お酒買取なら大阪のネオプライス

ヴィンテージの味わいを楽しめる宮城峡 1989 宮城峡蒸留所 20年貯蔵

■20年熟成のレアものウイスキー
NIKKA（ニッカ） 宮城峡 1989 宮城峡蒸留所 20年貯蔵は宮城県にある宮城峡蒸留所で1989年に蒸留されて樽詰めされた原酒を20年にわたって長期熟成させたウヰスキーです。
長期熟成ならではの円やかな味わいや豊かな芳香を楽しむことができます。
アルコール度数は50%と長期熟成のウイスキーとしては抑えめにバッティングがなされており、 これによって森と川に抱かれた宮城峡蒸留所ならではの華やかでフルーティーな香りが失われないように工夫が凝らされているのです。
長期熟成ならではのゴールドかかった美しい琥珀色を宿し、甘やかな樽熟成香が漂ってきます。
長期熟成のコクのある甘さに宮城峡原酒ならではの円やかな口当たりとともに、苔むした岩を山奥の清流のような深みのあるスッキリ感や、ミントやハーブのような爽やかな味わいが楽しめまるのが特徴といえるでしょう。

■竹鶴政孝の想いが宿った自然と共生する宮城峡蒸溜所
宮城峡蒸溜所は竹鶴政孝がウイスキー造りには異なる特性のモルト原酒が必要という信念のもと、北海道の余市蒸留所に次いでニッカウヰスキーの2番目の蒸留所として宮城県の仙台に開設されました。
余市蒸留所が開設されたのは戦前の1934年のことでしたが、宮城峡蒸溜所はそれから約30年たった1969年、戦後の復興で盛り上がる高度成長期のことでした。
とはいえ、高度な開発をするのではなく、自然の地形や森林を可能な限り守り、景観の美しさも考慮された設計のもとて建設されています。
それは、自然を大切にしなければ美味しいウイスキーはできないという、竹鶴政孝の自然への敬意が反映されているといわれています。
彼は工場建設のための森林伐採は最低限に抑えるよう指示をし、昭和の時代にあって電線を全て地下に埋設するという現代でも成し遂げるのが難しいような画期的な蒸留所建設を行いました。
自然を残すということは、美味しく高品質なウイスキー造りにも繋がっています。
蒸留所の貯蔵庫を豊かな森が取り囲むことで、木が呼吸し光合成をすることで発生する酸素や木々や川から上がってくる水蒸気で樽が乾燥から守られ、湿潤な環境の中でゆっくりと味わい深いウイスキーへと進化していくからです。

■東北ながらも穏やかな気候と軟らかな水の恵み
宮城峡蒸溜所は冷涼な東北地方の山間部にありますが、北海道の余市蒸溜所と比べれば年間の平均気温が2℃ほど高くなっています。
また、北の海に面した余市蒸留所とは異なり、山形県との県境に位置する内陸部にあたるため、海や潮風の影響を受けることはありません。
広瀬川と新川の2つの川に挟まれた場所で、年間を通じて川霧や靄が蒸溜所を包みこみ、冬場には降り積もった雪で自然に湿度が保たれます。
深い森林と豊かな水という恵まれた環境において生み出される湿潤で澄んだ空気は樽を乾燥から守ってくれ、樽の豊かな香りを封じ込めることができるのです。
仕込み水には蔵王連峰を経て流れてくる新川の伏流水を用いています。
日本に数ある蒸溜所で使用されているその土地土地の水の中でもミネラル分が少なく、硬度が低くなっており、大変に軟らかな水です。
ウイスキー造りには余計なミネラルは不要で、ウイスキー本来の風味や樽から宿された熟成された味わいを邪魔する成分がほとんど含まれていないのが新川の伏流水の魅力です。

■華やかさが魅力の宮城峡モルトの特徴
NIKKA（ニッカ） 宮城峡 1989 宮城峡蒸留所 20年貯蔵の原酒となっている宮城峡モルトは華やかで軽やか、ほんのり甘やかという個性を宿しています。
緑豊かで優しい水に育まれ、穏やかな気候の中で育つモルトは、その風土や気候を反映してバランスに優れた穏やかさが魅力です。
この香りや味わいを生み出すために、竹鶴政孝の発案でスチームによる間接蒸溜が採用され、フルーティーで円やかなシングルモルトとして、ウイスキー愛飲家はもちろん、女性にも飲みやすいと広く愛されています。