menu list買取商品 - マルス 駒ヶ岳 22年 シングルモルト
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マルス 駒ヶ岳 22年 シングルモルトの高価買取致します
マルス 駒ヶ岳 22年 シングルモルトのご紹介
買取参考価格 | 30000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 本坊酒造 マルス信州蒸溜所 |
地方 | 長野県 |
地区 | 上伊那郡宮田村 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
タイプ | 750ml/43度 |
マルス信州蒸溜所にてアメリカンホワイトオーク樽をはじめとする4丁の樽から選定された原酒をバッティングし、数量1359本のみ限定でボトリングしたのが「マルス 駒ヶ岳 22年 シングルモルト」です。
すでに製造中止となり終売しているため、大変希少な銘柄となっております。
アメリカンホワイトオーク由来の重厚感と、シェリー樽熟成による熟した果実の香りが豊かに広がり絶妙なバランスで調和した逸品です。
熟成したモルトウイスキーの醍醐味である複雑な香味を存分にお愉しみいただけます。
マルス 駒ヶ岳 22年 シングルモルトの歴史
駒ヶ岳山麓の風土が溶け込む日本ウイスキーの希少ボトル
■鹿児島の蒸溜所が洋酒生産のために山梨へ
マルスウィスキーを製造する本坊酒造株式会社は、鹿児島を本拠地とする焼酎の酒造でした。
ウィスキーの製造免許を取得したのは1949年、ただその後も自社でウィスキーを生産することはなく、11年他社のモルトとグレーンをブレンドしていた歴史があります。
本坊酒造が本格的に洋酒作を開始したのは、1960年のことでした。
そのときウィスキーやワインなどを作る拠点として選んだのが山梨の地であり、この蒸溜所でウィスキー作を担当したのが、岩井喜一郎氏です。
岩井氏の名を知る人は、おそらく日本のウィスキーの始祖である竹鶴政孝氏の摂津酒造時代の上司であり、かの竹鶴レポートを保管していた人物としてご存じでしょう。
本坊酒造で製造を担当していた本坊蔵吉氏が恩師で岳父の岩井氏に教えを請い、岩井氏は摂津酒造を退任したのち本坊酒造株式会社の顧問に就任しています。
マルスウィスキーはその岩井氏が手掛けた国産ウィスキーであり、竹鶴レポートをもとにポットスティルによって作られたウィスキー原酒から誕生したのです。
スコットランドの正統ウィスキーを忠実に再現し、それを超えるジャパニーズウィスキーを誕生させたのは、日本に本物のウィスキー文化を築きたかった技術者の熱い想いといえるでしょう。
その後蒸溜所は風土を活かしたウィスキーを作るという夢の実現のため、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓に移り、標高798mの地にマルス信州蒸溜所を開設することになります。
■「西の雄」の誕生
マルスウィスキーは「西の雄」という冠を擁しています。
岩井氏が蒸溜工場を設計し生産指導にあたったウィスキーは、第1次「地ウィスキー」ブームが高まる中、1985年に中央アルプス山麓へと居を移しました。
マルス信州蒸溜所のある地は霧深い山麓の中、冷涼でミネラルを豊富に含んだ良質な水を豊富に得られる土壌です。
ウィスキー作りに欠かせない良質な水を受け継がれた技術によって磨き上げ、マルスウィスキーはこの地でウィスキーの「西の雄」という確固たる地位を築くのです。
今でこそジャパニーズウィスキーは、世界5大ウィスキーのひとつに数えられます。
こうした独自の個性を生み出したのは、紛れもなく国産ウィスキー黎明期を支えたマルスウィスキーの偉業があってこそでしょう。
地ウィスキーというのは、簡単にいえば地方で小規模に作られる少量生産のウィスキーのことです。
その地域ならではの味が溶け込み、飲めばその土地の風土が全身に広がるような地味豊かなウィスキーこそ、マルスウィスキーが求めた地ウィスキーといます。
■岩井ポットスチルが生み出した星
マルスウィスキーを造り出したのは、岩井氏が設計した「岩井ポットスチル」と呼ばれる蒸溜設備です。
スコットランドへ留学した竹鶴政孝氏がまとめたウィスキー報告書、いわゆる竹鶴レポートを提出された岩井氏が、それをもとに設計したポットスチルがすべての始まりでした。
今でこそ日本全国に9つもの蔵や蒸溜所、ワイナリーを持つ本坊酒造ですが、最初からすべてがうまくいったわけではありません。
マルスウィスキーが地ウィスキーの代表銘柄として名を馳せた後、1989年の酒税法改正によってウィスキー需要は急激に低迷し、3年後にはマルス信州蒸溜所も蒸溜休止を余儀なくされます。
しかし酒造は貯蔵庫に眠る原酒を大切に育て、マルスウィスキーの灯が消えないよう守り続けました。
そして再び国産ウィスキーに注目が集まり始めた2009年、岩井ポットスティル稼働から半世紀を記念してブレンデッドウイスキー「岩井トラディション」を発売し、翌年にマルス信州蒸溜所を再開したのです。
復活を遂げたマルスウィスキーは、ワールド・ウィスキー・アワードやアイコンズ・オブ・ウィスキーなどのコンテストで評価され、世界が認める日本ウィスキーの代表銘柄と輝きました。
「マルス」の名は本坊酒造が創業当時からシンボルとする星の中で、軍神・農耕神である火星のマーズに由来しています。
岩井ポットスチルが生み出した星は、世界に誇るジャパニーズウィスキーとして今も強く輝き続けているのです。
■マルス 駒ヶ岳 22年 シングルモルト
マルス 駒ヶ岳 22年 シングルモルトは、マルス信州蒸溜所でアメリカンホワイトオーク樽など厳選された原酒から1,359本のみ限定してボトリングされた希少銘柄です。
製造中止で終売されているのでなかなか見る機会がないボトルですが、出会えたらモルトウィスキーならではの複雑な香味を存分に味わうことができるでしょう。
込められた先人たちの想いと共に、じっくりと味わいたい逸品です。
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