でも、最小サイズとなるユニークな小型蒸溜釜は一つひとつ形が異なっています。
形状が異なるゆえに、それぞれがザ・マッカラン特有のリッチでフルーティ、フルボディのウイスキーを育む役割を担っているのです。
ザ・マッカラン蒸溜所の最大のこだわりである熟成樽は自社で原木を切り出すところから製造した樽に、シェリーを詰めて2年から3年にわたって熟成させた後、ようやくザ・マッカランの熟成に使われます。
ザ・マッカランは徹底して無着色にこだわってきました。
それが実現するのは、こだわり抜いたシェリー樽からにじみ出る赤みの強い琥珀色が自然に優雅な色彩を生み出すからです。