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日本向け数量限定発売の宮城峡 モスカテルウッドフィニッシュ

■日本で数量限定販売
NIKKA（ニッカ） シングルモルト宮城峡 モスカテルウッドフィニッシュは2017年9月26日（火）から各3,500本の数量限定発売された700mlボトルのウイスキーでアルコール度数は46％、メーカー参考小売価格は税別15,000円でした。
新しいタイプの限定品を発売するに至った理由として、販売元のアサヒビール株式会社と製造元のニッカウヰスキー株式会社は近年のウイスキーへの興味や関心の高まりを挙げています。
ハイボールブームなどが火付け役となり、ウイスキー市場が拡大していくなかで、蒸溜所の個性を味わえるシングルモルトウイスキーをさらに進化させた、新しいテイストと風味のウイスキーを誕生させたのです。
そのままでも美味しい人気のシングルモルト宮城峡をさらにモスカテル樽で追熟させることで、宮城峡蒸留所のシングルモルトの個性を一層際立たせながらも、フィニッシュ仕上げならではの独特の個性をもつウイスキーを造り上げました。

■どんなウイスキーなのか
NIKKA（ニッカ） シングルモルト宮城峡 モスカテルウッドフィニッシュはモスカテル種のブドウから醸造された酒精強化ワインの樽に、華やかで軽やかな味わいのシングルモルト宮城峡を詰め、さらに約1年かけて追熟を行ったものです。
モスカテル種はポルトガル南部のセトゥーバル地区で栽培されるブドウの品種であり、酒精強化ワインとは醸造過程でさらにアルコールを添加して、アルコール度数を高めて仕上げたワインのことです。
NIKKA（ニッカ） シングルモルト宮城峡 モスカテルウッドフィニッシュは、追熟させることでモスカテル樽由来の甘美でフルーティーな味わいが楽しめる仕上がりになっています。
冷却ろ過を行わずにボトリングされているので、樽出しの味わいをそのままに、豊かで複雑な味わいを堪能できます。
マスカットを思わせるフルーティーでフレッシュな香りと、モルトの香ばしさや樽の香りとのハーモニーが楽しめることでしょう。
爽やかな甘さとビターな樽香が融合された洗練された味わいも魅力です。

■宮城峡蒸溜所の歴史と余市とは異なるウイスキー造り
風合いの異なるモルト原酒をブレンドすることで、より味わい深いウイスキーが生み出されるとの信念を抱いていた竹鶴政孝が、その夢を実現するため第二の蒸留所建設の地として選んだのが宮城峡でした。
既存の蒸留所である余市とは異なるモルト原酒を造りたいとの思いで、風土の異なる場所を選びました。
30代の職人を集めて、若手とともに夢を叶える新しいウイスキー造りにチャレンジをする蒸留所としてスタートさせたのです。
発酵や蒸溜から熟成に至るまで工夫を積み重ね、常に新しいウイスキーを追求し続けました。
ブレンダーと連携しながら、大胆な発想で個性あふれる様々な原酒づくりにチャレンジしたのです。
宮城峡モルトは余市蒸留所の石炭直火蒸溜とはことなる、スチームによる間接蒸溜を採用しています。
上向きのラインアームを持つバルジ型のポットスチルを導入したことで、蒸溜のプロセスで蒸気と香味成分が何度も繰り返し釜に戻るため、その間に香りが洗練され、味わいは凝縮されるのです。
宮城峡モルトは力強い余市モルトよりやわらかですが、非常にバランスがとれています。
フルーティーで円やかな宮城峡のシングルモルトは、シングルモルト初心者にも飲みやすく広く愛されています。
緑豊かな峡谷で育まれるモルトはその環境を映し出すように、穏やかでバランスのとれたシングルモルトに仕上がります。
果実を連想させるような瑞々しく華やかな香りでふくよかな甘さを感じさせる味わいを持ちながら、軽快でスムースです。
余市蒸留所のシングルモルトは力強く男性的と称されますが、その対極にある宮城峡蒸留所のシングルモルトは女性的と評価されています。
女性をはじめ、ウイスキーに慣れていない方でも飲み飽きない宮城郷シングルモルトを贅沢にモスカテルウッドで追熟させたのがNIKKA（ニッカ） シングルモルト宮城峡 モスカテルウッドフィニッシュなのです。