お酒買取なら大阪のネオプライス

ザ・マッカラン 1980 エクセプショナル シングル カスク


■「ザ・マッカラン 1980 エクセプショナル シングル カスク」の特徴

「ザ・マッカラン 1980 エクセプショナル シングル カスク」は、1980年11月に蒸溜されてシェリー樽で20年を超える熟成期間を経て、2002年にボトリングされたシングルモルトです。
エクセプショナルのコンセプトのもとで数量限定で販売され、極めて市場流通量が少ない貴重な一本となっています。

■シングルモルトへの並々ならぬこだわり

ザ・マッカランはシングルモルト界のロールスロイスと讃えられ、世界最高レベルのシングルモルトとしての地位を築き上げました。
世界のウイスキー愛好家を魅了し続けるのは、ザ・マッカランにしかできない、並々ならぬこだわりの製法があるからです。
「ザ・マッカラン 1980 エクセプショナル シングル カスク」の熟成に使われたシェリー樽は、樽材の選定と伐採からスタートし、1年かけて天日乾燥された後、自社の熟練の職人の手によって丁寧に加工されます。
樽造りの最高責任者による厳しい基準をクリアし、承認された樽だけがスペインへと送られ、名産のシェリー酒を詰められ、最適な環境の中で1年から2年かけて熟成されます。
ザ・マッカランの熟成樽になるまでに、すでに6年近い歳月と手間がかけられているのです。
樽に詰められるニューメイクスピリッツはザ・マッカラン蒸溜所が長年の経験をもとに、独自設計した最小サイズで独特な形状の蒸溜釜で一滴一滴ゆっくりと時間をかけて蒸溜されます。
実際に樽に詰められるのは、厳選され抜かれた、わずか16％余りです。
最高の中の最高だけを樽に詰め、長い眠りへとつきます。
熟成期間中も絶えずサンプリングがなされて、納得のいく方向へと熟成が進んでいるかをチェックされます。
20年余りの歳月をかけて熟成された樽原酒をさらに厳選し尽くし、「ザ・マッカラン 1980 エクセプショナル シングル カスク」が生み出されたのです。

■ザ・マッカラン蒸溜所の妥協を許さない歴史

ザ・マッカラン蒸溜所は1824年に合法的に蒸溜が行える政府登録蒸溜所として発足しましたが、その歴史はさらに古く1700年代初頭には「いのちの水」として名声を得ていたと伝えられています。
現在に至るまでの間には2度の世界大戦があり、ウイスキー製造者は本来のウイスキー造りができない過酷な環境と統制のもとに置かれたものです。
ですが、ザ・マッカラン蒸溜所の伝統と経営を守るために組織されたケンプ・トラストは国からの要請もはねのける精神を持ち、ウイスキーの品質を低下させることに徹底的にあらがいました。
これによって、ザ・マッカランの品質と伝統を守り抜いてきたのです。
第二次世界大戦時下では、ウイスキーの原料となる穀物が配給制度によって価格がつり上がりました。
ウイスキー造りを続けるためには高価な原材料を仕入れざるを得なくなりましたが、ザ・マッカラン蒸溜所は受け継がれてきた伝統を守るために、妥協することはしませんでした。
2度にわたる戦争と原料の供給不足などにより、多くの蒸溜所は長期熟成期間を経たウイスキーの在庫が不足し、満足のいくウイスキーを販売できる状況にはなかったのです。
一方で、原材料の高騰や販売税の引き上げにより、目先の利益を確保するために、手持ちの在庫をどんどん売りに出してしまう蒸溜所も少なくありませんでした。
そのような中でもザ・マッカラン蒸溜所では長期的な安定供給を目指し、熟成在庫を極端に減らしたり、熟成度の低い蒸溜酒を用いたりもせず、ウイスキーの品質を落とすことは一切行わなかったのです。
時代を切り抜けるために在庫を手放すよりも、伝統の味を守り続けるために貴重な在庫を守り抜く選択をしました。
経営が厳しいときでも外部からの投資に頼ることはなく、ケンプ・トラストによる一致団結したファミリー・ビジネスを維持することで、大切な伝統の技と熟成されたシングルモルトを守り抜いてきた歴史を持っています。