menu list買取商品 - ニッカ シングルカスクモルト 25年 仙台宮城峡蒸留所限定
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ニッカ シングルカスクモルト 25年 仙台宮城峡蒸留所限定の高価買取致します
ニッカ シングルカスクモルト 25年 仙台宮城峡蒸留所限定のご紹介
買取参考価格 | 100000円前後
生産国 | 日本 |
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生産者名 | 宮城峡蒸留所 |
地方 | 宮城県 |
地区 | 仙台市青葉区 |
分類 | モルトウイスキー |
タイプ | 500ml/59度 |
「宮城峡」ブランドの中でも、こちらの「シングルカスク原酒25年」はニッカウヰスキーが所有する宮城峡蒸留所でのみ直販されているため、現地以外の店頭では入手することができない貴重な1本です。
市販されているウイスキーは、いくつかの樽からブレンドして風味や香り、アルコール度数を調節していますが、原酒(シングルカスク)は、特別に選ばれた一つの樽のモルトウイスキーをそのままボトリングしたもので、香りが非常に良く、アルコール度数が高いのが特徴です。
蒸溜所では、樽の材質や使用回数、焼き方やサイズなどを変えて貯蔵することで、様々な個性を持つウイスキーを作り出しており、樽が異なればその味わいもそれぞれ変化します。
原酒の持つ芳醇で個性的な味わいをお愉しみいただけます。
ニッカ シングルカスクモルト 25年 仙台宮城峡蒸留所限定の歴史
ウィスキーの父が30年後に追い求めた夢
■ニッカウヰスキー誕生から30年後の夢
ニッカウヰスキーの蒸留所と言えば、誰もが北海道余市を思い浮かべるのではないでしょうか。
でも実は宮城県仙台の宮城峡にも、竹鶴政孝氏の夢を実現した蒸留所が存在しています。
余市で初のウィスキーを創り上げた約30年後、竹鶴氏と当時北海道工場の工場長であった息子の竹鶴威氏は、新天地を求めて動き出します。
若きスタッフたちと共に探し求めた結果、竹鶴氏が見出した地が宮城峡でした。
宮城峡は仙台から西へ約25キロほどにあり、山形県との県境近くにあります。
広瀬川と新川という2つの清流が混ざり、あたりは今も緑豊かな渓谷美に包まれている美しい土地です。
竹鶴氏はこの地を最初に訪れた時、持参したブラックニッカを新川の水で割って飲み、その場で建設を決定したという逸話が残っています。
それほどまでに、ニッカウヰスキーとの相性が抜群の清流だったということでしょう。
なぜ第二蒸留所を必要としたかと言うと、異なる蒸留所で生まれた複数の原酒を合わせて、深い味わいのウィスキーを創るためです。
理想の原酒ブレンドを実現するために、30年の年月を経てまた、新たな夢の実現を試みたのです。
■モルトとグレーンの最高のブレンドを求めて
当時ニッカウヰスキーは、ハイニッカという日本初のモルトウィスキーとグレーンウィスキーのブレンドを発表し、一大ブームを巻き起こしていた最中です。
日本にもすっかりウィスキーの文化が根差していましたが、そこから更に豊かな味わいを求めるために、どうしても第二蒸留所の建設は必要とされていたのです。
ただし、蒸留方式は余市とはまったく異なり、新しい華やかな個性を持つ原酒づくりが始められました。
軽快なモルト原酒を得ることで、余市とのブレンドで幅広いダイナックレンジを得ようと計画したのです。
求めたのはスコットランドのローランドで作られるようなウィスキーで、気候風土もローランドに似た宮城峡が候補に挙がったと言います。
方式は蒸気間接蒸留方式と呼ばれるもので、スチームを使ってじっくり130℃で蒸留が行われました。
素人目に見てもポットスチルの胴体が異なり、丸みのあるバルジ型になっていますので、余市と比較して工場見学に行くと楽しめるでしょう。
当時この方式で蒸留をしたことのあるスタッフはいませんでしたが、竹鶴氏の留学時代の知識をベースに試行錯誤した結果、見事にローランドタイプの原酒が誕生したのです。
実は、導入した当時ですら、すでに旧式とされていたカフェ式連続式蒸留機が選ばれた事も特筆すべき点です。
竹鶴氏が旧式にこだわったのは、原料本来の風味を醸し出すためです。
旧式とされたのは雑味成分が残りやすいためですが、竹鶴氏は雑味は残さず甘味や香りに変えることが出来たのですから、非常に高い技術と言えます。
すでに大きな成功を収めていたにも関わらず、一切の妥協を許さず高い理想を追い求めたその強さは、美味しさとなってウィスキーの中にしっかりと溶け込んでいます。
■宮城峡ブランドが誇る「シングルカスク原酒25年」
宮城峡ブランドの中でも、シングルカスク宮城峡25年は、この宮城峡蒸留所でのみ直販されているものです。
現地以外では入手は出来ませんので、とても貴重な1本と言えるでしょう。
宮城峡蒸留所では、今も変わらず情熱を持ってウィスキーを造り続けています。
でもそのウィスキーが、年月だけが醸し出せる同じ重みを纏うことができるのは、当然ながら25年後のことになります。
蒸溜において、樽の材質や内部の焼き方によって個性が変わるのはもちろんですし、樽の使用回数によっても異なる味わいが生まれます。
それをダイレクトに味わえるのが原酒の魅力です。
もし、余市のシングルカスク原酒25年を味わったことのある人なら、宮城峡の25年と比べてみるのもまた一興でしょう。
ニッカの持つ芳醇で豊かな味わいを愉しめるのはもちろんですが、竹鶴氏に加えて息子の威氏の情熱までも加わった深い味わいになっているのですから。
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